その1339

言おうとしたことと、違うことを言ってしまう。
ああ言おうと思っていたのに、
どういうわけかこんなふうに言ってしまった。
そうです、それが元祖「言いまつがい」!
誰の身にも起こりうる、小さな小さなハプニング。
今日も大小さまざまなパターンで
みなさまを楽しませる所存です。
もしもちょっとした時間を持て余しているなら、
読んで、アハハと笑って、すっきりください。
どうぞ最後まで、ごゆっくり。
電話に出た上司が
「はい。株式会社○×△□の田中です」
と言うべきところを
「はい。株式会社田中です」
と言ってました。
マイカンパニーかっ!
(タカ&トシコ)
最近コンタクトレンズを買った私。
しかし、コンタクトという響きに慣れず、友達に、
「私さ、コ、コ、
 コンクリート買ったんだ〜」
と言いまつがっていました‥‥。しかも何度も。
(若僧)
テレビを見ていて、
流鏑馬(やぶさめ)神事の
映像が映った時、母が、
「あっ! ハヤブサだ!」
と言いました。
どっちもかっこいいのは、わかります。
(すすむ)
ネイリストの仕事をしていた時。
フットケアのお客様に、
足をオットマンにあげてもらい、
「体勢、つらくないですか?」
と言おうとして
「体型、
 つらくないですか?」
と言ってしまった!
気を利かせて言ったつもりが、
とてつもなく失礼な一言に‥‥。
(あんこ)
長年生きてきたのに
先ほどカレンダーを眺めて言ってしまった。
「今日は水曜ボかあ‥‥」
でも、なんとなくかわいい。よね?
(うめ星)
今日、夕食の準備をしていて、母に
「鰹節を削っておくからね」と言おうとして、
けつおぶしを、
 かずっておくからね」
と言ってしまいました。
いったいどんな動作のつもり? 私ってば。
(風来坊)
うちのかみさんは
今日の晩御飯のときに、
「国をたって
 しょつような人間に‥‥」
と言いかけて笑い出しました。
それを言うなら、
「国をしょってたつ」だろう。
(煙)
友達と学校で
たのしく会話をしていたときのことです。
私は、友達が話してるときに、
ちょっと他のことに気をとられていて
話を少し聞き逃してしまい、
話について行けなくなりました。
それでも皆はどんどん話を進めているので、
何の話か聞こうとした私が一言。
「ちょっと待って、
 話が読み込めないよ!
直後、「お前はパソコンか」と突っ込まれました。
(本当は「話が飲み込めない」)
小さい頃、銭湯を利用していたのですが、
当時、母は仕事で遅くなる事が多く
近所のおばちゃんに
連れていってもらったりしていました。
オルガンを買ってもらって間もないある日、
「お風呂の用意、
 ミシンの上に置いてるからな」
と、言い残し、母は仕事に。幼心に
「なんで、物置のミシンの上に置いたんやろ」
と思いながらも、ミシンの上には
いつもと違う柄の風呂敷包みがある。
それをぶらさげて、銭湯で風呂敷包みを解くと
中には洗面器に山盛りの古靴下が‥‥。
あまりのショックにそのあとの事は覚えていません。
これは母が買って間もないオルガンという言葉を
まだアタマにインプットできていなかった
「言いまつがい」なのです。
(大阪のおかん)
友達と話している最中。
なぜか足のサイズについての話になったのですが、
私は思わず、
「○○って足、何メートル?
と聞いてしまいました。
友達は一瞬絶句したあと、
「‥‥0.235メートル」
とわざわざメートルで答えてくれました。
‥‥なんかムカつく。
(私は0.24メートル)
「買ったパン」と言いたくて、
「パった缶」と言ってしまいました。
(パるって何?)
読んで笑うのも楽しいですが、
大笑いしたエピソードを投稿するのも、
また違った楽しさがありますよ?
ぼちぼち参加してみようと思った方は、
どうぞ下の「投稿する」ボタンをクリック。
思い出深いそのエピソードを
簡潔なことばでシンプルに書き表したなら、
丁寧に見直したりせずに、
その場の勢いでもって送信ボタンをクリック。
忘れたころに掲載されたりすると、
非常に愉快な気持ちになりますよ。
『金の言いまつがい』と『銀の言いまつがい』
どうぞよろしくお願いします。

イラスト:しりあがり寿


2007-10-15-MON
もどる
© HOBO NIKKAN ITOI SHINBUN