こんにちは!
まだ、お盆休みの方も多くいらっしゃるのかしら?
この週末に、息子さんや娘さんの
夏休みの宿題を手伝ったお父さん方も
いらっしゃるかもしれませんね?
今日は、自由研究にやる気を出しすぎてしまった
お父さんの特集です。


完璧な昆虫標本 その1

父は戦後大阪の中心部で生まれ育った都会っこです。
その上実家は床屋を開業していたため、
両親とも忙しく働いており、
あまり小さかった頃の楽しい思い出が無かったそうです。
そんな父はまるで自分の
幼い頃の思い出を取り返すかのように、
昆虫採集や魚釣りの大大大好きな大人に
成長してしまいました‥‥。

そんな父ですから、
当然子供の自由研究に
首を突っ込まない訳がありません。
小学校時代は、夏になると子供そっちのけで
ムシ網片手に蝶を追いかける姿を頻繁に
近所で目撃されていました。
困ったことに採取した虫は
勝手に美しい標本にされ、
これまた父お手製の木箱に
丁重に納められていき、
幼かった私達兄弟に残された仕事は、
父の作った標本の木箱を
学校に持っていくただそれだけでした。

今ならラッキー!と思う所ですが、
何せ小学生ですから荷が重すぎます。
あまりに他の級友達と
かけ離れた出来映えの作品を前に
何ができたでしょうか。
皆に賞賛されるたびに恥ずかしさと
申し訳なさで一杯だった事思い出しました。

そんな子供だった私も大分大きくなり、
あのころの若若しかった父も
60歳を迎えようかという年齢になりました。
だからもう時効ですよね??
「小学生時代の自由研究。
 あれは私の作品ではありません!
 父の自由研究でしたー!!」

はぁーぁ今、長年の胸のつっかえがおりました。
これからは晴れ晴れとした気持ちで
夏を迎えられそうです!
(はるこ)

はるこさん、告白をありがとうございました。
これで、罪の意識から逃れられましたね!
って、ここは懺悔のページですかい?!


完璧な昆虫標本 その2

「虫博士」の連載も始まりましたが、
私は「虫屋」の娘です。
小学生のとき、父親の指導のもと、
夏休みの自由研究に昆虫採集をして、
標本を作りました。

虫取りあみではなく「捕虫網」を使い、
捕らえた蝶は専用の「三角紙」にはさんで持ち帰り、
虫ピンで「展シ板」に広げて形を整えて
標本を作りました。
ラベルには学名も書きました。
それはもう本格的な昆虫標本です。
ケースに入れて提出しましたが、
クラスメートの反応は
「虫を殺すなんて、残酷!」
「気持ちワルーイ」というものでした。
ちょっと好きだった男の子にも冷たい目で見られ、
ショックでした。
その後、二度と昆虫採集はしていません。
ちなみに、父は75歳になりましたが、
いまだに昆虫採集に出かけ、
標本を作りつづけております。
(雪あかり

お父様、75歳の今も、自由研究続行中!
こちらも、
「おとうさんがやってくれるから楽ちん!」と
思ってたのに、学校にいってからガックリ。
のパターンです。
それにしても、虫好きが
こんなに世の中に多くいらっしゃるとは‥‥。


完璧なミニいかだ

父親がバーナーで棚を仕上げたという話で
思い出しました。

私も確か小3ぐらいのときに、
父親が『ミニいかだを作る』
という課題を手伝ってくれました。
使わなくなったベッドの柵を
30cm程に切りそろえ、
紐で大人の力でしっかりと結びつけ、
最後にバーナーで程よい焼き色を付けてくれました。
もちろん小学校低学年の女子児童が作るような
出来栄えや趣味では全くありません。

父親が手伝ってくれたと書きましたが、
私がやったことといえば
父親の嬉々とした様をぼんやりと眺め、
最後に旗の上に
コルゲンコーワの人形を突き刺した事ぐらいです。

新学期になり、先生には
「あら〜よく出来てるねぇ。
 お父さん頑張ったんだ」と、
作品が9割9分9厘
父親が手がけている事はしっかりとばれました。
が、女の子の作品は毎年大抵そうらしく、
逆に感心され男子からは
「○○の父さんすげ〜」と
関心を集めました。
その事を夕飯のときに言った瞬間の、
父親のにんまりとした顔。
夏休みの工作の課題は、
学校が用意してくれた
父親がヒーローになれる場なのかもしれません。
(めぐ)

父さん、鼻高々。
娘、少々複雑。
今年の新学期も、そんな光景が
日本全国津々浦々であるのかも?
いま自由研究を手伝っているお父さん方、
「完璧な」手伝いではなく、
「ほどほどの」手伝い、のほうが、
感謝されるかもしれませんよ〜!


完璧な貯金箱

小学校のとき、毎年貯金箱を作るという
宿題がでていました。
最初は私も
「どんなのを作ろうか」と
考えているのですが、
父が、テーマやデザイン、
材料に作業日まで
すべて構想を練って待ち構えていました。

夏休みが近づくと、父は仕事が手につかない
ほど考えていたそうです。
当然、小学生が作ったものとは思えない
立派なものができあがり、先生に
「どこまでお父さんに
 手伝ってもらったの?」
って聞かれるほどでした。
私が中学校に上がったとき、
父は少し寂しそうでした。
(にゅう)

お父さん、毎年毎年、
手ぐすね引いて、
自由研究を待っていたのですね。
ここぞとばかり、
こどもにかっこいいオレを披露!


有る意味完璧なレポート

チチオヤは、歴史の教師をしていました。
高1の夏、地理で
「世界の国のどれか一つを選び
 その風土、文化などについて研究してくること」
という
課題が出たのを聞いたチチオヤは
にやりと笑って
「おまえ、蒙古か蝦夷をやれ」
「別にアレだろう、
 先生は現存の国とは言わなかったろう」
と、無理矢理自分の土俵にハナシを持ち込み、
翌日には紀伊國屋書店に
ワタシを連れて行って
吉川弘文館かどこかの
専門書を買い与えながら
「おまえがこの出版社の本を
 読むようになるとはなぁ」
と感慨深げでした。

その感慨はナニか間違ってはいないだろうか、
と思いつつワタシは
「まあ教師であるチチオヤが言うんだから
 コレはアリなんだろう」
と、素直に蝦夷の国でレポートを書いて
提出したのでしたが
アレを読んで評価させられた地理の教師は
大変にカワイソウだと今にして思う。
(なぼちん)

お父さん、本当に歴史がお好きなんですね。
なんだか、
「歴史の先生 vs 地理の先生」という感じです。


父は展覧会の常連?

私の小中学生の頃は
「自由研究」というか、
絵とか木彫作品を提出してました。
居間でシコシコやっていると、
あまりの拙さに見ていられないのか、
父親が
「オレに貸してみろ、ほらこうやるんだ」
と脇から筆をひったくり
それはもう見事な作品に仕上げてしまうのでした。
おかげで毎年、市の小中学生の展覧会の常連でした。
(tapi)

毎年、どのくらいの「自由研究」の作品が、
父の手で作られ、
そして賞をいただいてしまっているのでしょうか。
もう、自分でやる自由研究じゃなくて、
いかに周囲の大人をうまいことのせて、
立派な作品を仕上げるか、ということでもよろしい!
ということにしたら、
その結果をみるのもたのしいかも。
「人をおだてて、うまく使う方法」という、
社会に出てから大変使える能力も身に付きますぞ。


そろそろ、自由研究のテーマを決めないと、
31日に泣きながら表をつくったりするはめに!
あっという間にできちゃった研究や、
簡単なのに見栄えが良い研究など、
記憶にありましたら、ぜひ
postman@1101.comまでお送りくださいね。


 
 

オガーの
魚籃坂まわりの植物


8月11日(木)ちょっと雲が多い
第11の植物【シダ】


ミゾから両手をのばすように生えていた「シダ」。
うっかり裏返すと、
胞子がびっちりくっついてるんですよね。
なかなかにエグいルックス‥‥!

胞子について、小学校で習った記憶はあるんですけど、
あのルックスにやられて、なにも覚えていないのでした。
苦手なんですよ集合ブツが‥‥。


べっかむ3の
今日のリトマス試験紙


第十一回:「洗濯用洗剤」




今回の素材は、今の季節にかかせない
「洗濯用洗剤」です。
今までの10回の実験結果は、
酸性が6回、アルカリ性が4回、
ここのところ、2回連続で、
酸性が続いています。
今回も、洗剤をキャップに注いで、
さっそくいってみましょう。



ふむふむ、赤のリトマスが
きれいなブルーに。
久々に、「アルカリ性」です。

前に「石鹸」を試したときも、
アルカリだったし、なんとなく、
そうじゃないかなって気もしてたけど、
ハンドソープなんかは、
「弱酸性」ってのもあるし、
洗剤や石鹸のような洗い物系って、
いろんな種類が出ているんでしょうね。

暑い日が続きますが、いい汗流しましょう!
洗濯物は増えるけど!


モギモギコの
かいわれだいこんの観察


8/12(金)晴れ
もしや?すでに、すごい?かも?


それにしても、
だいこんの芽というのは、
あっという間に大きくなるんですね。
もう、今日は立ち上がってる芽たちも
多くあるくらいです。

【第一部:水道水とミネラル水育てると何か違うか?】

現在、両方ともに、1センチ程度なのですが、
微妙に、ミネラル水で育てた方が
大きいような気がしないでもない。


↑ミネラル水


↑水道水

気のせいか‥‥。


【第二部】


全ての種より、芽が出始めました。
成績優秀であります。
こちらの芽の使命は、とにかく、
太い根っこをつくることであります。
がんばっていただきましょう。



タイトルを「自由研究」とするほかは、
投稿のきまりはありません。
postman@1101.comまでお気軽に
メールをお送りくださいね!
ただし、本名を掲載したくないかたは、
ハンドル(ペンネーム)を
書き添えるのを忘れないようにしてくださいね。