インパクを遊ぼうぜ
ジミでまともなインパク情報

インパクは、どういうものになるのかなぁ。


darlingです。
「ほぼ日」と並行して、来年の出版に関わる仕事とか、
元来本職の広告の仕事とか、取材とか、原稿とか、
テレビのいろいろとか、いろんなことが進行してるけど、
やっぱり「インパク」の仕事は比重も大きいよね。

「インパク」の進行状態を細かくここに知らせるのは、
脳ミソぐるぐるしちゃって、できなかったんですよ。
ものすごく複雑なシステムが、
わわわわわぁっと動いちゃってるからね。

だけど、「インパク」スタート寸前に、
編集長は遠くに旅立っちゃうわけで、
そういう意味じゃひと区切りついているとも言えるので、
とりあえず、いま現在のちょっとした報告をするよ。
夏の終わりに編集長になって、
ずっと前から決まっていたような顔して動いていたけれど、
その時まで、そんな立場になるとは
思いもよらなかったからねぇ。
だいたい、編集部とか、編集長っていう部門と役割り、
春や夏には聞いたことなかったもんな。

ま、いろいろありました。
見えにくいところの仕事をやっていることが
ほとんどなんだけど、見えることが始まると、
急に反応がでてくるもんだよなぁ。

特に、森首相が広報活動の
キャラクターとして登場してから、
「あれは、キミがつくったのかね?!」的な、
怖いご意見が多く聞かれるようになったよねぇ。
ぼくは、知りませんってば、
あれは、広報って部門の仕事なんですってば。
ぼくが何かおせっかいなことを言う場面なんて、
まったくないの!
ま、出来のいい広告だとも言いにくいけれど、
あれがインパクのイメージかと言えば、
編集部の人間としては、「?」って気もするよねぇ。
森首相の『IT革命』、成果をあげてるって説も聞いたし、
なにか批判めいたことを言って
メディアの尻馬に乗るつもりもないんだけどさぁ。

あの「背広&ネクタイ」ってものへの
異常なこだわりはなんなんだろう?
例のあのCMにしても、撮影の現場までは、
セーターかなんかのカジュアルウエアで出演
という手はずだったらしいよ。
それが、いつのまにやら、
「ネクタイでマウス持って」
というスタイルになっちゃったみたいね。
ヘンだよね、やっぱり。
みんなで、家で、楽しくインターネット
っていう広告なのに、わざわざネクタイかい?

服装のことなんて、どうだっていい、と言えばいいけど、
わざわざ背広にするって考え方が、わっかんないんだよね。
今日は今日で、こっちは編集部の管轄なんだけど、
「インパク」のなかに、
『「総理と学ぼう!やさしいIT講座」』というような
コンテンツがスタートするらしいんだよね。
いいことだと思いましたよ。
やっぱり、みんなが使えるインターネットを実現するのに、
いま現在は「ネットは苦手」らしい総理大臣が
先頭に立って学んでいくってのは、いいと思うんです。
そのコンテンツを、
できるだけ上の方の階層に置いてほしいってことなんで、
思いっきり目立つところに、置くことにしましたよ。
しかも、森さんのシンボルでもある
「ラグビージャージ」を着た「森ちゃん」を
イラスト化してさ、中央広場を動くキャラクタにしたさ。
ところが、さっき、
「ラグジャは困る。背広にしてくれ」って、言われて。
あわてて背広のイラストを大至急追加発注したらしい。
(ヒロ杉山さん、すみませんねぇ、ほんとに)
まーた背広かよ〜〜〜〜〜〜っ!

こういうセリフもオオヤケになってるじゃない?

「人生はラグビーボールのようなもの。
楕円球はどこに転がるかわからない。
しかし、チャンスは必ずやってくる。
(森善朗)」

ま、誰だかわからない人からの命令だと思って、
とりあえずは背広に変えてます。
しかし、こういうふうに「インパク」ってものは
進行していくのだろうかねぇ。
そんなことでぶつかってる時間はないので、
現場のスタッフも、さっさと背広にしてるけれど、
なんなんだろう、そこまで背広にこだわる理由って?

日本国民に対して、正装でないと失礼だから?
それとも、なにか他に理由でもあるの?
正装ぶってる背広にしたって、
もともとは燕尾服の尻尾の部分を、
働くのに邪魔だからということで切った、というものだぜ。

そんな感じでやってるのですばい。
ほんとに、この「インパク」って、どこへ行くのだろう。
ついでに言っておきますけれど、
たくさんのお金が動いているって話もあるらしいけど、
あたしらは、知りませんよ、そんなお金。
くれ。人を増やしてくれ。場所をくれ。たのむ。

去年からの予定通り、あたしは海外に出るよ。
荒俣宏編集長に、開幕イベント出席を押しつけちゃって、
ごめんなさいね。ありがとう、怪人アラマータさん。
それから、企業などのそれぞれのパビリオン制作の皆さん、
相当がんばっているって様子が、伝わってきています。
お疲れさまです。思いっきりいいサイトを育ててください。
基本的にインターネットなんだから、
のびのびといろんないいこと思いつきながらやりましょう!

インパクのレポートは、これからも自由に、
「ほぼ日」で掲載していくようにします。
これはこれで、仕事増えちゃうけど、よろしくねん。

2000-12-28-THU

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