ほぼ日ブックス
商品について分からないことは、ここでね!
どこで買えるの?
投稿、待ってるよ〜!

新着「言いまがい」〜その595


 

さて、週末は「まつがい」の特集です。
はっきりした、わかりやすい
「まつがい」があるかと思うと、
んん? これ、どこが「まつがい」?
と思うような微妙な
「まつがい」もあります。
サッと読んでもおもしろい。
じっくり読んでもおもしろい。
最後までのんびりおたのしみくださーい。


今日夫と出かけようとして
マンションの
エレベータのボタンを押して
上がってくるのを待っていたら
前に立っている夫の脇に
ビデオのリモコンが挟まっていました。

「なぜ、リモコン挟んでいるの?」
と聞いたら
本人もビックリしていました。
いつも出かけにタバコを
胸ポケットに入れていますが
横に置いてあったリモコンを
ついつい挟んでしまったようです。
(桂子)

車に乗って発進しようとしたとき、
シートベルトを締めたはずなのに
警告の赤いランプがついていて、
なぜだろう? と思ってよく見たら、
助手席のところに差し込んでました。
(ハヤシライス)

今朝したまつがいです。
歯を磨いて洗顔した後、
髪をセットしようと思いました。
ワックスを髪につけたところ、
あっという間に前髪がまっしろ。
‥‥歯みがきのチューブを
手にとっていたようです。
時間がないのに今日も朝シャン。
先週洗顔フォームでまつがったから
固形せっけんに変えたのに。
今度は何にかえればよいのでしょうか。
(とっぺんぱらりのぷう)

眠い時に一生懸命とる
ノートの話
で思い出しました。
塾で、わたしは頭が
ぐわんぐわん揺れるほど眠いのに
(ほとんど寝ている)、
必死にノートをとっていました。
ある日、そのノートを見直していたら
みみずがはったような弱い字で
「あたしはタイガー」
と書いてありました。
何かが乗り移っていたんでしょうか。
授業は確か数学でした。
(いまや持ちネタ)

自動車運転免許を取ったばかりの頃、
ガソリン・スタンドで。
「軽油満タンにしてください」
と言う私に
店員さんはびっくりして言いました。
「これ、ディーゼル車なんですか?」
私が乗っていたのは軽自動車。
軽油の「軽」って
「軽自動車専用」の「軽」だと
信じていたんです。
(今ではセルフ給油もバッチリ)

向こうからどこかで見た人が、
と挨拶しかけると鏡に映った自分だった

というかたの話で思い出しました。
私はとある百貨店で
エレベータを待っていました。
私の右手には手持ち無沙汰に
エレベータ待つ人数人。
左手には大きな鏡があったので、
ふと寝癖が気になった私は
そちらに体を向け、髪に手をやり、
そして‥‥死ぬほど驚きました。
何と鏡の中の私は
正面を向いた姿勢のままだったのです!
恐怖に息をのみ、腰が抜けそうになって
その場でよろけてから気づきました。
鏡だとばかり思っていたのは、
防火扉の枠。
その向こう側にも
もう1基エレベータがあり、
たまたまこちら側と似たような配置で
待つ人々がいただけだったのです。
私は突如忘れ物に
気づいた人の振りをして
オーバーアクションを誤魔化すと
早々とその場を去りました。
(メイリンパパ)
うちのせがれは双子。
まだ小学生だった頃です。
楽しみにしていた
サマーキャンプの前日に
一人が熱を出して居残りになりました。
熱は次の日に下がって、
つまらなそうにしているので
買い物に連れて出ました。
靴屋さんで新しい靴を
買おうということになって、
あれやこれや選んでいました。すると
「なんだあ、帰ってきたのかあ」と
突然うれしそうな居残りせがれの声。
彼は靴屋さんの全身鏡に映った
自分に話しかけていたのです。

自分でもまつがえるんだ!
と納得した瞬間でした。
まつがいに気付いた彼は、
恥ずかしいのと口惜しいので
ふてくされてしまい
笑いをひっこめるのに苦労しました。
(思い出した母)
和紙にくるまれた
ちょっと高級な即席汁粉
(最中の皮に粉末のあんこや
 あられが入っていて、
 椀に入れ熱湯を注ぐと
 お汁粉ができるもの)を
そのままお客様にお出しした母。
お客様はむせたりこぼしたりしながら
食べにくそうに召し上がっていました。
それを兄に言うと、兄いわく、
「いいんだ、俺がこの間
 あの人の家に行ったとき、
 カルピスを原液で出されたから」

(母は仕返ししたわけではない)
今年の春に結婚しましたが、
仕事の都合により私は北海道、
夫は千葉に住んでいます。
そして私の実家は神奈川。
7月に関東で地震があった日、
職場から被害確認のための
電話がありました。
「○○さんのご家族、千葉でしたよね。
 大丈夫でしたか?」
「私の家族は神奈川ですけど‥‥」
「え、あ、あぁ、はい、そうですか」
と、相手はなんだか
納得しないまま電話を切りました。
なんで神奈川が千葉になったのか、
考えること数秒。
‥‥そう、私はキレイさっぱり
夫の存在を忘れていたのです。
てっきり、
家族って両親のことだとばかり‥‥。
あまりにもかわいそうなので、
夫にはこのことは黙ってます。
(くまっこ)
入社2年目、まだピチピチの
ヒヨッコOLだった私のまつがいです。
私のいた部屋は副社長室もかねており、
パーテーションの向こうには
副社長がいらっしゃいました。
会議があり、
部屋には誰もいなくなったある日の午後。
気さくで評判の支店長が
ひょこっとドアから顔を出しました。
親指をたて、声を出さずに
「いる? いる?」と口をパクパク。
意味がわからずポカンとする私。
なおも支店長は
ジェスチャーを繰り返しています。
しばらく考え、はたと気づき答える私。
「えー。私、彼氏はいません」
たまらず声に出す支店長。
「副社長いらっしゃるかな?」
ギャー! 恥ずかしー!!
(ゆきこ)
娘さんにお箸の入ってない
「箸ケース」を届けて
へこんだお母さん

いらっしゃいましたが、
私は中学生の息子のお弁当に
「ふりかけ」を付けるのをわすれて
よく息子に叱られてました。
ある日、お弁当を洗おうとしたら、
使ってない「ふりかけ」があるので、
「せっかくつけたのに、
 使ってへんやんか」
と文句を言ったら、
「今日はご飯が入ってなかった」
と言われました。
(2階建て弁当箱)

みなさまからの、
あらゆる「まつがい」を募集しています。
下の「投稿する」ボタンをクリックして、
どうぞお気軽にご投稿くださいませ。
くり返します。
どうぞお気軽にご投稿くださいませ。
明日も「まつがい」の特集ですー。


イラスト:しりあがり寿
「言いまつがい」を投稿する。

2005-10-01-SAT
ホームへもどる