その1276
んー、なんかヒマだなー、というときは、
元祖「言いまつがい」でも読みながら
ゆるゆると過ごしてください。
わ! 超いそがしい! というときは、
元祖「言いまつがい」でも読みながら
ほっとひと息入れてください。
今日もマヌケな傑作がたっぷりです。
最後までのんびりとお楽しみくださいませー。
夫がおやつに
シュークリームを2つ買ってきました。
私「なに味?」
「マスタード!」
‥‥罰ゲームかよっ。
正解は「抹茶とカスタード」でした。
(どちらも美味しゅうございました)
兄が就職活動中に日帰りで実家に帰ってきた。
帰る頃になって、スーツに着替えた兄を見て父は
「かっこいいなぁ、
 リフレッシュマンやなぁ!」
と、一言。父さん、それを言うなら
「フレッシュマン」では?
(リフレッシュしたい父)
バイト先の先輩に
「そういう、
 シュとしたふんかん
 ってあるやん?」
と同意を求められた。
(しめじめし)
会話のさなかに
「もう、ぼちぼち行きますか」と言おうとして、
「ぼう、もちもち‥‥」
と言ってしまい、話が途絶えてしまった。
(餅持ち)
駅売店での早朝バイトをしていた時の話。
通勤ラッシュ時の混雑も一段落し、
強烈な眠気にギリギリ耐えながら立っていました。
そんな中500円玉を受け取って、
お釣りを手渡しながら、
「160円のお返しです」と言うつもりが
「160円の大きさです」
と言ってしまいました。
お客さんは手のひらの160円を見て
困惑した顔をしていました。
(バク)
体調崩して最近通院してて。
毎日、受付のお姉さんに
「○○さーん、はい、370円です」
って言われて、支払ってるわけです。
で、今日のお会計時。
閉まる直前に行ったので、患者は私一人。
370円さーん‥‥ハッ!」
気づいた彼女は笑いすぎて
カウンターの向こうに崩れ落ちました。
他の受付の人5人とも、
声にならないくらい笑って、ひくひく言ってた。
いくら、ずっと通って顔見知りになってるとはいえ、
370円さんはないでしょう? 安すぎよっ!
次の日から、会うたびに笑われている私です。
(せめてお札になりたい)
深夜のファミレスでアルバイトをしている息子。
先日、自分が担当するテーブルに
オーダーを取りに行く途中、別のテーブルに偶然、
小学校時代の同級生が来ていたらしく、
「おーい! ○○〜」
と声をかけられたんだそうです。
よぉ! と答えてそのまま担当テーブルへ。
見ず知らずのお客に向かって口から出た言葉が、
「お久しぶりでーす」
だったそうです。
(正しくは「お待たせしましたー」)
私の親から聞いた話です。
親の友人が数年前、できちゃった婚をしました。
だけど、奥さんが妊娠しているという事を
周囲に黙っての挙式。
司会者のみができちゃった婚である事を
知っていたそうです。
そんな司会者の第一声‥‥。
「それでは、
 新郎妊婦の入場です」

何の悪気もなく言いまつがったそうです。
今でこそ笑い話になりますが、
当時の本人達には洒落にならない
言いまつがいでした。
(Momo)
職場の人の話です。
その人は飼い犬に食事を食べさせる前に
「おすわり」 
「待て」
「(食べて)よし!」
と必ずやらせるそうです。
ある時、何回かやらせた後、言いまつがって、
「まし!」といってしまったそうです。
犬は前のめりになって、
食べていいのか悪いのか、大変困っていたそうです。
(いちい)
うちの父親はカタカナに弱い。
クイズミリオネアは
「ミリオネ」と縮めるくせに、
流氷の妖精クリオネは
「クリオネア」にしてしまう。
(ファイナルアンサー)
夏休みの計画はお決まりですか?
ほう、旅行に? そりゃいいですねぇ。
へぇ、実家へ? そりゃいいですねぇ。
道中、何かと、おひまでしょう?
そんなときにうってつけの本が
『金の言いまつがい』と『銀の言いまつがい』
どちらも連載の傑作を700以上も収録してますので
時間つぶしには最適ですよー。

イラスト:しりあがり寿


2007-08-13-MON
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© HOBO NIKKAN ITOI SHINBUN