その1923

マリアナ海溝のごとき深いしわを
眉間に寄せているあなた。
まずは、深呼吸して、肩の力を抜いて、
元祖「言いまつがい」でも読んで、
ふにゃははは、と笑ってみてください。
万事がぼんやりと好転する感じに
ならなくもないはずですよ?
さ、今日も愉快な話がたくさん。
最後までおたのしみくださいませー。

大学の学食で注文をとるときに
「どのお味にしますか?」
と聞くはずが、あまりの忙しさに
つい言ってしまったひとこと。
「どのおやじにしますか?」
(とらべりんぐ)
とあるカフェで
注文したものを待っていたときのこと。
スタッフのお姉さんが言いました。
「ロイヤルミルクティー
 お待ティの方〜‥‥」
わたしも言った本人も、
我慢できず笑ってしまいました。
(ろいやる)
ジャマイカっぽいを
マジャイカっぽい」
と友達が言い切っていた。
(ユーコ)
友達の娘が、朝、
出かける時に言ったそうな。
「なんか髪型おかしいわぁ。
 八三分けになってる‥‥」
できれば、足して十で。
(黒豚牛)
小学生の頃、当時満員だった
都心の某人気水族館で、
興奮気味の父が放った一言。
「ほら、りなちゃん、
 ひらめがいるよ!
 ひらめが! 大きいねぇ〜!」
父が指した先には
大型のエイが悠々と泳いでいた。
驚いて振り返る親子もいて、
恥ずかしくて他人の振りをしたが、
父の絶叫は止められなかった。
(ちくわだわん!)
社会人なりたての頃、
勤務中に電話が鳴りました。
初めての外線に緊張しつつも
受話器をとり、言いました。
「はい、モリモリ?
自分の応対に動揺した私は、
さらにこう続けました。
「あっ、すみません、モリモリ〜?
もしもし、とどうしても出てこない!
幸い社員からの電話だったので
電話口でアホ呼ばわりされただけでしたが。
(ひよこ豆)
私と仲間数人で、
友人をいじって遊んでいた時のこと。
いじり方もエスカレートしてきて、
相当うざかったのか、
きれた友達が発した一言。
「じゃめて!」
そして再びいじられることに‥‥。
(じゃま+やめて)
大学生になって、
初めてアルバイトをした時のことです。
生まれて初めての接客業で、とても緊張しながら
「いらっしゃいませ〜!」と
一日中声を張り上げていました。
ぐったり疲れて家に帰ると、
食事の用意ができていました。
食卓に座って、ひと言。
「いらっしゃいませ〜!」
家族の皆がキョトンとこちらを見ているのに気づき、
「あ、いただきます」
とあわてて言い直しました。
その後の家族の大爆笑は、
今でも思い出のひとつです。
(キャット)
「五本指の靴下」と言おうとして
五本足の靴下」
と言っつまいました。
なんじゃそりゃー!!
(靴下刑事)
ふにゃははは、と笑ったあとに、
そういやこんなことがあったなぁ、と
記憶によみがえるエピソードがあったなら、
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投稿してみてはいかがでしょう。
ことのあらましを簡潔に書いて
ポンと送信ボタンを押すだけですから簡単です。
それでは、また明日、お会いしましょう。

イラスト:しりあがり寿


2009-05-21-THU
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© HOBO NIKKAN ITOI SHINBUN