ユラール、インドへ行く
ユラールのロンTとパーカ
〜ユラール、インドへ行く〜

9,800円でもなく、6,800円にもならず、
「ユラールのパーカ」価格は7,800円です!


ホボンジュール!

「ユラールのロンTとパーカ」プロジェクト
隊員NO.3のナカバヤシです。
とは仮の姿、その実は、
ほぼ日ストア全体を見渡す影の司令塔、
ネット販売における闇の帝王、
横顔アイコンの悪魔とはわたしのこと‥‥
いや実際には、ほぼ日グッズの開発や販売の、
世話役というか、よろず取りまとめ役を
しているものであります。
マネージャーというような役割です、たぶん。

本日11時から販売開始しております
「ユラールのロンTとパーカ」の色とサイズ、
みなさんはもう決まりましたか?
わたくし、企画の段階ではどの色にするか、
すっかり決まってたんです。
でも、ここにきて悩みはじめてしまいました。
ずーっとずーっと
「ユラールのロンT」は、「スノー・ホワイト」
「ユラールのパーカ」は、「ブラック・チャコール」
って決めてたんです。
でも、できあがりのサンプルみたら
「アプリコット・オレンジ」もいいなぁとか
「ディープディープ・レッド」もおしゃれーとか
おもいはじめてー。
あ、ボトムスは決まってるんです。
7年もののジーパンをはくことに決めてるんです。
わたしがここまで育てたんです。
洗剤使っちゃだめとか、
裏返して洗えとか、
あんまりいっつも洗うときれいにあたりが出ないとか
いいジーパンを育てるにはいろいろと‥‥

あっ、すみません。
わたしがなにを着るかよりも
もっと重要なことがあります。

忘れないうちにお知らせしますね。
販売開始初日の今日まで
じたばたと検討されつづけてきましたが、
この数字でゴーさせていただきます。

「ユラールのパーカ」は
7,800円です。


では、用件のみにて失礼いたします。
‥‥というわけにはいかないのです。
付け加えさせていただきます。
7,800というこの数字、これまでの
ほぼ日オリジナルの商品のお値段としては
しっかりお高くなっております。
「そでぐちポケット」や、
「フェルトでレタリングした『Only is not Lonely.』」
など、原価のことをあまり考えずに、
やりたいことを、やってしまったためもあります。

しかし、それ以上に、
価格にダイレクトに影響することがあるのでした。
「ユラールのロンTとパーカ」プロジェクト
総長のハリーはこう言っております。

 「そでぐちポケット」という、
 変わったディテールはあるものの、
 「ユラールのパーカ」は、
 あくまで本格派・正統派のパーカをめざして、
 つくられています。

 「パーカといえば、これだろう?」というような、
 有無を言わさぬ力強さが、ほしかったんです。

 そこで、40〜60年代くらいのアメリカ製スエットで
 よく使われていたような、生地の密度が高い、
 どっしりとした、
 分厚い生地
を使っています。

 密度が高いといっても、生地が固いわけではなく、
 適度なやわらかさを保っているのも、
 自慢のポイントです。

 とにかく、この生地がかもしだす存在感は、
 そうそう他では、お目にかかれないと思いますよ。
 (2004/09/19より)


ふむふむ。
総長のお言葉は実に奥が深い。
ムダに深いという話もありますが、それはいいとして、
力強さ、存在感、そんな自信あふれる言葉が
どんどん出てきてしまうこのパーカ。
かくれた一番のこだわりポイントは、
この素材(生地)だったんです。

Tシャツ以上に、パーカは、
生地の品質が重要で、しかも、
満足のいく品質のものは高くなります。
でも、あえて
高くなっても気に入ったほうを選びました。

で、9,800円でも6,800円でもなく、
7,800円という値段になったのでした。

ちなみに「ユラールのパーカ」では、
1平方メートルあたり450gという、
現在、一般のアパレル・メーカーではめったに使わない、
ヘビー級のスエット生地を使用しています。
しかも、品質にも手をぬかないよう、
厳選して生地を選定しています。

実際、着てみると、ずっしりと重い。

もしかしたら、
「重いパーカは肩がこるのですきじゃないです」
という方も、いらっしゃるかもしれません。
そっちの問題についても、さんざん話し合われたのですが、
結論は「あきらめてもらう」という方向になりました。
・・・・すみません。
申し訳ないんですけど、そんな方には、
今回の「ユラールのパーカ」のほうは、
おすすめいたしません。
(「ユラールのロンT」のほうはぜひ!)

しかし逆に、「この重さ、いいでしょ!」と、
大よろこびしてくださる方も、いるはずという
自信もあります。
「ほぼ日」乗組員たちは、そっちが大多数でしたし。
ついついデザインのほうにばかり
目が向いてしまいがちですが、
このパーカの重厚な質感にふれていただければ、
さらに「いい買い物をした」というふうに、
お感じになっていただけると、思っております。

以上が、価格のご説明でした。
要するに、もっと高い価格設定にすることもできず、
もっと低くおさえることも無理だということで、
7,800円になりました。と、そういう発表でした。
もともと、ほぼ日クルーの制服として
制作がスタートしたものだけに、
「そでぐちポケット」をはじめとして、
なにかとわがままなことが多くなりまして、
もうしわけありません。
そのあたりのこと、ご理解いただいたうえで、
「わたしも着よう」と思われる方は、
どうぞ、お申し込みください。
大歓迎でございます。

お値段はなんともなりませんが
色で悩んでいる、サイズで悩んでいる、
そんなかたは、
タイトルを「『ユラールのロンTとパーカ 』悩み係」
としてpostman@1101.comまでメールください。
どんなお悩みにもお答えします。
それでは、また。
本日のお相手は、ナカバヤシでした。

2004-09-22-WED

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