イトイの読んだ本、買った本。
 

『日本人の知らない日本語』
著者:蛇蔵&海野凪子
発行:メディアファクトリー
価格:¥ 924(税込)
ISBN-13:978-4840126731


Amazonで購入する
イトイはこう言っている。軽く見えるけれど、しっかり考えられる本だなぁ。

(2009年7月27日「今日のダーリン」より)

『日本人の知らない日本語』という本を買って、
なんとなく軽い気持ちで読みはじめたら、
これが、なんともおもしろいんですよ。
こりゃぁ売れるわ、と思うと同時に、
軽く見えるけれど、しっかり考えられるんだなぁ。

「あっち」側から、「こっち」を見る視線が、
これからはますます大事になってくると思ってましたが、
この本なんか、まったくその好例でしたねぇ。

日本語って、実はほんとにむつかしいしおもしろい。
そのむつかしさと、正面からつきあっている
「あっち」側にいた人たち、そして先生に、拍手です。

 
乗組員も読んでみた。

この本は、
外国人学生に日本語を教える中で起こった
おもしろエピソードを
日本人学校の先生が紹介する1冊です。

詩のような手紙を書いてくる生徒がいたかと思うと、
「冷める」と「冷える」の違いはなんですか?
とはっとするような質問をしてきたり。

「日本語」に対する学生の反応は、
ふだん母国語として日本語を使っている
わたしたちからは
想像もできないようなことばかりで
あらためて、日本語のおもしろさを知りました。

また、いくつかの日本語テストが入っているのですが、
これが全く答えられず、
いつも日本語を使っている自分ですら
こんなに知らないことがあるということに
びっくりしました。

コミックになっているので、
とってもわかりやすく、
たのしみやすい本でした。

2009-08-08-SAT
ほぼ日ホームへ