その1564

さぁ、今日は、
「本当の読みまつがい」特集です!
ときどきやっている、
「看板の文字やテレビの字幕などを
 ぼんやり眺めているときに
 違う文字列として読んでしまう」
という「読みまつがい」ではなく、
漢字の読み方などを、
「本当に読みまつがえて」しまう、
というエピソードを集めてみました。
あなたはもちろん読めます‥‥よね?
仕事で疲れ果てている今日この頃。
息抜きに雑誌をめくってみると、
「べにちゃ」
というお茶が載ってました。
「へ〜、赤いお茶なのかな〜」
と思ってよくよく考えると
「紅茶(こうちゃ)」を
わざわざ訓読みした模様。
そろそろ限界が近いのでしょうか。
(でも今日も残業〜)
人命救助のポスターを眺めつつ、
ふと口にした言葉。
きゅうすけってなに?」
そこにいた友人達は一瞬ポスターと
私を見比べたあと大笑いしました。
私はその2テンポぐらい遅れて
読みまつがいに気づきました。
(救助犬)
先日友人と三人で話していた時のこと。
友A「もうあの人一人の、
   どくだんばだったよねー!」
友B「うん! どくだんば!
独壇場‥‥?
私がまつがって覚えていたんだろうかと
不安になり突っ込めず、
帰宅してから辞書をひきました。
(ジョー・ドクダン)
小学生の頃、本読みの宿題というのがありました。
ほのぼのとした
「海の上のフネナガイさん」のお話。
弟の朗読を、母も私も適当に褒めてました。
誰一人、気づかなかったんです。
「フネナガイさん」=「船長さん」
であることに‥‥。
そんな、弟も今は東大の文系学生です。
(ねね)
何年か前に友達とピクニックに行きました。
芝生にござを広げて、持ち寄ったお菓子を広げて、
ああだこうだしゃべっていたら、
アリが寄ってきました。
アリ好きな私は、お菓子の屑とともに
ありをそっと移動させながら、
ちょっとの虫にも五分の魂‥‥」
と言ったら、間髪入れずに全員から
「いっすん!」と言い直されました。
(匿名ありんこ)
インターネット接続の
コールセンターで働いていた時、
ADSLがつながらないという
おじさんからの問い合わせを受けました。
「電話のモジュラージャックを使った
 別のサービスをご利用ではございませんか?
 スカパーなどをご利用だと
 使えない可能性があります」
おじさんが一瞬考えて
「ウォウウォウ」
「‥‥ウォウウォウですか?」
「そう、ウォウウォウ」
「‥‥ウォウウォウ?」
「ウォウウォウって書いてるね」
「もしかしてWOWOWですか?」
「あー、たぶんそうだ」
周りは大笑いしていましたが、
無事インターネットがつながり解決しました。
WOWOWを見る度思い出すエピソードです。
(ハセケン)
友人○○君の結婚の披露宴でのこと。
会社の同僚からのお祝い電報でを司会者が
○○JR(ジェーアール)
 楽しみにしてます」
と読み上げました。当然周囲は「???」
それは、「ジェーアール」ではなく、
「Jr.(ジュニア)」のまつがいでした。
(あっちん)
大学時代、部活の合宿中。
「I、歯磨き粉借りていい?」
まだフトンの中にいたI。
「ええで〜」
「おい、なんや、
 このバイオールちゅう歯磨き粉、
 すごい変な味がするでぇ」
「バイオール?」
Biore(ビオレ)の洗顔フォームでした‥‥。
(彼はフランス語選択)
娘が芸能ニュースで
「R・ストーンズ」を
「アールストーンズ」
と読んだので
ローリング・ストーンズだと教えたら
その後のニュースに出てきた
「Rー15指定」を
「ローリングー15指定」
と読んだ。
(娘はRー17才)
どのような「まつがい」のエピソードでも、
どうぞ遠慮なく私たちに送ってください。
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心に残るそのエピソードの核心部分を、
わかりやすく、飾りなく、タイピングし、
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『金の言いまつがい』と『銀の言いまつがい』
どうぞ、よろしくお願いしますー。

イラスト:しりあがり寿


2008-05-27-TUE
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© HOBO NIKKAN ITOI SHINBUN