その1236
みなさん、ほぼにちわ。
きょうは、「こどもの言いまつがい」を
いっぱい、ならべてみます。
ふつう、こどもは、「まつがう」のが、
あたりまえで、ふつうなので、
ふつうは、のせないのですが、
ときどき、こうやって、とくしゅうします。
きっと、おもしろくおもうとおもうので
さいごまで、たのしくよんでね。またね。
先日、息子が神妙な顔で、
「○○くんが、
 しりまくえんになったんだって」
「しりまくえん?」
「ほら? 目が赤くなるやつ」
「‥‥」
結膜炎も上品に言えば、
しりまくえんかもね。
(目が‥‥)
先日、5歳の娘と本屋さんに行くと
BGMに平井堅が。そして娘が大きな声で
「あっ! 志村けんの歌だ!」と‥‥。
周りの人が静かに肩を震わせていました。
(どな)
文字を読めるようになった息子が
「『北風と太陽』読んであげるから
 聞いててね」と張り切って持ってきた。
アヒルのこと!!
 ‥‥違った。ある日のこと!」
‥‥確かに『北風と太陽』に
アヒルは出てこないわな。
(ペリーニョ)
小5の娘の言いまつがい。
給食の献立表を見ながら、
「むぎごはん」と言おうとして、
出てきた言葉は「わらごはん」
「わらごはん」じゃ、
口の中がちくちくしちゃいそうだね。
(くらむぼん)
幼稚園児の娘に
明日のおにぎりは何味がいい?
と聞いたら
「カカオ!」と言った。
真逆だな、それ。
(ごりこ)
子供が父親と会話してて‥‥
おめめが高いですなあ〜」。
顔が長いの?
(れちこママ)
娘(2歳9ヶ月)が、
中華料理のレンゲを指して、
ちょっと自信なさげに
「これってオガワ?」と言いました。
確かに『春の小川』に出てくるのは
「岸のすみれやれんげの花」だけど、
ちょっと違ったね。
(金太郎)
小学校の演劇で。
「ご臨終です‥‥」というつもりが
四捨五入です‥‥」だって。
いったい何を繰り上げる?
(かおりん)
少しむずかしめの言葉を覚えてきた小6の娘が、
母親(わたし)に怒られて
ふてくされていた弟に向かって
言い放った一言です。
「どうしたの?
 そんな仏教ヅラして?」
それを言うなら「仏頂面」ですから。
(菩薩ママ)
小学1年の子どもが学校の話をしてくれました。
「きょうね、
 チューシャキつけてた女の子がいた」
注射器って!?
何か持病をもっている子でもいるのかと思い
突っ込んできくと
「ほら、頭につける輪っこみたいなかざりだよ」
ああ、「カチューシャ」ね。
(まる)
小学生のムスメが
なんらかの説明書を朗読していた。
「止まって、歩く、バターーーン!
 歩いて、座る、バターーーン!
そっと後ろから説明書をのぞくと
「パターン(pattern)」と書いてある。
楽しそうなので、そのまま捨ておいた。
(耳様)
父親と東京に行った息子に、
どこに行ったか聞いてみると、
「天皇んち」
天皇んち???
息子にとって、
皇居も友達レベルだったのか?
(7カマド)
電車の中で4歳位の坊やが
ペットボトルのフタを
開けるママに向かって
「ママって、ちかもろちだね〜」と。
か、かわいい!
(くりくり)
どうでしたか。おもしろかったですか。
ぼくは、おもしろかったと、おもった。
こういうのが、あったら、おしえてね。
したのところにある「投稿する」という
ボタンをおしてみて、かいてみて、おくってみてね。
『金の言いまつがい』と『銀の言いまつがい』という
ほんもでているから、よむといいなあとおもった。
またね。じゃあね。

イラスト:しりあがり寿


2007-07-04-WED
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© HOBO NIKKAN ITOI SHINBUN