三が日も終わったということで、
今日はオトナのみなさんに
ピンクな「言いまつがい」をお届けしましょう。
着物のすそからちらりとのぞく、
セクシーフライデーがやってきましたよ。
すなわち、新年1発目の「R指定特集」!
正月休みに実家からご覧になっている方は、
「あんた、いい年して何読んでるの!」
などと親からつっこまれないよう、ご注意ください。
もしも甥っ子や姪っ子が周囲をうろうろしているなら、
私はあなたにこうアドバイスするでしょう。
貫け、ポーカーフェイス!
大学生のころ、彼とデートに出かける私に、
「子供作るようなことはしないでね」
と母がちょっと心配そうに声をかけてきました。
そこで私が返した一言。
「大丈夫! 私たち、
 プラトニックセックスだから!」
母も、言った私もその場に固まりました‥‥。
(今は死語? プラトニックラブ)
女子高校生のときの話ですが‥‥。
父親に学校に迎えに来てもらったときの
車内での会話。
車のハッチバックのことを、
ダッチワイフっていうんだよね」
って何食わぬ顔で普通に聞いていました。
父親は前を見たまま小さな声で
「うん」って言ってくれましたが
今、思い出しても自分が怖い。
(みず)
NHKのニュースを見ていたら、
アナウンサーが
「エコライフフェア」を
「エコライフフェラ」
と言いまつがってました。
しかし、その後動揺も見せず
言い直していたのはさすがです。
プロだから当たり前かな。
(うまな)
父と電話をしていたときのこと。
自分の好きな音楽を
1枚のメディアに編集したいらしく、
コンポを選びに電器店に行って悩んだらしい。
「最近はホラ、いろんな種類があるから
 よくわかんねぇんだよ。
 CDだのDVDだの、EDだの」
「‥‥うん、そうだね‥‥」
友人なら突っ込むところだけど、
父親には無理でした。
(たぶんMD)
この前、仕事関係の方とお茶しながら、
彼が企画している食品のネーミングを
軽いノリで考えていた時のことです。
「『うまか棒』みたいな日本名も
 わかりやすくてイイね」
という方向へ話は進んでいき、
「ウインナーを日本語にすると‥‥」
と頭をひねる彼に、すかさず
「にく棒!」
と元気イッパイ答えてしまった私。
(一瞬ナイスだと思ったのに)
先日、ある役員の解任を知らされ、
「これで会社の勢力が変わる!」
と意気込んで友人に、
「○○さん、ゴカイニンだってね!」
‥‥違う意味に
とられてしまったことは間違いない。
ちなみにその役員は男です。
(わかめ)
同僚A
「ねえねえ、ジョニーデップの
 アレ見に行った??」
同僚B
「アレでしょ、アレ!
 『パイオーツ・オブ・カリビアン』!」
同僚A
「そうそう、『パイオーツ』、
 『パイオーツ3』だね」
同僚B
「早く行きたいな、『パイオーツ』!」
‥‥『パイレーツ』だよな、と思いつつ、
あまりのごろのよさに
ツッコミが遅れてしまいました‥‥。
(ノワール)
初めての出産を終えたAちゃんから
「ねぇ、初節句の時って何した?」
と聞かれたMちゃんは、恥ずかしそうに
「え‥‥初セックス‥‥?
と言って真剣に考え始めた。
(アホです)
私がまだ中学にいたときですが、
昼休みに放送で
「更衣をしてください」と言っていたのを、
クラスの人ほとんどが
「恋をしてください」
聞きまつがえたことがありました‥‥。
教室のムードがほんのりピンクになってたとさ。
(聞きまつがえたのは、
 うちのクラスだけじゃなく全校だったりした)
大腸検査、初体験の父が感心して一言。
「尻の穴に入れるカメラに
 シリアナナンバーって
 番号がついてたぞ」
それ、シリアルナンバーじゃん!
(とろろねこ)
あららら、こりゃいかん、もうダメだ。
今日はこのへんでお開き、お開き。
際限なく掲載を続けていると
当局から検閲を受ける可能性がある。
「お屠蘇気分だった」という言い訳が
まったく通じずしょっぴかれる恐れがある。
もっともっとこういうのを読みたい人は
『金の言いまつがい』と『銀の言いまつがい』
大手書店や「ほぼ日ストア」などで
おもとめくださいませ。
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イラスト:しりあがり寿


2008-01-04-FRI
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© HOBO NIKKAN ITOI SHINBUN