その2853 いまや電子メールは 世界でもっとも頻繁に使用されている コミュニケーションツールのひとつ。 今日もたくさんのメールが行き来しています。 これだけたくさんのメールが行き交えば、 「誤メール」だってありますよね？ そう、「まつがった」文面が修正されぬまま、 先方へ送られてしまったメールです。 たとえば、ほら、こういうやつ。

彼氏へのメールに 「うむ。」と書こうとして、 「うみ。」 と書いてしまいました。 （寒中水泳はまっぴら） あとで見返すと、 携帯のメールでの打ちまつがいが多い私。 友だちに「何もなし」と打ちたかったのに、 「何もやし」 って打っていた‥‥。 もやしの種類聞いてどうする。 （もやっと） ダンナさんが打ってきたメールに 「パフーミュ」 というアイドルグループが登場していました。 なんか違うよ！ と指摘しようとして私が入力したものは 「パヒューム」‥‥ ‥‥どっちもしっくりこず、 結局英字でやり取りすることになりました。 （パフュームって実は言いづらい） 友人とのメールにて。 「セーラー服ってドキドキするよね。 　あたしは中学も高校も 　紺ブレザーでさぁ。」 と嘆いたつもりが、 「あたしは中学も高校も 　昆布レザーでさぁ。」 になっていました。 そんな制服、ぬめぬめしてそうでいやです。 （だしは鰹節） 私は工事会社で働いています。 先週、下請けさんが ２度間違いを起こしてしまい、 部長から怒りのメールが流れてきました。 「印籠を渡してください‥‥出入り禁止」 ぶ、部長、それを言うなら 「引導」じゃあ‥‥？ モニターに向かって思わず 「黄門様かいっ！」と突っ込んでしまいました。 （直属の上司はカクダ課長） 夜、パトカーのサイレン！ マンション９階から下を見るとパトカーが‥‥。 しばらくすると10階の友人から 「釜を持った男が 　うろついているらしい」とメール。 カマを持った男‥‥怖いねと私たち夫婦。 再び友人からメール。 「釜じゃない鎌だった。 　釜持って歩かれても怖くないよね」とメール。 １通目からすっかり 「鎌」をイメージしていた私たち夫婦は、 ２通目で「釜男」を思い描いて大爆笑。 物騒だけれど、なんだか笑えた夜でした。 （ＫとＥ） 外出していて帰りが少し遅くなったときに、 「いまから帰るから 　なにか食べるもの買って帰ろうか？」 と夫にメールすると 「今、勉強食べた」と返信が。 「弁当」の変換まつがいだろうが、 「べん」の候補の一番目が 「勉強」ってのが信じられませんでした。 （ｍ） 帰宅途中、腹ペコの夫からメールがきた。 「今日の晩メシはメニュー？」 言いたいことはわかるが、焦るな。 （ショウのおかん）

「誤メール」にかぎらず、 あらゆる種類の「まつがい」を募集中です。 お、これは、というものがありましたら、 「投稿する」ボタンをクリックし、 そのおもしろげなエピソードを だいたいの感じでいいので書いて、 私たちにメールしてください。 厳しい決まりなどありませんから、 どうぞお気軽にご参加くださいませー。 イラスト：しりあがり寿

2011-12-07

HOBO NIKKAN ITOI SHINBUN