その1466

メールがなかった時代のことを
もううまく思い出せないのではないですか?
なにしろ急速に普及した電子メール。
今日も世界中をさまざまなメールが行き交ってます。
これだけ多くのメールが存在するということは、
きっと「まつがった」メールも
たくさん生まれてのでしょう。
「まつがって」作成され、修正されることなく、
先方へと送信されてしまったメール。
それを我々は「誤メール」と呼んでいます。
たとえば、そう、こういうやつ‥‥。
知人へのメールで、
「残念!」
と書いたつもりが後で読み返してみると
「残業!」
となっていました。
とくに突っ込まれませんでしたが‥‥
どう思ったんだろう。
(まめ)
友達と宿題についてメールで話していて
「とにかくやってみろ!」を
「とにかくやってまろ!」と打って
そのまま気付かずに送信。返信には
「私には無理でごじゃる」と書いてあった。
(k)
営業のAさんは、
漢数字と数字を混同してしまい、
「セット1箱30000円で販売」
という内容を、
「セット1箱30000万円で販売」
とメールで上司に報告。
「核兵器でも売るつもりか?」
と返信されていた。
(あまえび)
メールの変換まつがい。
「なーんかさー、
 ついてないんだよな最近」
と書いたつもりで
「なーんかさー、
 ついてないんだよな細菌
と書いて送信してしまいました。
ついさっき。相手が友人でよかったです。
(夢見る薔薇)
会社で大切なミーティングがある日の朝。
強風のため、電車が運転見合わせという事態。
路線図を見ながら必死に代替交通機関を調べ、
片手ではケータイで
「電車が止まっていて遅れます」
と先輩へメール。
数分後、先輩から届いた返信は
「了解。メールはOKなんだね」
???
どんな意味なんだろう‥‥と
自分が送ったメールを読み返したら
電話が止まっていて送れます」
になっていた。
(yas)
1年前、三男を出産した時のことです。
三人目なのでお産も軽く済み、
部屋に戻ってすぐに
姉に報告のメールを打ちました。
余裕だわ〜と得意になって
何気なく送信済みメールを確認したら
「元気な男の毛が産まれたよ〜♪」
とやっちゃってました。
本当はかなり疲れてたらしいです。
ちなみに、姉の返事は
「それは早いんじゃ‥‥?」でした。
(ぺーすけち)

彼と付き合って、初めてのクリスマス。
私はワクワクして、メールで
「明日は初クリスマスイブだね!」
と送信するつもりで
「明日は
 初クリスマスいぶし銀だね!」
と送信。
い、いぶし銀!?
ムードぶち壊しでしたが、
彼はかなりツボにはまったらしい。
今では夫婦です。結果オーライかな?
(渋い妻)

取引先からのアポの時間に対する質問に、
「今日は3時なら大丈夫です」
とメールしたつもりが、
餃子は3時なら大丈夫です」
とメールしていたようです。
取引先の担当からの返事の
「では3時に二人前お願いします(笑)」
というのが腑に落ちず、
調べてみてやっとメールの打ちまつがいが判かり、
恥ずかしくて気が付かない振りにしていました。
いつも「き」「よ」と打つと、
「今日」が最初の選択として出てくるのに、
昨日のメールで「餃子」という言葉を使用し、
「餃子」が最初の選択になっていたらしいのです。
約束の3時に餃子を二人前
持って行くかどうか非常に迷いました。
(ニラ抜きでお願い)
会社にて。
外出中の部長に連絡を取ろうと
携帯にメールをいれました。
件名を「血尿おやじさま」と。
その当時、部長が血尿が出ているのを
ネタにしていたのです。
それから数分後。
「私の携帯にメールが届いたが、
 内容からしてこれは
 ○○部長あてじゃないか?」
社長より電話が。
(蓮の介)
匿名の人から相談事のメールが届いた。
「わけあって名は明かせませんが‥‥」
から始まった本文だったが、
メールの最後にはしっかり署名が。
署名設定のまま出したので、
本名どころか所属まで丸わかりでした。
(Rin)
「誤メール」「言いまつがい」
その他どのような「まつがい」でも
どうぞお気軽にご投稿くださいませ。
まずは下の「投稿する」ボタンをクリックし、
覚えているそのエピソードをササッと書いて、
だいたいできたなと思ったら、
あれこれ悩まず送信ボタンを押してください。
『金の言いまつがい』と『銀の言いまつがい』
どうぞ、よろしくお願いしますー。

イラスト:しりあがり寿


2008-02-19-TUE
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© HOBO NIKKAN ITOI SHINBUN