本日は、「聞きまつがい」の特集です。
‥‥え？　「焼き巻き貝」の特集？
いいえ、「聞きまつがい」の特集です。
‥‥え？　「ハチマキ・ガイ」の特集？
ああ、そうですそうです、
そういった「聞きまつがい」を
たっぷりお届けいたします。
言ったあなたが悪いのか、
聞いたあたしが悪いのか、
誰が呼んだか「聞きまつがい」、
本日も最後までごゆっくり
おたのしみくださーい。

母が
「今日、オカマと病院へ
　行って来た」と。
その人とはどんな関係で、
何の病気なの？
「岡本病院」のまつがいでした。
（ペンギン）

何気にテレビをつけて、
家事にいそしんでいた私。
ふとテレビから
「和田アキ子サークルの
　みなさんが‥‥」
と流れてくるではありませんか！
「一体どんな人たちが
　入ってるんだろう？」
と画面に目をやるとそれは
「和太鼓サークルのみなさん」たちが
元気に演奏しているところでした。
（私は森公美子似）

会社でのこと、
「和田勉ですけど〜」との電話。
まさか！　と思いながら
「えっ、和田勉さんですか？」
と確認したら
「アドブレーンです」との返事。
同僚の聞きまつがいでした。
（ぐーちゃん）

ある日会社で、
普段からとても忙しい同僚が突然
「ハムスター！」
と叫びました。忙しすぎて
とうとうおかしくなったのかと
呆然と同僚を見つめていると、
私の後ろの席の「田渕さん」が
「はーい」と返事をしていました。
「ハムスター」と「田渕さん」
‥‥似てませんか？
（三）

ウェイトレス時代、そそっかしい私は
大変多くの聞きまつがいをやりました。
思い出深いのは、
コース料理のメインを食べ終えた
お客様がお皿を下げている私に
「あと何や？」と聞いてきたのに、
「あんた何や？」
と問いただされたと聞き間違い、
「う、ウェイトレスです‥‥」
と答えて困らせたことです。他にも、
「水ふたつ持ってきて」と言われて、
椅子を両脇にかかえ、
「どこに置きましょう！？」
と鼻息荒く聞いたことがあります。
（りんりん）

９歳の娘のテレビニュース聞きまつがい。
「トルコの遺跡から出土した鉄片は
　世界最古の鋼（はがね）で‥‥」
を聞いて
「世界最古の鼻毛だって！」
（それはニュースで読むかな？）

息子がまだ４歳だった頃。
仕事から帰ってきてバタバタして
夕食を作っていたら、
息子がミニカーを持ってきて
「ね、ね、お母さん
　このミニカーはね‥‥」とか
「お母さん！　このタイヤはね」
と付きまとい、
最初は相手にしていた私でしたが
だんだんとイライラしてきて
「もうっ！　お母さんは
　ミニカーなんか興味ないっ！」
と言ったら
「『今日見ない？』
　じゃあした見る？」
その一言でイライラも
爆笑に変わりました
（こめこめ）

家族で回転ずしに行きました。
私　「新メニューに
　　　『沖漬けイカ』ってのがあるよ」
旦那「『チーズケーキ』なら
　　　前からあるじゃん」
私　「？（気が付いた）違うって！
　　　強引だなぁ」
数分後。
旦那「『沖漬けイカ』、
　　　回ってこないから、
　　　頼んでみる？」
私　「ええー？　私すし屋で
　　　『チーズケーキ』は
　　　食べないよー」
隣で息子がひとり、大うけでした。
（似たもの夫婦じゃね）

さる大学教授とさる場所で会見し、
帰り際にその後の予定を訊いたところ、
「キャバクラに
　行かないとならないんだ」
と堂々と言うではないか。
いや、行くな、とは言わないが、
「行かないとならない」
というのが穏やかでない。
お店または従業員と、
何か重要な関わりが？
あるいは衝動が抑えきれない？
それにしても、
どうして誰も突っ込まないのだ。
もしかして、彼のキャバクラ行きは
周知の事実なのか？
だから誰も驚かないのか？
そうなのか？
おそるおそる本人の
行き先を確認してみたところ、
「秋葉原に行かないと」
ということでした。
アキハバラ‥‥キャバクラ‥‥
似てないし。
（花色木綿）

11月のおわりごろ、
ある日の夕方携帯に見知らぬ番号から
着信があり、出ると‥‥。
「○○さんですか？」
「はい」
「スーパーですけど、
　スープ預かって
　いるんですが‥‥」
「‥‥ん。スープですか？？？」
「はい。５月から」
「ええっっ！」
何のスープだ！？
って、半年経ってるぞ。腐ってるだろ！
「取りに来ていただきたいんですが」
そりゃそうだろうけど‥‥
えーっ！！！
‥‥正しくは、
「スパ（店名）ですけど、
　スーツ預かっているんですが」
クリーニング出して引き取りを忘れた
冬物スーツの話でした‥‥。
あー、ビックリした。
（ジャム太郎）