その2810 ある人がしゃべったことばを ある人がうまくとらえきれず誤解して、 とんちんかんな返答をしたのだけれど、 たまたまそれが返事として 成り立ってしまったもので、 しばらくおかしな会話が続いてしまった‥‥。 そうです、それが「かみ合わない会話」。 コミュニケーションの歯車が いったいどこからずれていったのか、 原因はいったいどちらにあったのか‥‥。 そのあたりを探りながら読むのも一興。

普段から聞きまつがいが多い私。 「お通夜行った事ある？」と聞く同僚に おかしな事聞くなあと思いつつ 「あるよ」と答えると、 「おいしい？」って‥‥。 お通夜は果たしてウマイのかあ？ 困りながら「お通夜でおいしいって‥‥」 と答える私に同僚大笑い。 「かつ家（カツ丼チェーン店）だって！ 　か・つ・や！」 また聞きまつがい伝説が増えてしまいました。 （じゅんじゅん） お互い建設系の仕事をしている 私とＳちゃんが電話で話していました。 私「今日、初めて 　　『打ちっぱなし』に行ったんだ〜」 Ｓ「へー、初めてなんだ。意外だねぇ」 私「意外かなぁ」 Ｓ「そうだよぉ。で、どこに行ったの？」 私「駅前の銀行の裏にあるじゃん」 Ｓ「駅前にあったっけ、現場」 私「‥‥え‥‥現場？」 Ｓ「コンクリートの打ちっぱなしの 　　現場に行ったんじゃないの？」 私「違うよ！　ゴルフの 　　打ちっぱなしに行ったんだよ！」 Ｓちゃん、どれだけ仕事熱心なんだよ。 （Ｓちゃんの話は尽きない） 祖父たちと外食に行く途中のことです。 どこに食べに行くのかな、と思い祖父に 「今日はどこのお店に行くの？」と尋ねると 「わからん」との返事が。 わからないのに行くのか？　と疑問をもち、 何回か聞き直しましたが、祖父は 「わからんって！」とそればかり。 そうこうしているうちに、お店に到着。 お店の看板を見るとそこには 「若蘭（わからん）」と書いてありました。 じいちゃん、疑いまくってごめんなさい！ （aco-） 職場でひとつのお弁当を みんなでつっついていたとき。 同僚がキュウリの巻き寿司に箸をのばしながら 「葉っぱ食べよー」と言ったので 「いやいや、それは実でしょう」 と鋭くツッコミを入れた。 しかし、同僚は譲らずに 「葉っぱ！」と叫ぶ。 わたしもさらに大きな声で「実！」と叫ぶ。 そのやりとりを見守っていたもう1人が、 おなかを抱えながら息も絶え絶えに 「‥‥カッパ巻き」と言うまで 聞きまつがいに気づかなかった私‥‥。 「カッパ、食べよー」だったのね‥‥。 （カッパの川流れ） 焼酎が揃ってるので有名な居酒屋さんにて。 私「とりあえず、生中で」 店員さん 「ロックですか？　水割りですか？」 私「‥‥？？　じ、じゃあロックで」 来たのは、甘い透明なお酒。 私「これ何ですか？」 店員さん「トマト焼酎です」 もしやトマチュー？ 初めて来て、そんな通な頼み方しないです‥‥。 （in 十三） 英語の学校へ通っていた頃の出来事。 Ａちゃんが落ち込んでいたので Ｂちゃんが励まそうとしたのに‥‥ Ｂ「Ａちゃん、Never mindよ！」 Ａ「だよねぇ。 　　やっぱ、根が甘いんだよね！」 （あああわ）

こういうややこしいものじゃなく、 ふつうの「言いまつがい」で まったくもってかまいません。 「投稿する」ボタンをクリックし、 ことのあらましをだいたいの感じで書いて できたところで送信ボタンを押してください。 とりあえず書きはじめて、仕上がったら、 すぐに送っちゃうのがポイントです。 どうぞ、お気軽にご参加くださいませー。 イラスト：しりあがり寿

2011-10-25

HOBO NIKKAN ITOI SHINBUN