その2975
「もしもし○○さんのお宅ですか?」
「え? いえ、違いますけど」
「失礼しました」「いいえー」
ガチャン、ツー、ツー、ツー。
これが、いわゆるひとつの
間違い電話のパターンですが、
私どもがご紹介する「まつがい電話」は
そういうふつうの感じじゃありません。
ずばり、もっとドラマティック!
劇的な展開をどうぞお楽しみくださいー。
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先日知らないおっちゃんから家に電話がかかり、
バスのチケット
 今すぐ予約したいんやけど!」
と言うので
「うちは違いますよ。間違い電話ですよ」
と伝えた。しかし、何度も違うと言ってるのに、
何度もおっちゃんから電話がかかってきて
チケットを催促されるので、
ネットでよく調べたら謎が判明。
家の電話番号が
「×××ー0061」で、
地元の大型観光バスのチケットセンターが
「×××ー6661」だった。
おっちゃんのメモ用紙に書かれた、
限りなく「0」に近い「6」の字が
めっちゃ想像できた。
(ぽい)

学生の頃、
「きつねうどん3つ」
という間違い電話が掛かってきた。
「ちがいますよ」というと
「あっ! すみません」と切れた。
ところが、また、掛かってきた。
今度は「
○○うどんですか?」
と聞くので「違いますよ」。
それを3度繰り返されたので、最後には
「すぐお持ちします」と答えて切った。
しかし、不思議なことに、
その後は掛かってこない。
きつねうどん、あきらめたのかな?
それとも、○○うどん屋さんが
信用おとしたのかな?
(kyodogenso)

以前、我が家の留守番電話に
残されたメッセージを再生すると
「おい、どうゆうつもりや、
 また
無断欠勤か、いい加減にしろ、
 昼までに返事なかったら
 クビや、わかったな」と‥‥。
我が家に無断欠勤する人間はいません。
聞いた時間はもう午後2時過ぎでした。
いったいホントにクビになったんでしょうか。
3年たっても気になっています
(たかし)

ついさっき、社内のK君が携帯に出ました。
「お〜、久しぶり。
 こんな時間に仕事じゃないの?
 そうか、こっちの業界は
 そりゃ〜もぉ〜大変よ。
 お前、楽してんじゃないの〜?
 俺、何やってるかわからないぐらい
 いっぱいいっぱい、
 お前はどうよ‥‥えっ?(絶句)」
どうやら電話の向こうは、
クライアントのえらい人。
「ゆう○(名前)」という友人かと思ったら、
「ゆう○○(苗字)」だったとか‥‥。
その後の会話は、これ以上ないぐらいの
敬語と丁寧語のオンパレード。
「ゆう○ですって、
 あんまりテンション低かったから、
 ゆう○が仕事で何かあったのかと思って‥‥」
久しぶりに涙が出ました。
(うろん。)

さっき、携帯に
伝言メモが入ってたので再生しました。
「ありがとうございます、○○社です」
と聞いたところで、ああ○○社か、と思い、
止めて切りました。しかし何か違和感が。
そう、私は電話をかけ返して
速攻、切ってたのでした。イタ電か。
(とびはぜ)
「まつがい電話」にかぎらず、
どんな「まつがい」でもけっこうです。
私たちにぽんぽんとお送りくださいませ。
「投稿する」ボタンをクリックし、
ことのあらましを簡単に書き表して
だいたいできたなと思ったら
送信ボタンを押してください。
いろいろ気にしすぎることなく、
どうぞ、お気軽にご参加くださいませー。

イラスト:しりあがり寿
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2012-04-07
HOBO NIKKAN ITOI SHINBUN