その1213
ふと耳にした非常識なフレーズに
「ええ?」と思わず振り返り、
よくよく聞いてみるとぜんぜん違うことば。
そうです、それが「聞きまつがい」!
たんなる「聞きまつがい」と侮るなかれ、
なかには「お見事!」と膝を打つような
すばらしい「聞きまつがい」もあるのです。
いつもたくさんの投稿をありがとうございます。
どうぞ最後までのんびりお楽しみくださいませ。
入社したての頃、上司に
「空封筒、取って」
と言われ、私は真剣に
カラム〜チョですか?」と。
上司はあきれて何も言いませんでした。
(しまづう)
カラオケ店で店員さんが
ものまね、よろしいですか?」
と真顔で尋ねてきた。
いきなり何を言うんだと思って
まじまじと見つめていると
友達が「田中です」と答えた。
ただ、予約の確認をするために
「お名前、よろしいですか?」と
名前をきいただけでした。
(ねむっこ)
さっき、部長が仕事中に、
「誰がガム買いに行くのっ?」
と大声で言っているので、
(誰でもエエやん、そんな事‥‥。
 子供みたい‥‥)と思ってたら、
繰り返し言うので、
「(先方を)誰が迎えに行くの?」
と言っている事が判明。
(Black&Blackガム)
4歳の息子。
「今日の晩ごはん何?」
と聞いてきたので、
「肉野菜炒め」と答えると、
「えー!? やったー!!」と大喜び。
そして父親に報告しに行きました。
「おとーさーん! 今日の晩ごはん
 三ツ矢サイダーだって!!」
えーっ!? そう聞こえちゃった!?
(YK)
朝、JRの電車に
半分寝ボケながら乗っていると、
「今日はとくに、
 傘や甘栗のお忘れ物が
 多くなっております」
という車内アナウンスが!!
思わず回りの客を見回し、
おかしいなー、誰も甘栗なんか‥‥
と思ってハッとしました。
「傘や甘栗」ではなくて、
「傘や雨具」だったんだと。
(たぁ)
中年男女5人で居酒屋に入りました。
女性2人を先頭に、
にこやかなホール係のお嬢さんに
先導されて座席に進みます。
と、別のホール係から
「お姉様ご案内!」
「はい、お姉様!」

と高らかな声。だ、誰のこと?
どうみても立派な中年の私たちなのに。
それとも女性客は誰でもお姉様って呼ぶの!?
と、疑いながらもあやうく喜びかけた私たちに
連れの男性陣がアッサリと
「『5名様』じゃない?」
(な〜んだ、やっぱりね)
まだ会社に入って間もない頃、
先方にメールでデータを送ったところ、
「データが開かない」と電話がありました。
同僚に
「さっきのメール開かへんって‥‥」
とたずねようとすると
「えっ、シャケ(鮭)の目が開かへん?!」
と聞きまつがえられました。
先方が食品関係の方だったので
なんとなくありえる感じ?!
(ないけど!)
その場面を2人で想像してしまい、
笑いが止まりませんでした。
(しゃもじ)
たしか小学3年生の頃。
国語の時間に先生から
「職員室の先生の机に
 50円あるから取ってきてくれ」
と言われ、幼心に
「なんのこっちゃ?」
と思いながらも教室を出た。
職員室の担任の机に行くと
お金がない‥‥。
それでも頼まれたからにはと思い
近くにいた先生にお金を借り、
教室に戻って担任に褒めてもらおうと元気よく
「ハイこれ先生!」
と手のひらを差し出したら笑われた。
‥‥「広辞苑」だった。
そんなもの、知らなかった‥‥。
(どんちゃん)
私の兄がまだ小さい頃、
家族で旅行へ行ったとき、母が
「もうすぐ小仏トンネルだ」
と言ったら、兄が一言。
「おとぼけトンネル?」
それ以降私たち家族は「小仏トンネル」を
「おとぼけトンネル」と言ってます。
(ざわわ)
「聞きまつがい」「言いまつがい」
その他どのような「まつがい」でも、
迷わず私たちにメールしてください。
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記憶に残るそのエピソードを
思い出しながらなんとなくタイピングし、
できたと思ったら送信ボタンを押してください。
なにしろ、気軽に送ることが肝要です。
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どうぞよろしくお願いしますー。

イラスト:しりあがり寿

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