がんばれ自炊くん!
「ふだん食」はじぶんで作るって、どう?

定番食材特集最終回じゃ!

あじゅいのう(暑いのう)! 自炊老人じゃ!
散歩もおっくうになるこのごろじゃが、
なぜか今朝は「水炊き」をつくってしまった。
なんか、こう、面倒でなあ、
いっそぜんぶ煮てしまえ!! と、
鶏肉、ブロッコリ、アスパラガス、生椎茸、
えのき、葛切りを、鶏のスープで火を通し、
旭ポン酢に、さらにすだちを搾った
「わし流すっぱスープ」でいただいたよ。
はふはふ食べたら、汗びっしょりになってしまった!

さてさて、
「いつもわが家にこの食材」
今回で最終回!
次回のお題は最後に発表するとして、
まずは、前回からやけにもりあがっている
こちらの食材じゃ!

【献立いろいろみそ】

私も「献立いろいろみそ」または
「つけてみそかけてみそ」を切らしません。
大阪に住んでいるので、
主に実家の岐阜で買ってきますが、
たまに大阪でも見かけます。
スーパーの惣菜で「豚ロースかつ」を買ってきて、
かけて、ごはんにのせれば味噌かつ丼。
一瞬で故郷に飛べます。
コンビニのおでんにかけても、故郷に飛べます。
あとは、豆腐を耐熱容器に入れ、
少し水をかけて少し電子レンジでチンして、
味噌をかければ田楽となります。
ハンドルネームは自炊老人様にお任せいたします。

(御堂筋みそよ



お任せということで、みそよどの、
食の都・大阪在住でありながら郷土のこころを忘れずに
日々「献立いろいろみそ」を
活用なさっておられるようじゃな。さすがじゃよ!
前回お読みではない自炊人のために説明すると、
「献立いろいろみそ」はイチビキ株式会社の、
「つけてみそかけてみそ」はナカモ株式会社の、
それぞれ看板商品ともいうべき、味噌だれじゃ。
愛知・岐阜・三重の東海三県なら
知らない人はいないといわれるほどの
まさしく現代の郷土食というところじゃ。

ではそれを使ったレシピをもうひとつ!

【つけてみそかけてみそ、
 を使った簡単回鍋肉】

「つけてみそかけてみそ」の名前が出た日にゃあ、
投稿せざるを得えませんがな。
今は東京にいるので、
実家に帰ったときとかに買いだめして
常備してあります。

その「つけてみそかけてみそ」を使った
「簡単回鍋肉」。

豚バラ肉スライスとキャベツを
大きめに切ったものを用意。
油をしかずにフライパンに豚バラ肉を広げ火をかけ、
弱火で脂がしみ出るのを待って、キャベツ投入。
軽く炒めたらお酒と「つけてみそかけてみそ」と
あればオイスターソースを入れさらに炒めます。
辛めが好きな方は豆板醤も入れても。
キャベツの歯ごたえが残る程度に
火が通ったら出来上がり。
好みで最後に香り付けでごま油を入れても。

ご飯はもちろんビールにもバッチリですぜ。

(TAMA



わしも、たまーに、
ぶたばらとキャベツを生姜とにんにくとともに焼いて、
みそを日本酒でとき、
少し甘めに砂糖で味をととのえたもので味をつけ、
「かんたん回鍋肉じゃ!」と、わしわし食べるが、
それは知らず知らずのうちに「つけてみそかけてみそ」を
自作していたということなんじゃな〜。

と思ったら「自作」の方法を
さらに詳しく解説する投稿が!
こちらじゃ!

【自作献立いろいろみそ】

こんにちは。
「献立いろいろみそ」や
「つけてみそかけてみそ」を食べてみたいけれど
近所では手に入らないという方がいたら、
似たようなものなら自分で
簡単に作ることができるので、紹介します。

材料は、豆味噌、酒、みりん、砂糖、しょうゆ、です。

豆味噌だいたい1カップに対して、
酒を3分の1カップくらい、
砂糖とみりんを大さじ3〜4くらい、
しょうゆは気分でタラッとひとたらし。
これをなべに入れて全部よく混ぜて、
ツヤが出てくるまで、焦がさないように気をつけて
火を通せば出来上がりです。
保存は冷蔵庫で、2ヶ月くらいは全然平気のはずです。

砂糖の量で味が決まるので、
好みで量を加減してみてください。
やや甘めの味に作ったほうがおいしいと思います。
中華のテンメンジャンに似た味ですので、
似たような使い方もできると思います。

後、味噌についての説明がありましたが、
赤味噌というのは
味付け味噌のことではないです。
「豆味噌=赤味噌」っていうのが、
より正しいと思います。
そして、ご説明どおり、赤味噌の中の特別なものが、
八丁味噌です。

使い慣れない地方の方には、
塩辛く思えるかもしれないですが、辛くはないです。
辛いのでなく、渋くって、甘みが少ないんです。
こんだていろいろ味噌風を作った
余りの豆味噌を味噌汁にしようと思うときには
いつも使ってる味噌に少し混ぜてみるか、
たまねぎなんかの甘みのある野菜を
具にして作ってみるといいと思います。

(愛知県生まれ、愛知県育ちのりえぞー



すばらしーい! りえぞーどの、ありがとうじゃ!
そして「赤味噌」の解説も勉強になったよ。
ところで、鍋で「ツヤが出てくるまで、
焦がさないように気をつけて火を通す」ときは、
木のへらがあると便利じゃよ。
自炊人の自炊道具には
なかなか登場しないものかもしれんが、
あると便利なもののひとつじゃ!

続いては、おなじみそでもちょっと違うみそ。

【信州味噌と仙台味噌】

家では信州味噌と仙台味噌が常備されてます。
これでよく、肉味噌を作ります。
肉味噌は仙台味噌を使用して辛めに作ってますが
どんな味噌でも大丈夫と思います。

材料
豚ばら肉‥‥200g
味噌‥‥200g
水‥‥カップ1
テンメンジャン‥‥大さじ4
酒‥‥少々
しょうが‥‥ひとかけ
ねぎ‥‥10センチくらい
サラダ油‥‥大さじ2くらい

作り方
1.豚ばら肉を細かく刻み、
  しょうがはみじん切り、ねぎは小口切りにする。
2.味噌、テンメンジャンを水で溶いておく。
3.フライパンか中華なべにサラダ油を熱し、
  豚ばら肉をいためる。
4.肉の色が変わったら、しょうが・酒を加えいためる。
5.味噌を加え、7〜8分
  中火くらいで焦げないように煮詰める。
  フライパンのふちに油が浮いてきたら出来上がり。

さて、この肉味噌の食べ方ですが、もちろんご飯のお供に
中華麺と絡めてジャジャ麺としてもおいしいです。
これを調味料として色々な料理の味付けにも使えます。
野菜炒めに入れれば味噌炒めになりますし、
スープの味付けに入れれば、
中華風の味噌スープにもなっちゃいます。
冷蔵庫に保存すれば2週間くらい保存も出来できますよ。

(うめきち



この肉みそ、「ぶたばらを、自分でこまかくする」
というところがたいへんナイスじゃ!!!
つまり、最初から挽肉を買ってきてもいいわけじゃ。
しかし、これが、ちがうんじゃよ〜!
「めんどう!」たしかにそうじゃ。そうなんじゃが、
挽肉のかわりに、肉を包丁で自分で細かく刻むと、
チャーハンでもなんでも、うまいんじゃよ〜!

さてさて、みそはこれくらいにしておこうかのう。
ちょいと違う調味料を。

【こしょうのオリーブオイル】

こんにちは、自炊老人さん!
きらしたことがない自作の「ハウス調味料」を紹介します。
ウチでは【こしょうのオリーブオイル】
って呼んでるんですがモノは名前そのまんまです。

用意するモノは
「オリーブオイル100gくらい」
「粒の黒こしょうを15〜20粒くらい」
「生のローズマリー5cm×2本くらい」で、
作り方は黒こしょうを包丁とかで
軽〜くヒビが入るくらいにつぶして、
ローズマリーは軽く洗って水気をしっかりふいて、
それをオリーブオイルに入れて
常温で漬ければ出来上がりです。
よ〜く香りが移る食べ頃は5日目以降ってトコロです。
時間は意外とかかります。
こだわりは
「黒こしょうは粒」
「ローズマリーは生」の2つです。
やっぱり、この方が断然香りがいいですからね〜。
で、肝心の「オリーブオイル」は漬け込む「香草」と
「スパイス」の香りが強いので
高いモノなど選ばなくても充分だと思います。

ウチではこのオイル、
「そのまんまのフランスパン」や
「チーズトースト、チーズピザなどチーズ系のモノ」とか、
「クリーム系のパスタやリゾット」
にあわせて食べています。
よくあわせるタバスコやドライ系のペッパーなんかとは
またひと味違った“スパイシー感”が楽しめますよ〜。
姉妹品の「白こしょう」もアリです。

(ちび君



さっすがじゃのう、ちび君どの!
透明の瓶でつくるのであれば
「ミックスペッパー」つまり
黒、白、緑、赤のこしょう粒がまざったやつ、
あれも、美しいと思う!
もちろん、さらに辛いのがお好きならば
とうがらしを漬け込むのもいいぞ。

次はこちら!

【めかぶ】

自炊老人さま、はじめまして。
我が家の定番食材といえば「めかぶ」です。
出来れば国産の、それも味付きではないものが
いいのですが、そういうものはお高いので、
まぁ大抵はスーパーで3個1パックで
売られているもの(味付)を買っています。
そのまま食べても勿論美味しいのですが、
夏に向けてこんな一手間掛けてみました。
昔どこかで立ち読みした料理雑誌に出ていた
レシピを我が家流にアレンジしたものです。

●夏用まぜまぜめかぶ
材料:全て量はお好みで
・めかぶ
・おくら
・みつば
・みょうが
・青じそ
・すりごま(白)
・いりごま(白)
・ちりめんじゃこ
・細削り節
・ポン酢
(我が家はくさなぎ君の「昆布ぽん酢」を愛用)

作り方:
おくらはさっと茹で、小口切りにします。
みつば、みょうが、青じそは細かく刻みます。
あとは、とにかく全材料を混ぜて、
冷蔵庫で冷た〜く冷やすだけです。
いりごまと削り節は、まず適当な量を冷やす前に
混ぜておき、お皿に盛る時に更に上から
ざっくり加えると風味が一層引き立ちます。
味付めかぶを使う時は、
ポン酢を入れなくても大丈夫です。

そのまま食べるのは勿論、冷奴に乗せたり、
素麺のつゆに入れたりして食べます。
あと、納豆と混ぜるのもグーです。
えのきをさっと茹でたのを加えたり、
なすやきゅうりの浅漬けを細か〜く刻んだものを
入れたり、アレンジも自由自在です。
ちなみに簡単に作りたい時には
「しそわかめちりめん」で青しそ・ごま・
ちりめんじゃこの代用とすることもありますが、
それでもちゃんと美味しいですよ。

夏バテ防止に、是非一度お試しくださいね。

(おぐりー



冷たくって、ちゅるちゅるで、うまそうじゃ!
すごいのは、おぐりーどのが
「まったく火をつかっていない」ことじゃ。
切ってまぜるだけで、これほどうまそうなものが
つくれるとは、たいしたものじゃなあ。
ねばり系食材が好きなものにとっては
こと夏には最適の一品じゃな〜。
他に混ぜるとしたら、「梅肉あえのくらげ」とか、
「さしみこんにゃく」などもよいかもしれんよ。
なおこの「がんばれ自炊くん!」では
ポン酢は「旭ポン酢」が定番になっておるよ、
ぜひこんどお試しいただきたい!

次は、「だししょうゆ」じゃが、
銘柄指定なんじゃ。たのしみじゃ。

【だししょうゆ】

はじめまして。
いつも楽しく読んでおります。
ゆず胡椒は試してみたらおいしかったので、
家でも買おうと思ってよさそうなものを探し中です。
炙りものとか、揚げ物とか、脂っこいものにつけても、
すっきりしておいしいです。

ところで私の定番調味料をご紹介します。
ものすごく産地限定で、
おそらくほとんど出回っていない商品なんですけど、
いいんでしょうか(いまネットで検索してみたら、
一件もヒットしませんでした)。
まぁ、こんなのもあるよ、ということで。

定番調味料は、「だししょうゆ」です。
滋賀県大津市にある「浜源商店」で
つくられているお醤油です。
だしの味が濃くて、これだけでなんでも
和風の味付けになる魔法のような一品です。
私の家の人は出しの味が非常に好きなので、
一気に定番調味料になってしまいました。
一人暮らしをはじめてからも、
家から送ってもらっています。
ちなみに家から浜源商店までは車で1時間くらい。
軽いドライブがてら、なくなりそうなときに
あせって纏め買いしてます。
用途としては、とりあえずなんでも。
冷奴の上にかけたり、サラダの上にかけたり、
焼き魚の上にかけたり、ほかのドレッシングが
物足りないときにかけてみたりしています。

とっっっっってもおいしいのですが(主観はいりまくり)
こちらの商店は個人商店である上、
ご主人がご年配の方で、
商店でしか販売されていないとのこと。
もし、近くに寄られた際には、
どうぞ、お求めくださいませ。

(エヌエヌ



こりゃ貴重な情報をありがとうじゃエヌエヌどの!
いいんじゃよ、主観で。
じぶんがおいしいとおもうものを大事にすればそれでいい。
わしは、長いこと愛用していたバンザイフーズのシリーズが
手に入らなくなって悲しい思いをしておるよ‥‥。
この浜源商店のだししょうゆ、
わしには、入手するすべがないが、
近くにお住まいの自炊人はためしてみるといいと思う!

さて調味料はこのくらいにして、
肉。鶏肉じゃ!

【鶏もも肉】

自炊老人様、こんばんは☆

みなさんのレシピ拝見してお腹が空いてきました〜!
私も鶏もも肉を広告の品! とか
スーパーで安く買える時に大量買いして
冷凍庫にを常備してます。
鶏手羽元のかえるさんの達人技にはほど遠いですが、
1粒で2度おいしい的要素がある使い方を
ご紹介したいと思います。
お肉と皮を分けて使うというだけなんですが‥‥。

●主菜→もも肉を使い、
 唐揚げでも炒め物でも食べたいものを作ります。
私は唐揚げをよく作りますが、切ったお肉を
ビニール袋にいれて塩胡椒を投入しモミモミ、
そこにすりおろしたニンニク・ショウガ・
お酒・お醤油・砂糖(少々)を投入し
またモミモミしてしばらく置いておきます。
その後、卵黄・小麦粉・かたくり粉も投入し
またモミモミして、後は揚げるだけです。
(洗い物は少ない方がいいですよね♪)
カレー粉を入れてカレー風味にしたり、
味を薄めに作ってポン酢+練り梅+大根おろし
+青じそを刻んだものを
かけたりするのもおいしいです。

●副菜→お肉から皮をはがして、ゆでます。
(私は皮を生のうちに、
 刻んで少し塩を入れた水からゆでてます)
ゆだったらざるにあげ、水で洗い、
キッチンペーパーで水気を拭きます。
キュウリを太めの千切りにし、
小ネギを荒い小口切りにします。
これらを前にご紹介しました『中華風?ソース』で
和えて、上に白ごまをふって出来上がりです。
(お好みでレモン、ナンプラーを加えて頂いても
 おいしいです)

ありきたりな唐揚げなんかで、申し訳ないです。
副菜のほうはお酒好きな方にお勧めでございます。

(ミカキチ



じつはこの原稿を書いているいまのわしは
とってもハラペコなんじゃが、
鶏肉というのは、おいしいうえに、
ボリュームがあって、たんぱく質も豊富じゃ。
ま、鶏ももの、とくに皮は、カロリーが高いが、
ヘルシーな食材といえるじゃろう。
ただ、足が早いので、とくにこの季節は、
いっぺんに使い切れないのであれば、
ミカキチどのの下ごしらえのぶぶん、
「調味料を入れてモミモミ」の状態で
密封してチルド、じゃよ〜。
冷凍してしまうとかっちんこっちんで
解凍に手間がかかるから、わしは好まないので、
同じように、調味料や酒、
あるいはオリーブオイルなどに漬け
あとは火を通すだけの状態にしておくよ。

次は、ほほう、これを切らさないと?!

【ザーサイ】

いつも「ほぼ日」見ています。
つい最近携帯電話を買い替えたら
PCサイトが見れる機能がついていたので、
通勤時に読んでるのです。
もちろん、『がんばれ自炊くん』文庫本も
通勤の友として愛読しています。

さて、うちに常備している食材は、ザーサイです。
少し水にさらしておいて、みじん切りにして
サラダに散らすもよし、
大葉、ミョウガ、葱と共に冷や奴に乗せて食べてもよし、
ごま油で炒め、味醂や酒で
少し味をつけてご飯と食べるのもまたうましです。

また塩味がよく効いているので炒め物にもよく入れます。
うちでよくつくるのが、春雨の炒め物です。
材料は、春雨・エビ・キノコ類(エノキとか)・
ねぎ・タマネギ・ニンニク・生姜・ザーサイ・
ウェイパー・ニンニク醤油・紹興酒です。

1.春雨を戻しておきます
2.エビは殻をむいて洗っておきます。
  殻付きの方がだしも出るし豪華さもありますが、
  食べ易さを重視してむいてしまいます。
3.タマネギは粗めのみじん切り。
  キノコ類は食べやすい大きさにほぐし、
  ねぎは小口切り、ニンニク、生姜、
  ザーサイはみじん切りにしておきます。
4.フライパンまたは中華鍋にごま油を入れ、
  生姜とニンニクをじっくり炒め、
  香りがでてきたらザーサイをいれ、
  少ししてからタマネギを入れます。
  いい加減しんなりしてきたら、
  エビとキノコ類を入れます。
  ほどなくして春雨を投入。
  ニンニク醤油、お湯でといたウェイパー、
  紹興酒を味見しながら入れます。
5.最後に小口切りのねぎを散らして出来上がり。

エビを豚肉に変更してもうまいし、
汁多めで作ってご飯にかければ最高です。

以前はザーサイ5玉入りを買ってたのですが、
使いきる前に痛んでしまうことが多かったので、
今は一つづつのパックを買い置きしてます。
開封しなければ、長期保存できますからね。

では。今後もがんばれ自炊くん楽しみにしてますね!!

(あさ



なるほど、ザーサイを、漬物として楽しむだけではなく、
「歯ごたえのある旨味調味料」として
大活用しておられるということじゃな、あさどの!
5玉はさすがに使い切るのがたいへんじゃろうが、
お気に入りの食材をたっぷりたくわえておきたいという
その気持ち、よ〜くわかるぞ!!

さ、きょうはまだまだ紹介じゃ。

【ナンプラーと
 コチジャンと
 干し桜エビと
 島豆腐ともずく】

ほぼにちわ。いつも楽しく拝読しております。

さて、私が重宝していて、かつちょっと面白いモノといえば
ナンプラーとコチジャンと干し桜エビでしょうか。
炒め物や和え物の味付けを、
ちょっと普段と変えたいときなど
どっちかの調味料とエビをぶちこめば、
即アジアな一品ができあがります。
中でも最近気に入っている(簡単にできておいしい)
レシピが以下です。

●鶏肉のアジアンソテー
鶏肉を一口大に切り、
にんにくのすりおろしとナンプラーをぶっかけて
よく混ぜ、しばらく置く(時間があれば、冷蔵庫で一晩)。
フライパンで鶏肉を焼き、皿に取り、
ざくざく刻んだパクチーとレモンをぶっかけて食す。
ご飯のおかずにも、酒のアテにも良し。

●さっぱり辛子和え
なす、きゅうりを適当に刻み、塩もみして水分を切る。
みょうがも適当に刻む。
刻んだ野菜と桜エビとゴマを混ぜ、
出汁、しょうゆ、酢を混ぜて
辛子を溶き入れたものをぶっかけて、よく和えて食す。
これ、不思議なことに、ナスがイカの味になるんです。
言わなければ絶対「イカが入ってる」と
思っちゃいますよ(笑)。
ぜひお試しください。

で、以下、あまりにも地域限定なので余談ですが……。
本当のところ、私が(常駐とまではいかないけど)
よく食べているのは「島豆腐」と「もずく」です。
そうです、ここは沖縄。
豆腐といえば「がっちりずっしり」の島豆腐が一般的。
島豆腐はパックではなく、ビニール袋に入れられて、
豆腐屋からスーパーや商店に一日数回、配送されます。
作りたてはほかほかしていて、大豆の香りがして、
そのまま食べてもいいし、
味噌汁に入れても、味が濃いのでおいしいです。
また、島豆腐は水分が少なくて、とても崩れにくいので
水切りの手間なく、炒め物や豆腐ステーキが
サッと作れるのも便利です。
ごーやーや野菜を入れて
ちゃんぷるーなんかもよく作りますが、
豆腐の周りに片栗粉をつけて焼き、
出汁・しょうゆ・みりんを合わせたものを
ざっとかけて煮立たせ、いったん豆腐を取り出し、
残ったつゆで野菜を炒め、片栗粉で少しとろみをつけて
豆腐の上にかけていただく、
というのもよくやります。
これも島豆腐ならではのお手軽メニューですね。
島豆腐についてはこちらに詳しい説明があります

もずくのほうは、これまたぶっとくて味の濃い
「太もずく」です。
県外では、三杯酢などに漬け込んだものが
多く出回っていますが
沖縄では「塩漬け」または「生」の
パック詰めが一般的です。
(ときには山積みの生もずくを
 量り売りしていることもあります。)
それを買ってきて、真水でよく洗って
塩気や海水の汚れを落とし、
水を切ったら、さあどうするか。
もちろん、普通に三杯酢で食べてもうまいんですが、
私が気に入っているのは、盛りそば風にすること!
ざるがあればベターですが、
なければ普通に皿に盛り、刻み海苔を振り、
そばつゆにわさびをちょっと溶き、
卵黄を落としてシャカシャカ混ぜた
タレに付けて食すのが、
もう信じられないくらいウマイ! んです。
もともとは行きつけの飲み屋の
メニューにあったものですが、
家庭でもカンタンに作れるので、
ちょっとごちそう風にしたいときとか、
ホームパーティでみんなを驚かせたいときとか(笑)、
おすすめです。

というわけで、長くなってしまいましたがこのへんで。
今後も楽しみにしております。

(いずみ)


ひゃーっ。ぜんぶうまそう! まいった!
なにもいうことなーし!
いいのう、沖縄。
わし、偶然にも「沖縄もずく」のパックを
東急フードショーで入手したばかりなので
いずみどののおすすめレシピで
いただいてみることにしよう!!

続いても沖縄じゃ!

【素麺・シママース・きざみ青ネギ】

自炊老人様
私がいつもかかさない、食材&調味料は
素麺・シママース・きざみ青ネギです。

●素麺(なんでもよい)
  沖縄出身なので、あり合わせの具材とあわせて、
  ソーメンチャンプルーにしたり、
  汁物一品で済ませたいときに具としていれたり、
  欠かせないものです。
 <ソーメンチャンプルー>
  1.ソーメンは堅めにゆでます。
  2.シーチキンをオイルごと、
    フライパンに、適当に入れて
    チャラチャラさせます。
  3.あったまったら、そこに素麺を投入。
    顆粒だし、塩、醤油などで味付けして、
    火から下ろす直前に、青ネギをこれでもか、
    というぐらいどばっとかけます。できあがり。
    シーチキンを入れたときに、オイルが足りないと、
    フライパンにくっつきやすいので、
    サラダオイルなどを足しましょう。
  *野菜などを入れるときは、先に野菜炒めを
   作っておいて、ソーメンとあわせるぐらいにします。
 <汁物+ソーメン>
  ・チャレンジして欲しいのは、
   そのままソーメンを汁にいれて煮ることです。
   ものすごく好き嫌いが分かれると思いますが、
   汁にもとろみがでて、私は好きです。

●シママース
  沖縄で、スーパーに売ってる普通の塩です。
  でも普通とはいっても、海水で作った天然塩で、
  精製塩とは違います。
  料理にも、うがいにも、あかすりにも
  何にでも使っちゃいます。

●きざみ青ネギ
  細い、薬味用のネギを買って、全部刻んで、
  冷凍保存しています。
  ソーメンチャンプルー、卵焼き、野菜炒め、
  お肉炒めなどなど、何にでも入れます。
  香りもいいし、彩りも最高です。

(よう



なんじゃろうな、この、沖縄料理の魅力というのは。
「うまい」のはあたりまえとしても、
パワーじゃろうか、自信じゃろうか、
それとも愛情じゃろうか、あふれるなにかがあるよのう。
これから「わしたショップ」に行こうかのう??
(あそこのアイスクリームもうまいぞ)

あ、沖縄塩情報がまた。

【雪塩】

沖縄の「雪塩」。
水で溶けば熱帯魚も育てられるという海そのものの塩。
ミネラル含有量でギネスに載った塩なので、味が複雑で、
肉や魚にすりこんだり、野菜をこれで揉んだり、
それだけでうまみ調味料でも振ったのか、というくらい
旨味がグーンと増えます。
料理がうまくなった気がするので助かります(笑)。

(わかしお



ほおおおおお! 知らなかった!
塩は「モティアの海塩」が定番のわしじゃが
(イタリアの塩じゃ。うまいぞう)
これも魅かれた‥‥
いっそ塩コレクターになりたいくらいじゃ。
うまい塩は、それだけでうまいからのう。

さて‥‥きりがなくなってきた。
この「定番食材」は、今後も、コラムとして
毎回紹介してきたいくらいなので、
食材でもメーカー指定の調味料でもよいので
ひきつづき、レシピとともに送ってほしい!
まだ紹介しきれていないものもあるから、
投稿してくれた自炊人は待っててくれな。
ボツも、あるがな。

さて、次回から違うお題としよう。
こういうのはどうじゃ?

「暑いからうまい一品!」

解釈はいろいろじゃ。
●暑いから、食欲がなくてもたべやすい。
●暑いから、火をまったく使わずにできる。
●暑いから、火をちょっとしか使わずにできる。
●暑いから、ものすごく冷えた状態で食べる。
●暑いから、いっそアツアツ。
●暑いから、いっそ激辛エスニック。
なんでもOKじゃよ。
わしか? わしは「カレーそうめん」じゃ。
冷たいそうめんを、アツアツで辛〜いカレースープで
食べるんじゃよ。ベトナム料理じゃな。
全国の自炊人たちの「夏ならでは」のレシピ、
待っとるよ〜! よろしくじゃ!

さ、誂えた浴衣がそろそろ届くはず。
それを着てでかけるのを
たいへん楽しみにしておるわしじゃ。
(ちなみに、蕎麦をあしらったデザインなんじゃよ。)
下駄も新調したし、この際だから帯も新調するかのう?
早く梅雨があけんかのーう。
では、アビアント〜〜〜〜〜っ!

2006-07-09-SUN

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