がんばれ自炊くん!
「ふだん食」はじぶんで作るって、どう?

キャベツはパスタの主役になるか?
〜キャベツを主役に〜

おお! もう8月か!
冷たいもの、甘いものばかりではなく
ちゃんと野菜を食っとるかな?

わしは温野菜のサラダが大好物での。一年中食っとる。
このごろはブロッコリとカリフラワに
芽キャベツをよく使うのじゃが
考えてみたらこれらは皆アブラナ科で、
キャベツと同じ仲間なのじゃな。
そういえばブロッコリとカリフラワは
「花キャベツ」とも呼ばれるわい。
芽キャベツは加熱せんと食えんが、
新鮮なブロッコリとカリフラワは、
生で食すと独特の甘味があって、旨いぞ。

   

さあ、今日もキャベツじゃよ!
このところ、ちょっと手の込んだものばかり
紹介しておったでの、シンプルなレシピをまず!

●キャベツの温野菜です。
 キャベツを細切りにして水洗い。
 さっと水気を切って耐熱容器に入れ、
 電子レンジでくたっとするまで加熱する。
 塩、胡椒、エキストラヴァージンオリーブオイル
 (できれば上等なモノ)をかけていただく。
 1玉くらい軽くいける。
 でもね、いいキャベツならば、
 洗って塩つけてバリバリ食べるのが一番美味しいですよね。
 1玉はキツイかもしんないけど。(ときまつ)

 
上等のエキストラバージンオリーブオイル!
シンプルなレシピながら、
かえってぜいたくな感じもするのう。
これを、最後にかけるところがポイントじゃろうな。
近ごろはこういう食材も
比較的かんたんに手に入るようになり、嬉しいかぎりじゃ。
塩も上等なものにして、
コショウも自分で挽いて使うと、より、旨かろう。

     

さて。
続いては、懸念であった

A)キャベツだけで、うまいパスタソースは作れるか?

へと移ろうと思う。発端人のヤギダイ氏は、
何かの本でこのレシピを見た記憶があるという。

「タリアテッレだかフィットチーネだか、
 とにかく平打ち麺と茹でたキャベツの組み合わせで、
 ソースは生クリーム系だったと記憶しています」


というのだが、定かではないそうじゃ。
わしも、正直、このレシピは知らんでの。
そこでこのコンテンツを読んでいる自炊人たちに
呼びかけて、レシピを送ってもらったというわけじゃ。
その結果、オリジナリティあふれる
多数のレシピが寄せられたぞ!

まずは、こんなレシピじゃ。
使う「ペンネ」は、
ペン先の形をしたかわいいパスタじゃな。

●「料理」でなく「自炊」というからには、
 1.料理上手でなくてもできる「簡単さ」があり
 2.また作ろうと思えるぐらい「後片付けが楽」で
 3.外食では難しい「野菜をたっぷり食べれる」
 料理だと、思います。
 旬の野菜は、栄養面だけでなく、経済的にも
 自炊人の助けになってくれるでしょう。
 と言うわけで、以上の3点を満たす
 「キャベツのパスタ」です。
 
 パスタはペンネを使います。
 キャベツは、ペンネの2倍くらいの大きさに
 手でちぎっておきます(芯は薄くスライスする)。
 ペンネを塩味がするくらいのお湯でゆで、
 ゆで時間完了の少し前にキャベツを入れます。
 ペンネが少し固めにゆであがったら
 鍋のお湯を捨てます。
 そのまま、鍋を弱火の火にかけながら、
 ピザ用シュレッドチーズ(細かく切ったチーズ)を
 一握りふり入れ、牛乳をまわしかけ
 ペンネとキャベツにからめます。
 味見をして、塩を足したら
 「キャベツのチーズペンネ」のできあがりです。

 なるべく「キャベツ」だけということなので
 上のレシピにしましたが、
 ペンネの量を半分にして、「じゃがいも」を
 ペンネと同じ大きさに切って、
 ペンネ→じゃがいも→きゃべつの順に鍋に入れ
 上と同様に作ると、ボリューム満点の
 「キャベツとポテトのペンネ」になります。
 (杉山 真子)


ペンネは、こっくりしたソースによく合うでな。
このチーズがからんだ感じ、きっと旨かろう!
チーズはピザ用のが手に入れやすいじゃろうが、
ゴルゴンゾーラ(ブルーチーズじゃな)なども
合うと思う(ちょっとぜいたくじゃがな)。

 

続いては、エスニックな香りのキャベツパスタじゃ。

●こんにちは。
 私はキャベツは大好きなのですが、
 パスタの具にするとどうも水っぽいんですよね。
 で、カレー味なんです。
 ざくぎりのキャベツを少々のカレー粉と
 塩、コショウでいためます。
 ベーコンやアンチョビがあれば、なお結構。
 そこに、茹でたパスタを加え、さらにいためてできあがり。
 マヨネーズやかつお節をトッピングに
 するのもいいかもしれません。(マキ)

 
カレー味ながら「やきそば」のような印象の一品が
できあがりそうじゃ。
キャベツはあまり火を通しすぎないようにすると
パリっとした食感が楽しめるじゃろう。

続いては、和風キャベツパスタじゃ。

●キャベツのパスタだったら、桜海老を使った
 ちょっと和風のものなんていかがでしょうか?
 作り方は、桜海老、醤油、塩、黒胡椒に、
 さっと茹でたキャベツとパスタを和えるだけです。
 私は、洗い物を増やしたくないので
 キャベツも、パスタが茹で上がる直前に
 鍋にほうり込み、一緒にザルに上げてしまいます。
 お湯に、ちゃんと塩も入ってるからね。(ちびたん)

 
ちびたん殿は

「キャベツは、桜海老と調味料と一緒に炒めた方が
 味が馴染んで美味しいのかも...」


と付記しておられたが、たしかに
炒めるのと茹でるのでは味が違うじゃろうな。
桜海老も、乾物か釜揚げかで変わる。
わしはどの組み合わせも、旨いと思うぞ。

  

さいごに、ちょっと異国の香りがするレシピを。

●材料=新キャベツ1 牛乳250g ニンニク1片
 パセリ少々微塵きり、塩、胡椒、香料にセージ少々、
 スープストック1個〜2個、
 バター又はブガーリックチーズ大さじ1、
 生クリーム適宜、オリーブオイル少々。
 <つくり方>
 まず柔らかで新鮮な新キャベツが手に入ったとしよう。
 半分に切って芯を丁寧に取る、これだけは手を抜かない。
 1個丸ごと全部葉をはがして芯を取ったら適当に切る。
 2×4の比率くらいに揃えても! 
 パスタは緑のホウレン草の
 平たいフェトチーネを使うと綺麗。
 深めのホーロー鍋、又はステンレスの多層鍋に
 オリーブオイルを入れてニンニク1片を炒め
 香りが出たら洗って切ったキャベツを入れる。
 炒めるのじゃなく蒸し煮の要領で、
 火を弱め蓋をして野菜の水分を出すようにじっと我慢する。
 (この為に鍋が重要で蓋つきのホ−ローなどが良いのだ)
 山盛りのキャベツが半分くらい量がへったら
 スープストックを溶かした牛乳をカップ半分〜8分目
 入れて、トロ火でじっくり煮込む。
 蓋したまま焦がさないように気をつけて
 トロトロと40分は煮込むこと。
 (キャベツの大きさで牛乳は適当に量を調節)
 中身が3分の1になるくらいが目安、
 ここへ塩と胡椒と香料のセージで味を整え、
 火から降ろして動物性生クリームを混ぜる。
 刻んだパセリを振り入れてうすい緑のソースにして
 出来上がり。同時に茹であげたホウレン草のパスタ
 (塩水で茹でる)の湯をしっかり切って
 バターを一さじ混ぜたうえに
 キャベツの柔らか〜く煮込まれた
 塩味と生クリ−ム味のシンプルソースを掛けて
 ハフハフと食べる。
 濃い味が好きな人はパスタの上にバターの変わりに
 ガーリックチーズを大さじ1載せて
 熱いキャベツソースで溶かして食べても病みつきに!
 (patra)


な、なんと洒落たレシピじゃろうか!
手間もかかるが、かけただけのことはありそうで
休日のブランチにぴったり、という印象じゃ。
チーズは、クリームタイプのものなら
ほかにもいろいろ合いそうじゃな。
なお、patra殿のおすすめチーズは
フランスの「ブルジャン」というフランスの
クリームチーズだそうじゃ
(大手スーパーに置いてあるのう、
 白い箱ににんにくの絵が描いてある)。

明日もキャベツのパスタ、続編をお届けしよう。
待たれよ!

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みなさんのレシピ、募集しています。
メールでjisui@1101.comまでお送りくださいね。

もちろん、この議題以外のレシピや
自炊に関することがらの
いろんなおたよりもお待ちしていますよ!
(感想も、よろしくね!)

ワシじゃ。メール待っとるぞ。

2000-08-01-TUE

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