1101
ひどい目日誌。
授業料を払ってこきつかわれる
わたしたちの記録。

第3回 担当:ウチヤマ

こんにちは。はじめまして。
「ほぼ日式スタッフ募集」で採用になった
「ひどい目隊」の内山宣夫です。
自己紹介のその前に、
ちょっとだけ、このページの説明をさせてください。

タイトルに日誌とありますが、ひどい目隊の勤務は、
月曜日から金曜日の週5日。
ですから、このコーナーは火曜日から土曜日までの
週5回更新される予定です。
原稿を書くローテーションは、
「ムーン・ハリグチさん」→「うりぞうさん」→
そして今日が、わたくし、ルーキー内山です。
脱走者がでないかぎり、
それぞれ、中2日もしくは中3日での登板です。

(で、ここから先は、
ややぞんざいな口調で話をさせてください。
その理由は、のちのちあきらかにいたします)

えっと、まずは、お約束どおりネズアナの偵察から。
今日の収穫。ネズアナには風呂が4つあった。
どうすんのよ? 風呂4つ。
ひとつは、おしおき部屋にして、
もうひとつは、歌のお部屋に改造しても、まだふたつ……。
2階/次長〜部長宅タイプ。使用可能。


3階/係長〜課長宅タイプ。掃除道具が入っていて使用不可


4階/社長または会長宅タイプ。湯舟は総ひのき。使用可能


1階/荷物をどかす根性がありませんでした。
中は、ユニットタイプのお風呂だそうです。


いちおう日誌なんで
本当は、このあとにネズアナの不思議とか、
スタッフミーティングの様子などを、
書かなければいけないんだけど、ごめんなさい。
今回は、とりあえずお風呂の紹介だけです。

どうしても
最初に聞いてほしいことができたので、
予定を変更して、みなさんに宣言します。

postman@1101.comというアドレスに
みなさんがメールを送ってくださると、
darlingはもちろん、
「ほぼ日」の全部のスタッフがそのメールをちゃんと読む。
それも、ほぼリアルタイムで。
このことは、ご存知ですよね?

で、11日の夕方あたりから、
ぼくら「ひどい目隊」あてのメールが
チラホラ届くようになってきた。
あるメールは、文末に控えめに「がんばってくださいね」。
あるメールは、挨拶がわりに「ひどい目どうしてる?」。

はじめにおことわりしておきますが、ぼく個人は、
「ほぼ日式スタッフ募集」に選ばれなかったひとたちへ、
あなたたちのぶんまで頑張りますから、などと、
失礼なことを言うつもりはまったく、
これっぽっちもありません。

ここを誤解してほしくはないのですが、
第一、そんな余裕はぜんぜんないっす。
それに、ぼくらは一人っきりではなんにもできない、
ちっぽけな自分を知っている。

ただね「ひどい目隊」への励ましのメールを読んでいて、
ぞぞーっと鳥肌が立ってきたことは本当なんだ。
なんだよー、ぼくらとみんなは、つながてんだー、
という感じ。

出会うことがないかも知れない
どっかの誰かと、どっかの誰が、
地球の網の目ってやつを通して
「がんばれよ」と「ありがとう」の往復をしている。
これって、ちょっとした奇跡だと思う。

メールをくれたみんなには、迷惑かもしれないけど、
勝手に、ぼくらは、君を友だちだと思うことにした。
今日から「やあ」とか「おっす」の関係だよ。
(だから、この原稿も“ため口”なのさ)

さっき、darlingに
「オレたちにメールが届いてますっ」って報告した。
興奮して、ちょっと声が裏返ったかもしれないなー。
で、darlingは言ったね。

「そんなの最初っからわかってたぜ、ふっ」

ちょっとクールに答えたんだけど、
本当はdarlingも鳥肌だったと思うんだな。

アップルコンピュータが、
ガレージでパソコンをつくり始めた時のように、
「ほぼ日」には、ハッスルが充満している。
そう、毎日が文化祭の前日みたいなんだ。

「どうでもいいようなこと」が、なんだか
「どうでもよくないこと」に思えてきた。
ありがとうのかわりに、こんどは「ひどい目隊」が
みんなを鳥肌にする番だよなぁ。できっかなー?

おっと、自己紹介を忘れてました。
でも、いいよね? もう友だちなんだから。

(追伸)
「ひどい目隊」に届いたメールは、
ひどい目の三人組が返事を書こうと思います。
さっそくdarlingにオッケーをもらいますね。

2000-04-13-THU

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