読んでクスクス笑ってるときはね、
みんな思ってるんですよ、
自分はそんなことしないだろうって。
でも、やるんですよね、こういうこと。
さあ、週末の「まつがい」特集です。
あれをナニしちゃったり、
それをアレしちゃったり、
さまざまな「まつがい」のバリエーションを
どうぞごゆっくりお楽しみください。
本棚がいっぱいになると、
まとめて古本屋に売っちゃう私。
段ボール箱に詰めこみ、古本屋さんに
「大量に持ち込みます」の電話もかけて、
満を持していざ出陣!
古本屋さんのカウンターで
「すみません、先ほど電話をかけた者ですが‥‥」
と言ってから気づきました。
本を段ボールごと忘れてきたことに‥‥。
(言い訳の達人)
私はマンションで一人暮らしですが
以前、なんかあせって帰ってきたとき
あせりのあまり、
呼び鈴を押していました。
誰か出てきたらどうするのー。
(v)
母と車で移動中のこと。
田んぼのあぜ道を走っていたら、
ランドセルを背負った子が、
田んぼの中で棒のようなものを振り回し、
一人で遊んでいました。
子供たちはもうとっくに登校している時間です。
最近は物騒な事件も多いので気になって、
「こんな時間に子供がいるよ!」と母に告げました。
「どこに?」と淡々とした母の返事。
よくよく見てみると、
それは農薬散布のおばさんでした。
背負った農薬のボトルが黄色だったので、
てっきり小学一年生かと思ったのでした‥‥。
(コンタクト作り直すかなぁ)
お風呂に入っていて、ふと思ったこと。
「あれ? もうシャンプーしたっけ?」
よく思い出せないが、
なんとなく次はリンスだと判断。
リンスのボトルを思い切りプッシュしました。
‥‥が、よく考えたら、
やっぱりシャンプーはしていない。
軽くショックを受けつつ、
出してしまったリンスのやり場に困っていたら、
なんだか妙な違和感が‥‥。
なんだろう? と思って、
ボトルの位置や自分の手のひらを見直すと、
リンスだと思っていたものは実はシャンプーでした。
無意識ってすごいなと思いました。
(ダブルまつがい)
お恥ずかしい話ですが
私はつい最近まで
「明後日」「みょうごにち」という言葉は
「明日」「みょうにち」の
丁寧な言い方
だとばっかり思っていました。
年輩の方がよく使う言葉のように
思い込んでいたので、取引先の方に
「山崎は出張から
 ミョウゴニチ戻る予定です」
などと得意になって使っていたのです。
ある日パソコンで「あさって」と入力したら
「明後日」と変換されてびっくりしました。
40年近く生きてきて
とくにトラブルもなくよかったです。
(ちゃみ助)
電話交換の仕事をしています。
ある日、担当者が不在のため
伝言をあずかりました。
「‥‥はい、戻りしだい
 折り返しご連絡さしあげますよう
 お伝えします」
そう言って、受話器を置くや否や
自分で折り返し
、番号を押して
「いつもお世話になっております、
 こちらは‥‥!」
そこまで言って気づき慌てて切っちゃった!
私に用事はなかったのよね‥‥ごめんなさい!
(これからも頑張る)
若い頃、友人から
ウィンドサーフィンを習っていた時のこと、
やっとボードの上に立てるようになった頃、
浜から見ていた友人が、
ボードの上でうまく風をとらえられずにいた
私に向かって大声で
「まえあし引いて!」と。
私は「前足?」と思い、
胸の前でバーをつかんでいた腕
グッと引き寄せたところ、水没。
前に踏み出してる足が右か左か
浜からだとわからないので
「前に出てる足」という意味だったらしいのですが。
自分に「私は犬か!」と突っ込んどきました。
(わん!)
小さな「まつがい」をくよくよ悔やんでいるより、
全国の読者の前にさらしてすっきりしましょう。
まずは下の「投稿する」ボタンをクリックし、
ことのあらましをだいたいの感じで書き表します。
で、おおむねこういう感じだったな、
というふうになったならば、
すかさず送信ボタンを押してください。
やってみると非常にカンタンです。
明日も「まつがい」の特集ですよー。

イラスト:しりあがり寿


2008-03-08-SAT
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© HOBO NIKKAN ITOI SHINBUN