人々が「あちゃー」と思う瞬間を、
ある種のエンターテインメントととらえ、
本人の投稿をもって公開の了承とみなし、
ほどよい長さにそろえて
適正な順番で並べてみるというのが、
週末恒例の「まつがい」特集です。
本日も、そんなような感じになってます。
どうぞ、最後まで、ごゆっくり。
洗顔フォームを手のひらで泡立てた後、
頭を洗いました。
(そこだけ手触りが違う)
クラシックコンサートでの休憩時間、
ホールを出たところの
喫茶コーナーでお茶を飲み、
さて席に帰ろうと、
チケットを見せながら
係員の前を通ったつもりが
定期券を見せていました。
自動改札機に変わって幾星霜。
こんな行為が身体に染みついていたとは‥‥。
(そっちのほうがショック)
昨日の仕事中のこと、
シャープペンシルの芯を出そうと、
軽くノックしても芯が出ません。
弱すぎたと思い強く一押しすると
「プツッ」という音と同時に指先に痛みが‥‥。
押したのはキャップではなく
ペン先の芯の方だった様で、
間もなく指先のプツッと黒くなった
小さな穴から血が滴りました。
(うっかりおじさん)
電車に乗ってて、
「次は○○、○○」と、
自分が降りる駅名をアナウンスされた時、
無意識に、あるはずのない
停車ボタンを探そうとして、
手すりとか座席とかペタペタ触ってました。
市内バスを利用しまくった
京都旅行からの帰りの出来事。
(まだまだ京都にいたかった)
ウチのわんこはやんちゃなわんこで、
小さい頃は目を離すと
すぐに悪いことをする困ったヤツでした。
その日も、台所で家事をしていたら、
わんこのいる部屋から
ゴソゴソとレジ袋をあさる音が。
またやってるな、怒るべし! と
「こら、まろん!」
と部屋をのぞくと、
そこにはオヤツを物色中の父(66歳)
それ以降はだれがゴソゴソしてるか
確認してから怒ることにしました。
(まろんの母ちゃん)
今年の夏のことです。
友達を家に呼び、3人で遊んでいました。
任天堂のWiiで遊ぶことになり、
さぁ電源をつけようと
リモコンのボタンをポチリ。
しかし、コンセントもささっているのに、
いつまでたってもWiiがつかない。
そのときついでに友達もやってくれました。
僕の手元を見ながら、
「それ、リーのウィモコンちがう!」
逆に言いにくそうで、
そのときは友達のことを笑っていましたが、
ぼくがしっかりと手に握っていたのは
扇風機のリモコンでした。
ダブルで「まつがい」なんて、
いい友達をもってよかったです。
(わた)
今友達がやってくれました。
「じゃんけん、ほい。
 あいこで‥‥」
しかし、動きは間違いなく
「あっちむいてほい」の動きになってるんです。
電車の中でみんなで大笑いでした。
(s)
このようなことであれば、
自分にも覚えがあるという方は、
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記憶に残るそのお話を
だいたいの感じでけっこうですから書き表し、
できたところで送信ボタンを押してください。
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好評発売中です。どうぞ、よろしく。

イラスト:しりあがり寿


2008-10-05-SUN
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© HOBO NIKKAN ITOI SHINBUN