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新着「言いまがい」〜その635


 

がッ、がッ、がッ、
元祖「言いまつがい」をお届けしますっ!
すいません、意味もなく
勢いをつけてしまいました。
しかしながら、勢いよく
元祖「言いまつがい」を読んで、
勢いよくガハハと笑ったりすると、
気分が晴れ晴れとするのではないかと
私たちは考えています。
ポンポンポン、と最後まで
テンポよくお読みくださいませ。


友人と新築のお宅を訪問しました。
前からあったという
サイドボードを見て友人は
「わー、これレトルト!」
言われた方は冷静に
「それを言うならレトロ」。
続けて出された
コーヒーカップを見て再び
「わー、これも
 レトルト!
 じゃなくて‥‥
 アンゴラ!」

「それを言うならアンティーク」
見てるこっちは漫才のようでした。
(観客)

私の主人はカタカナに弱いです。
ある蒸し暑いくらい暖かかった日に、
その日の同僚の服装のことを
話してくれました。
「〇〇さぁ、
 こんなに暑いのに
 フリーズまで
 着てたんだぜ!」

「‥‥フリーズ?」
「あっ‥‥ブリーフ?」
その同僚は暑い日に固まった上に
首からパンツでも
下げていたのでしょうか。
(フリースが言えない夫)

夜ご飯の時、食べている姉を見ながら
母が心配そうに言いました。
「最近食べるスペース
 遅くなったんじゃない?」

「ペースね、ペース」
姉妹で同時につっこみました。
(ピーコ)

うちの夫はよく言いまつがいます。
何かの折に、
話題が戦闘機のことになって、
「ほら、
 レーダーに映らない
 ストレスがさぁ‥‥」

それを言うならステルスです。
ま、ストレスも
レーダーには映らないけどね。
(るっこら)

営業活動から戻った若手が、
その日訪問した客先の
人事異動について報告していました。
「はい、○○さんが、
 課長から
 ダチョウ代理に
 なられたそうで」

部長代理、と
本人は言いたかったみたいです。
笑いをこらえるのがタイヘンでした。
(菜っ葉の塩漬け)

バイト先の同僚Iちゃんの、
いくつもある名言の中でも
忘れられないのは
「熱い鉄は
 
二度と踏まない」です。
「二の轍は踏まない」と
「鉄は熱いうちに打て」が混ざって
とてもわかりやすい例えになっています。
足の裏を焦がした猫が
懲り懲りしている様が浮かびます。
Iちゃん、元気かなあ。
(Iちゃん語録を作っておくんだった)

ダンナとふざけ話をしていた時のこと。
「私のことを
 だませても、
 みんなのことは
 ダマせないよっ!」

と私が高らかに言い放つと、
ダンナはポカンとした顔をした。
そして、
「あんただけバカ?」
と言って、笑い出した。
(まるまる)
つい先日の話。母が仕事帰りに
ケーキを買ってきてくれました。
私が一番に箱を開けて、
3種類のケーキを確認。
「どれが誰の?」
と聞こうとしたのに
「誰が誰だ?」
と言ってしまいました。
すかさず母が
「お前はお前だ」
とナイスフォローしてくれました。
(えみ〜ご)
裁縫が趣味の母。
先日もくまのぬいぐるみを出してきて、
こう言い放ちました。
「見て、作ったの!
 ペピィペア!」

「え? テディベア‥‥やろ?」
「そうそう。
 ペリーペア?」

(2人のペリー)
山手線内で女子高生二人が
情報誌ぴあを見ながら。
「ねー、25時って何時?」
「んー、3時じゃない?」
「そっか、3時か〜」

25時は午前1時だよ‥‥。
訂正してあげたほうが
よかったのでしょうか。自己嫌悪。
(なかのようこ)

友人が銀座を歩いていたとき、
通りすがりのおばさん2人の
会話が聞こえてきたとか。
「あら、もうすぐ
 ハローワーク
 
なのねぇ‥‥」
「そうねぇ」
振り向いた友人は、
おばさんたちの視線を追ったそうです。
そこにはくりぬかれたかぼちゃが。
(みぜれれ)

売り場に販売員があまりおらず、
かつ、お客様からの
お電話が多かった日のことです、
内線電話を取ったところ
電話番のおじちゃんが
開口一番
「お忙しくって
 ゴメンナサイ‥‥」

お忙しいところ恐れ入ります、
と言いたかったそうですが‥‥。
みんな、忙しいのよね。
(まきけ)
炊きあがったご飯に
まぜご飯のもとを入れて、
炊飯器のフタをしめた父が一言。
「こうやっといたら、
 むせるよね」

こっちがね。
ご飯はちゃんと蒸れてくれました。
(ユーク)
美術館に
派遣社員として働いている私。
作品と一緒に写真が撮れる
というサービスをしていて、
ある親子に撮影を頼まれました。
写真を撮る時って何ていうんだっけ?
今時「はい、チーズ」
でよいのだろうか?
いや、だめだろう‥‥。
こんなことを考えながら、
「いっせーのせっ!!
 ‥‥はいっチーズ!!」

と叫び、お母様に大爆笑されました。
(KUMI)
私は飲食店のキッチンで
アルバイトをしています。
まだ、アルバイトを始めて日が浅く、
今日も一つわからない事があったので、
質問しようと思いました。
その時、厨房には社員の小堺さんと、
アルバイトの先輩の山中さんがいて、
私は山中さんに質問しようとして、
「山中さん!」という言葉が
口まで出かかった瞬間、頭の中で
(あ、これは小堺さんに
 聞くべき事だな)と思い直し、
「小堺さん!」と言おうと、
つまり頭の中で急に方向転換したのです。
そしたらナント、
自分の口から出てきた言葉は
「竹村さん!」でした!
二人とも目を丸くしていました。
スイマセン。竹村は私でした‥‥。
(マザー3楽しみにしています)
結婚の挨拶で、先方の母親に、
「ふとどきものですが、
 よろしく
 お願いします」

と、挨拶した人がいる(あたし)。
(とし)

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イラスト:しりあがり寿
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2005-11-10-THU
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