その1684

♪キーンコーンカーンコーン。
はいはい、みんな席についてー。
静かに、静かに、し・ず・か・に!
はい、じゃあ、こないだやった
テストを返しますよー。
こらこら、静かに、し・ず・か・に!
例によってみんなのテストは
「珍解答」が満載で、先生、採点しながら、
腹筋がつりそうになっちゃったぞー。
もうちょっとしっかりしてくれよなー。
じゃあ、名前を呼ばれた人から取りに来て。
三沢〜、寝屋川〜、浜田〜、岡野〜、前川〜‥‥。
去年の今頃、数学テスト返却の時でした。
名前を呼ばれ解答を取りに行くと、先生が一言。
「おまえなぁ」
何事かと思い、よーくテストを見返すと、
図形の証明で「二等辺三角形」と書くべきところを
何をとちくるったか
「二等兵三角形」と。
軍事マニアだと思われた‥‥?
(女の子なのに)
小学生の娘が、塾の社会のテストにて。
問「江戸時代の終わり頃、
  東海道筋から京都・大阪を中心とする地域に
  熱狂的なさわぎがおこりました。
  これを何といいますか」
答「えらいこっちゃ」
きっと採点する先生たちの間で
盛り上がったことでしょう‥‥。
母もお茶を吹き出してしまいました。
(ええじゃないか)
高校受験の社会科の模擬試験でのこと。
解答が「マルコ・ポーロ」と思しき設問があり、
「あぁ、これマルコ・ポーロだよね」
と余裕綽綽で書き込もうとしたところ、ふと、
「あれ? マスカルポーネだっけ?」と
当時大ブームだった
ティラミスに使われるチーズ名が頭をよぎり
散々迷って、頭が混乱した挙句、解答欄に
「マルコポーネ」
と書いて、バツになった。
(惜しいけど)
家庭科のテストの中の
「赤ちゃんのお尻のあざの名前は?」
という問題で答えを
「蒙古斑」と書かなきゃいけないところ、
何人かの友達が
「青あざ」
と書いたと聞いて笑っていました。
そこを通りがかったYちゃんに
そのことを話したら
「私、『打ち身』って書いた」と。
(コマリン)
学生時代に、国語のテストで
俳句の穴埋め問題がありました。
その中で松尾芭蕉の句である、
「秋深き『          』」
(正解:「隣は何をする人ぞ」)
という問題があったのですが、
あるクラスメイトは
「秋深き『隣は柿を食う人ぞ』」
と答えていました。
‥‥早口言葉、混ざってますよ。
(なべ)
今日、国語の授業中に行われた
『竹取物語』の暗唱のテストにて。
クラスメイトのひとりは、つまりながらも、
後半までいけたのでですが‥‥。
「三寸ばかりなる人」のところで、
「三寸バカなる人」とまつがい、
先生に「もう一回言ってみて」と言われ
もう一度言ってみると、
「三寸バカなる人」とまたまつがい、
また先生に「もう一回言ってみて」と言われ
また「三寸バカなる人」と言って、
クラスの子全員爆笑していました。
(かよこ)
高校のころ、古典のテストで
「額田王(ぬかたのおおきみ)」を
「額大王」と書き、
×をくらいました。
自分では何が違うのかわからず、
友達に見せたら
「これじゃヒタイダイオウじゃん!」
と友達爆笑。
(でこっぱち)

この前の中間テストで、
理科の問題文の1つが
「この実験で酸化された物質は何すか。
になっていました。
「で」が抜けるだけで
こんなくだけた感じになってしまうとは。
(脱力系問題)

はーい、みんな、いいかー。
テストはよーく見直して、
ほかに「珍解答」が見つかった場合は、
下の「投稿する」ボタンをクリックして
先生にメールで教えてくださいねー。
ああ、そうそう、課題図書の
『金の言いまつがい』と『銀の言いまつがい』
みんな読んだかなー。まだの人は読むようにー。
はい、それじゃ、今日はここまで。
起立! 礼! 着陸!
♪キーンコーンカーンコーン。

イラスト:しりあがり寿


2008-09-24-WED
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© HOBO NIKKAN ITOI SHINBUN