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新着「言いまがい」〜その444〜


 

本日は、「聞きまつがい」の特集です!
ふと小耳にはさんだギョッとするフレーズ、
よくよく考えてみると
見事な「聞きまつがい」。
そんな「まつがい」の特集です。
そんなことばをあんなことばとして
勝手に解釈する人間の脳は
すごいものだなあと感心します。
最後までゆっくりどうぞー。


先日の夕食の時、娘が
「水のおかわりある?」
と訊いてきました。
変なこと訊くなあ、と思いつつ
「はいはい、いくらでも」
と答えると、娘は驚いた顔で、
「ええっ、そんなにあるの?」
娘は、
「みず菜のおかわりある?」
と訊いたのでした。
(ゆきね)

ラジオの音楽番組で
「人と予算の話」
と言っているので、
妙に生々しい話するんだな
と思っていたら、
「一青窈さんの話」でした。
(Mt.マウンテン)

昔、某鉄道会社系のデパートの
本屋で働いていた私は、終礼の時に
「来週から
 旅行ただ乗り券が
 あります」

という話を聞いて、
「やっぱり鉄道会社だから
 従業員にはそういうこともするのだ」
と思っていました。
しかし翌週にあったのは、
「横尾忠則展」でした。
(おっちょこちょい)

仕事中、後輩に突然
「先輩、隠し事ください!」
と言われ
「はぁっ!?」と聞き返したら
「書く仕事」のことでした。
ドキッとさせないでよ〜。
(マリンバ)

昼食の用意をしながら見ていた
『スタジオパークからこんにちは』で
その日のゲストは村上弘明さんでした。
村上さんの紹介で
「野球中継でご活躍」
と聞こえたので
なんで野球中継? と思ってたら
「柳生十兵衛でご活躍」
の聞きまつがいでした。
(兵さん)

某イタリアンレストランで食事をし、
そろそろ終わりかけのころ
連れがデザートが食べたくなり、
店員さんに向かって
「すみません、
 ショートケーキかなにか
 ありますか?」
と言ったところ、
店員さんは非常に困惑した顔で
「消毒液ですか?
 お客様、
 どうかされましたか?」
と。
(くま母)

子供の頃、ラジオを聞いていると、
毎日のように
「乗用車が
 中央文理大に激突」

といった交通事故のニュースが
流れていました。
きっと事故の起こりやすい
ところなんだなあ、
そんな大学には行きたくないなあ
と思っていました。
絶対に中央文理大学には
近づかないようにしようと
決めていました。
中央分離帯ですね。
中学生くらいまでずっと
大学のことだと思っていました。
田舎の中学生にとって、
大学というのは未知のものなのです。
(事故多発地帯)

電車のアナウンスが
「優先席の近くでは
 携帯電話を
 バナナボートにして
 ください」

と聞こえました。
「‥‥バナナボート?」
マナーモードの聞きまつがいでした。
アナウンスをした乗務員が
花粉症だったのかどうかは不明です。
(ひろきょん)

花粉症の友人とアイスクリームを
食べていた時のこと。
友人がアイスを食べながら言った。
「効かんなぁ、この薬」
「そうか、花粉症は大変やなぁ」
と返すと友人は「?」
「『ピーカンナッツ入り』
 って言ってんけど」
最後の「り」しかあってないし。
(ちょっとの優しさ命取り)

ある日、会社の男性の先輩と
エレベーターの中で一緒に。
二人だけになった際その先輩に
「酒におうね」と言われ、
私はあわてて口を押さえて硬直。
私が聞き取れていないと思った
先輩はもう一度
「茶系似合うね」
その日珍しく茶系でまとめていた私は
毎晩痛飲しているのがばれたのかと
思いましたとさ。
(うめこ)

友人が
「なあ、
 コットンばあさんの曲
 知ってる?」
と聞くのです。
「はぁ? コットンばあさん?」
と返しつつ、なにかの童謡だったかと、
とっさに色んな曲が脳内で
回転しましたがわかりませんでした。
「いや、知らんわ」
「これやで。
 ♪タラリタリタリタリラリラ〜」
と、友人が歌ってくれたのは、
『ゴッドファーザーのテーマ』でした。
(ふくろう)

ある和食店に10人で入り、
メニューを注文して、食べようとした時、
茶碗がひとつ無いのに気づいたので
近くにいた店員に指で
「1つ」のサインを出しながら
「すみませーん! お茶碗!」
と言ったら
「お茶碗?」
となぜか変な発音で
指で「1つ」のサインを出したので
「はい! お茶碗!」と言うと
なぜかまた店員が笑いをこらえながら
「お茶碗?」
とまた変な発音で
聞いてきたので変だなと思いながら
「はい、そうです」と答え、
しばらく待っていたら、その店員が
「お待たせしました」
お茶を一つ持ってきました。
「へ? お茶?」
そうです。私が言ったのは「お茶碗」、
店員が持ってきたのは「お茶、ワン」
その店員も
「ホストクラブじゃあるめーし
 何が『お茶、ワン』だよ」
と思っていたのかも。
(こめこめ)
残業が続く中、
ある日帰途についていたとき。
駅の放送で、ふと
「次の電車は
 しあわせゆきです」

と聞こえる。おかしいなあ‥‥
と案内表示を見ると
「四条畷」(しじょうなわて)ゆき。
ある意味乗ってみたい気もするかも。
(しあわせになりたい)
高速道路を走っていた時のこと
両側に高層団地が立ち並び、
そのほとんどの窓に明かりが灯っていました
「けっこう
 (人が)
住んでるな〜」
と、彼が独り言。私は心の中で
「ほんとだなぁ」と、
ぼんやり思っていました。
‥‥それは、しかーし!!
「結婚しようか?」
のプロポーズでした。
(そろそろ式場探し。ホッ)

わあ、最後のやつはいいなあ。
ていうか、プロポーズのことばを
「聞きまつがわれた」彼氏は
大慌てだったでしょうけど。
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(2004.7.12)
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2005-05-03-TUE
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