その2476
わずか数文字のミスが巻き起こす
スペクタクルなエンターテインメント。
たった一文字が異なるだけで生じる
ドラスティックなチェンジ!
ドラマティックなチャンス!
いうなればレボリューション?
いや、これはもうエボリューションだ!
などとぶちあげておきながら、
実際のところは手堅くお馴染みの
元祖「言いまつがい」でお楽しみください。
このくらいが、ちょうどいいよね。
「言いまつがい」を投稿する
はじめて投稿するかたへ
元ヤクザの親分だったという、
仲良しの近所のおじちゃんに
私は、時々人生相談をします。
この間は、英語まじりの
台詞をキメテくれました。
「金にズールなヤツは、いけねぇ!」
あ、はい、わかりました。
(シナままん)

同僚に
「今日のお昼にな、
 めっちゃ可愛いブタの形したパン
 売ってんの見てん」
と言おうとしたのを思いっきり、
「めっちゃ可愛い
 パンの形したブタ
 売ってんの見てん!」
と言いまつがってしまいました。
当然つっこまれました。
(シュールなパン屋さん)

娘がテレビを見ていて言いました。
「お母さん、このイケメンの人ね、
 レタスとキャベツと白菜の
 きゃべつ
 付かないんだって!」
区別って言いたかったんだね。
(ne)

先日バイトの面接で長所を聞かれ、
「長所はポジティブなところです。
 多少のことでは、へこんだり
 めげんだりしません」
と答えてしまった。
(採用されたからよかったものの
 さすがにめげた)

なんとなく気だるい昼下がり、
横で同僚が知恵を絞ろうと
もがいていたんだと思うんですが。
「やっぱなー、
 しえちぼってやってかんと‥‥」
(チボる)

粉末洗剤から液体洗剤に替えてみましたが、
なんとなく減り方が違うような気がして、
夫に聞いてみました。
「液体洗剤、はりへりくない?
答えは
「そう?」でした。
(のりこ)

向かいの空き地に
春らしく若緑の草がもこもこはえて
そこで数羽のすずめが
いっしょけんめい何かついばんでいる。
あんまりかわいくておだやかな光景なので
オットに教えてあげたくなってこう言った。
「ねぇねぇ、ひつじ!
ひらがな三文字、という以外
何も合っていないぞ自分よ。
(なぼちん)

20代後半に乳腺の手術をした女のコの話です。
手術は無事に終わったものの、
将来、妊娠・出産のときに
授乳できるか心配だったそうです。
で、検診に来てくれたお医者様に質問しました。
「もし赤ちゃんが生まれたら、
 ここから牛乳がでますか?」
「ぎゅ、牛乳は‥‥」
でもお医者様は
「わからないけれど、
 乳腺はいくつもあるから
 母乳は出ると思う」
と答えて下さったそうです。
(牛乳が出るのは牛さんだけ‥‥)

この前、うちの母が小さな池を見て、
「たくさん、アメンバーがいるね」と。
新たな生物の誕生の瞬間でした。
(けるん)
みなさまの「言いまつがい」があるから
このコーナーは毎日続いてるのです。
さぁ、投稿という名の存続活動を。
「投稿する」ボタンをクリックし、
心に残るその愉快な出来事を
だいたいの感じで書いて
ためらうことなくメールしてください。
あれこれ悩まず、お気軽にどうぞー。

イラスト:しりあがり寿
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2010-11-25
HOBO NIKKAN ITOI SHINBUN