新作のタオルは、プリントタオルです。
パイルとガーゼ、二重織りのタオルのガーゼ面いっぱいに
シルクスクリーンのような技法で
イラストレーションをプリントします。
描き手は4人。
荒井良二さん、鹿児島睦さん、升ノ内朝子さん、
そして堀内誠一さんです。
また、これまで販売したなかから、
チェック柄のタオルを中心にした
アーカイブシリーズを、あわせて販売します。
(こちらはいままでの糸を使ったものです。)
アートディレクターとして、
たくさんの雑誌や本をつくってきた堀内誠一さん。
14歳から働きはじめ、54歳で亡くなるまで、
40年のあいだに堀内さんが関わった仕事は、
ジャンルを飛び越えて、いまもたくさんのこされています。
たとえば雑誌『an・an』や『POPEYE』
『Brutus』のロゴやエディトリアルデザイン。
『ぐるんぱのようちえん』『マザーグースのうた』
をはじめとする数々の絵本の書籍の作画や装丁。
(のちに、絵本作家としても
名前が知られることになります。)
パリに居を置き、自ら取材して、
絵も文章も地図もデザインも
ぜーんぶ(!)自分でやってしまった、
パリやヨーロッパの紀行本。
亡くなって29年が経っても、堀内さんの仕事は、
当時のキラキラとした輝きのまま、生きつづけています。
ものをつくることに夢中になり、
楽しみながら戦後をかけぬけた、
この多彩で自由な大先輩のことを、「ほぼ日」で
ちょっとだけくわしく、紹介していこうと思います。
なお、「ほぼ日手帳2017」にも
堀内さんのイラストレーションをつかった文房具が登場。
どうぞおたのしみに!