その2043 おやおや、またお会いしましたね。 金曜日の「言いまつがい」は ピンク色、ですって？ とぉんでもない！　足きりがない！ それは黒です。ブラックです。 繊細な細工が施された、 いろとりどりの和菓子が、 なにしろ黒一色で染められて、 どれがなに団子でどれがなに羊羹だか わからないほどの超ブラックです。 要するに、「言いまつがい暗黒編」！ 心臓に毛が生えていない方は、 読まないでください。 あなたは‥‥。 ポーカーフェイスを貫くことができるか？ ぎゃあああああああああああ！

医師をしております。 先日、開業医の先生から 夜間に患者さんを紹介され、 先輩の医師に報告すると、 「紹介だから手厚く葬ってあげて」と 恐ろしいことを言われてしまいました。 （ほんとうは手厚く診てあげたかった） フランス料理のお店でバイトしています。 先日、お客様に 「骨付き仔羊肉のシチュー」を出すとき、 「こちら仔羊のあばら骨ですね〜」 と言ってしまいました。 その場はなんとかゴリ押しし、 後で一人で笑いました。 （食べるとこないよね） 友人と食事をしていた時のこと。 友人がダンナの悪口を言い始め、 「なにいったってだめなのよね〜。 　ほら、ねこに釘」。 それは、こわ〜い。 （ぽえ） 通勤中、車のラジオから 「私、昨日、 　刃物試食会に行ってきました！」 とパーソナリティーの若いお姉さんの声が。 え？　と思った次の瞬間 「そう、お魚の鱧（はも）です！」と。 （刃物は食べれない） 駅のホームで本を読みながら 電車を待っていた時のこと。 その日は特別警備期間中で いつもと違うアナウンスが流れていた。 何気なく聞いていると、 「死んだ人やモノを見かけたときは 　駅係員までお知らせ下さい」 と聞こえたので、 「そんなの見かけたくないよ‥‥」 と死体を想像していたら、 「不審な人やモノ」の聞きまつがいだった。 （サミっこ） 小学生の娘が食中毒の話を どこかで聞いてきたようです。 さも昔から知っていたように、得意げに 「お母さん、 　カンピロバクターって知ってる？」 と言いたかったのでしょうが、 実際に言ったのは、 「お母さん、 　きんぴら爆弾って知ってる？」 でした。 惜しい！　怖い感じは伝わってきた！ （まな板は熱湯消毒するからね） 真夜中、２時は過ぎていたと思います。 車で家に帰る途中、 郊外の暗く寂しい交差点で信号待ちをしました。 交差点の角には、すでに閉店した ガソリンスタンドが佇み、 アルファベット４文字のネオン看板が ボーっと光っています。 何気なくそれを読んだら‥‥ 「ｈｅｌｌ」でした。 う〜む、地獄。 昔のアメリカンホラー映画の 世界に迷い込んだよう‥‥。 もちろん先頭の１文字、 「Ｓ」のネオンが切れていただけのことです。 （目撃者）

ぎゃあああああああああああ！ いかがだったでしょうか？ ひょっとしたら、 つぎに暗黒の「言いまつがい」を耳にするのは、 あなたかもしれません‥‥。 ひょっとしたら、 最近、携帯電話で「言いまつがい」を 楽しんでらっしゃる方が 徐々に増えているのかもしれません‥‥。 それはそうと、ですが‥‥ みなさまからの‥‥ 投稿をお待ちしています‥‥。 ご縁がありましたら またお会いしましょう。 ぎゃあああああああああああ！ イラスト：しりあがり寿

2009-09-18

HOBO NIKKAN ITOI SHINBUN