ご存じの方はご存じですが、
ご存じない方はご存じないと思いますので
ご説明いたしましょう。
週末のこのページでは、
全国のそそっかしいみなさまから寄せられた
さまざまな「まつがい」を
たくさん掲載しています。
誰の日常にも起こっておかしくない
ちいさな「まつがい」から、
「それはひどい!」という非常識なものまで
各種多彩に取りそろえております。
どうぞ、最後までのんびりご覧くださいませー。
最近、手が荒れ気味の私。
昨晩、ちょっと多めにと
手のひらにムニューっと絞り出したのは
歯磨き粉でした。
(手がミント気味)
牛乳を飲もうと、
冷蔵庫から牛乳を取り出し、
コップに注ごうとしましたが、
牛乳と反対の手には
コップではなくスプーンが。
(助っ人野郎)
寝る前の、高校生の息子との会話です。
息子「間違えて、
   手にハンドクリーム塗っちゃった」
私 「ん? 何を間違えたん?」
息子「あ、間違えた、
   ハンドクリームじゃなくて、
   歯磨き粉塗っちゃったんだ。
   ふははははっ」
息子よ、間違えだらけだぞ。
(えびたろう)
都営の電車に乗るとき、
パスネットのカードを使おうとした私。
改札機にカードを通し、
スピーディに通り過ぎようとしたけれど、
なぜかカードが出てこない。
しばらく待ってみたものの、出てくる気配なし。
もちろん出口付近にもない。
最終手段、とマイク越しに駅員さんに向かって
「すみませーん、パスネット改札に入れたまま、
 出てこないのですが‥‥」と助けを求めました。
わざわざ来てくれた駅員さん、
「その〜、足元に落ちてるのは違いますか?」と一言。
「まさか‥‥」と私の足元を見ると
そこにはパスネットが!
そうです、てっきり
改札機に入れたと思っていたカードは、
私の手をすり抜け、
床にずっと落ちたままだったのです。
改札機に入れていないのだから、
出てくるはずもありません。
その後駆け足でホームまで急いだのは
言うまでもありません。
駅員さんの軽く呆れた顔が悲しかったです。
(パスモでピピッと)
私その昔、大学入試科目を
受験前日までまつがっていました。
田舎から上京し、
既にその大学に入学している先輩に
「お久しぶり〜! 東京に受験に来ました〜」
なんて電話し、
試験のアドバイスをありがたくもらい、
電話を切った後で気づきました。
「私、受験科目まつがってた!」と。
なぜか大学は受かり、
第1希望だったのでめでたく卒業もしましたが、
こんなまつがいは私だけでしょうか?
(たけ坊)
私の通っていた高校の教室の戸は
ガラスが上から半分近くまである戸でした。
隣りのクラスの友達
(教室の1番後ろの廊下側)に教科書を借りようと
そのガラスを平手で
軽くパンパンと叩いたんですが、
気づいてくれません。
もう1度少しだけ強めにパンパンと叩いたら
思いっきりそのガラスが全面割れてしまいました。
その音のすごさに一瞬にして人だかりができました。
もちろん友達も気づいてくれました。
(りかこ)
私は20代の未婚女性です。
以前、お腹いっぱいご飯を食べた後
買い物をしていたら、
販売員さんに妊婦と思われて、
ウエストを調節できる
パンツを勧められたことがあります。
「出産後にも対応できますよ」とのことです。
電車で吊革につかまってたら、
席を譲られたこともあります。
親切にしていただいた相手を
辱しめてはいけないと思い、
切なさを堪えて迫真の演技で乗り切りました。
(胃下垂ってことで)
そういうことであれば、
私にだってひとつふたつ思い当たることがある!
というあなた。ぜひ投稿してください。
下の「投稿する」ボタンをクリックして、
そのエピソードをシンプルに書き連ね、
できた文面を何度も読み返すことなく
勢いよく送信してください。
明日も「まつがい」の特集ですよー。

イラスト:しりあがり寿


2007-07-28-SAT
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© HOBO NIKKAN ITOI SHINBUN