インパクを遊ぼうぜ

残りわずか、編集長企画の総ざらえです。

2001年ともに、そのはかない運命を終えるインパク。
イトイアラマタ両編集長企画『インパクの卒業アルバム』
は着々とフエルアルバムになっとります。
この生徒会風企画の中、唯一の他愛ないコーナーである
「ワープ侍の思いで」も始まりました。
ほんとうに他愛無いですから、
心して姿勢を正して見てください。
師走に貴重な脱力感が得られますよ。
そして、「ゆるいインパク卒業テスト」
本気なんだか冗談なんだか、よくわからない講評で、
インターネットのある暮らしの一側面を伝えています。
ネットが人の生活にどういう影響を与えるのか?
インパクは、そんな珍妙な実験だったのかもしれません。

さて、残り期間が少なくなってきましたので、
ここらで編集長企画をまとめてご紹介したいと思います。
十人の編集長を並べてみると、
顔見せ興行のごとき味わいがあります。

まずは、糸井darling重里編集長の
「イトイ式マトリックス」
おもちゃ箱をひっくり返したように
たくさんのコンテンツを紹介したこの企画で、
インパク限定感の強いこの二つをおすすめします。
「横尾忠則と糸井重里のヨコイト電話」
「SLEEPING SONGS」
今では、あの横尾さんも携帯電話を
楽々と使いこなしていらっしゃるのかどうかは
不明であります。

次に、荒俣宏編集長「奇遇〜荒俣式新世紀観察考」
フラッシュを「閃光」などと読み替えたりして、
商品名を隠したなんて逸話もありました。
「超漢字」は、横文字いっぱいの
ネットテキストへのアラマタ流巨漢の一撃になってます。

そして、3月に行われた
清水ちなみ編集長「ちなみにあなたは?」
「カレー食べた率」都道府県別ランキングなどありましたが、
やはりOL委員会の真骨頂を披露された、
「みそ汁の具、何が好き?」

「これが方言と知った時の驚き」
をおすすめします。
「ジャージ」を「ジャズ」と呼ぶ日本があります。

プロ野球開幕とともに始まった、
栗山英樹編集長「もっとスポーツへ」
プロ野球を濃く読み込む栗山さんのコラムの中でも、
特にジャイアンツ仁志選手
ヤクルト宮本慎也選手の回は読みごたえあります。

それから、中村勘九郎編集長
「ツナガッテイル」
勘九郎さんに糸井さん、そして野田秀樹さんを加えた
納涼幕間鼎談「ボクラはツナガッテイル」は、
なかなか貴重で華麗なお笑いトークであります。

続いて、浜野保樹編集長の
「モテモテ・キャラクターズ」
ポケモンのプロデューサー石原恒和さん
神楽坂の女将さん
のインタビューが隣あわせにある、
取り合わせの妙が楽しめる企画です。

そして8月、しりあがり寿編集長
「ワープ侍旅日記」
ファイルサイズにやさしい
白黒GIFアニメ漫画をたっぷり満喫していただけますよ。

9月になって、松井孝典編集長の
「アストロバイオロジーから眺めたインパク」
「知求人トーク」では、「ほぼ日」でもお馴染みの
末永徹さんとの対談があります。
150億年のスケールで、2001年の嫌なことを忘れましょう。

5月、10月の2ヵ月にわたっての田口ランディ編集長、
「1人で、できる」
「突撃取材篇」では、ひょうたん楽器とともに
ベトナムへの旅を敢行。
他にも熱のこもった書き下ろしテキストが満載です。

最後に、石井竜也編集長
「暇人(ヒマジン)」
数ある話芸の中でも、宇田敦子さんの映像による「シーツ」 、
田中靖夫さんのイラストレーション「鼻歌」
しりあがり寿さんとの「教育番組」を強くお薦めします。

いずれも来年になると
急に見れなくなっちゃう期間限定コンテンツですので、
年末のひとときを利用して、
ざっとご覧になってみてはいかがですか。

インパクを御贔屓に。
http://www.inpaku.go.jp

◆現在確認中の確かな情報
12月23日(日)28時から29時、
つまり24日(月)4時から5時
東京FMで田口ランディ編集長のベトナム旅行記が
オンエアされます。
インパクのひょうたん楽団と
パーソナリティ坂上みきさんとの
不思議な旅の模様をお楽しみください。
「クリスマスイブにベトナム音楽」、
これで盛り上がれたら二人の愛は本物です!

2001-12-19-WED

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