その1460

みなさん、こんにちは。
きょうは、「こどもの言いまつがい」を
たくさんおとどけするので、よんでね。
こどもは、「まつがえる」のが、あたりまえだから、
だいぶ、ふつうのことだとおもうけど、
それでも、すごくいいのがあるので、
こうやって、あつめたりする。
どうぞ、さいごまで、よんであげてね。
じゃあ、またあとでね。
娘「(友達の)まなちゃんさ〜、
  『か』が上手いんだよ」
母「か???」
娘「間違えた。
  『き』が上手いんだよ」
母「き???」
娘「間違えた。
  絵が上手いんだよ」
小学生になって、娘の言いまつがいは
さらにパワーアップしました。
(はま)
4歳の息子が、先日、
言いまつがいをしていた。
「母さん、足って無理?
 あっ間違えた。アリって虫?」
息子は言いまつがえると、
いつも「あっ間違えた」と
いちいち言ってから言い直すのが微笑ましい。
(ペリーニョ)
5歳のムスメが電車ごっこ。
「ここは台所駅ですー。
 降りる方は
 乗ってくださーい
どっちやねん。
(ふじ)
友人の3歳の女の子が
うれしそうに報告してくれました。
デズラニンドに行って
 シンデレルに会ったの〜」
かわいすぎますっ!!
(ダン)
牛丼を作っていたときのこと
6歳の娘が糸こんにゃくを指差し
「これなあに?」と聞くので
「いとこんにゃくだよ」と教えてあげました。
娘は「いとこんにゃく、ね。いとこんにゃく」と
何回か繰り返し、
これで「糸こんにゃく」という
言葉も獲得したわね、6才児!
とほほえましく思っていました。
牛丼ができ上がり、食べ始めたとき
娘が得意げに言いました。
「わたしね、これしってるよ!
 いそぎんちゃく!!
(ゆりこ)
子どもと水族館に行ったときのことです。
子どもに「好きな魚は何?」と聞いたのですが、
返ってきた言葉が
「近未来!」
‥‥意味不明だったので、問いただすと、
「赤い魚で眼が大きい魚!」と言うので
「金目鯛」だとわかりました。
(さかなかな)
7歳の娘は大の犬好き。
ある日、家族で町を歩いていて、
ペットショップに近づいた。
犬がいることを私に告げようと、
娘が大声で言い放った。
いんちゃんがいるよ!」
「犬」と言おうか「ワンちゃん」と言おうか
決める前に言い放ったらしい。
(オスのいんちゃん飼ってます)
テレビを観ていた娘(2歳)が、
「ママ〜、
 イッコさん
 出てきたよ〜」と言うので、
「イッコーさん」の間違いじゃないの?
と思いながらテレビ画面を確認したら、
そこには「アッコさん」が映ってました。
このふたりを混ぜこぜにしちゃう娘に、
ただただ脱帽‥‥。
(はせ)
娘が漢字を覚えたての小1のころ。
車の外に見える看板や建物についてる漢字を
次々に読み上げていました。
なかなかやるなあー、
なんて感心していたそのとき、
「さ・がわ・きゅう・べん!
‥‥なんだか、あの格好のせいでお腹が冷えて、
必死でトイレを探してる
飛脚さんの図を想像しちゃいました。
(まろんの母ちゃん)
小学校の部活動にて、自己紹介の時間のこと。
A「‥‥みんなの足を
  引きずらないようにしたいです」
あれ? と思ったら次のBさんも
B「‥‥足を
  引きずらないように‥‥
まわりはあっさりとスルー。
(引っぱらない)
小学生の頃、野外学習の前日に
「傘を持参してください!」と言われ、
「持参」という響きに
なじみのなかった幼少の耳には
「傘オジサン」と変換されてしまい
「どんなオジサンですか?」
と真面目に質問してしまいました。
(バカ特許)
弟が幼い頃。
デパートでブラジャーを指差して
「あ、おっぱいのふた!
しかも大声で!
(はまだ)
どうでしたか。おもしろかったですか。
ぼくは、おもしろかった。あと、よかった。
こういうやつがあったら、おくってね。
こどものじゃなくても、だいじょうぶだとおもう。
したの「投稿する」というのをおして、
かいて、おくると、だいじょうぶだとおもう。
それから、ほんが2さつ、あるのです。
『金の言いまつがい』と『銀の言いまつがい』という
2さつのほんが、あるのです。
これも、おもしろくていい。よんでね。
じゃあ、またね。さようならです。

イラスト:しりあがり寿


2008-02-13-WED
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© HOBO NIKKAN ITOI SHINBUN