ほめ道を往く。
「ほめられて伸びる派」のためのページ。

いつも、年代や性別を超えた
新たな価値観を提示し、
私たちをくらくらさせてくれる
フランソワーズさんですが、
今回はちょっとガーリーな「ほめ道」です。
女子には女子特有の世界があるのと同様に、
女子特有の「ほめ道」もあるのです。
かといってそれは男子を拒否しません。
今回のテーマはこちらです。



第八十五回
オリーブをほめる。
〜わたしたちのラブリーなバイブル〜


みなさま、お久し振りです♪
お元気でしたか?
わたしは元気です♪

さて、早いものでわたくしもいつしか
30代最後の一年を残すのみになってしまいました。
こういうギリギリな感じは嫌いじゃないのですが
と言うか、むしろ
「ギリギリでいつも生きていたいから〜ウォ〜〜♪」
と言うくらい好きなんですが(カトゥーン並み)
40歳なんて言うと
ちょっとしたプレッシャーもあるんですよね。
「どんな心持ちで40代を生きればいいんだろ?」
みたいなことを漠然と考えていたりします。

ま、なってしまえば
自然に「それなり」になるのでしょうが。

そんな迷える子羊のわたしに、
こないだ仕事仲間の37歳の女性が仕事の打ち合わせの最中
(もなかじゃないですよ、さいちゅうです)
1冊の雑誌をテーブルに乗せてわたしに差し出しました。

見ると「オリーブ」!!!
1987年8月18日号!!

表紙はモノクロで外人の女の子が
憂いを含んだ表情でこっちを見ていて
タイトルが
「オリーブから提案! 秋から、わたし変わります。
 オリーブも変わります。」

なんて懐かしいの〜〜〜。
わたしはあまりの懐かしさとかわいらしい表紙に
気分はすっかり「ラブリー♪」

1987年と言えば、わたしが20歳の時です。
そっか〜
なんか、こないだのような気がするけど
あれからもう19年も経っちゃったんだね。
ほぼ倍?
「シンジラレナ〜イ」

わたしとそれを持って来てくれた彼女は
キャアキャア言いながら
(気分はすっかり女子高生)
ページを1枚ずつゆっくりとめくり
古いアルバムでも見るように丹念に目を通しました。

20歳ですから、この号が出たころには
もうすっかり「アンアン」に移行してはいましたが
「オリーブ」の放つラブリーなオーラは
熱心に読んでいた高校時代のままだったの♪

今更ながら
「わたしが『オリーブ』を卒業しても
 後輩たちが育っていたんだな〜」
などと、まるで卒業生のような感慨深さを感じました。

でね、今読んでも
とってもいいことがたくさん書いてあるの!

ファッションのこと、映画のこと、本のこと、
外国の女の子の暮らしや大切にしていること、
マナーや立ち振る舞いや友情に恋愛、
それを読んでいて気が付いたのです。

「オリーブ」はお行儀が良くて
知的でおしゃれな女の子を育成していたんだな〜って。
10代の頃にはわからなかったんですよね〜。
ただ好きで読んでただけだったからね♪
こんな見方ができるのはわたしが大人になったからですね。
「大人目線」ってやつでしょうか?
フフ♪

最近流行の「ハウツー本」って
おしゃれだって感じたことないけど
「オリーブ」はスッと気持ちに溶けてゆくんだよね。
それっておしゃれだからじゃないかな?
さりげなさがおしゃれっていうのかな?
そういうのわかるでしょ?

で、よく考えたらそういうの今、あるの?
「オリーブ」に匹敵するような女の子雑誌って?

わたしも中1の娘を持つ母ですが、
もし、今「オリーブ」があれば
是非、娘には読んで欲しいの!

「女の子のたしなみ」がいっぱい詰まっているんだもん!
そういうファッション雑誌ってあんまりなくない?
それも楽しく、軽快に、なのに思慮深くておしゃれ♪
外国のお話もたくさん書いてあるし
普通っぽい外人の女の子がモデルだから
すごく外国を近くに感じるの。
これからは「世界を意識した女の子」でなくっちゃ!
女の子だからって小さくまとまってちゃダメダメ!

この「世界意識」こそ
今のギャル雑誌にない「なにか」ではないでしょうか?
「世界意識」って、今わたしが考えた言葉なのですが
「意識の中に常に世界がある」というような意味です。
広辞苑には載ってないと思います。
しつこいようですが今、わたしが作りましたから。
一応言っておきますが
「世界征服」とは何の関係もありません。
そっちになっちゃうとラブリーから
かなり離れてしまうのです。
ちょっとビミョウなバランス感覚が必要な
高度な話になってしまいましたが、大丈夫ですか?

そういうことを踏まえると
どう考えても10代にこういう雑誌は必要ですよ〜。
だって「女の子」は永遠に不滅なわけですから!
親でも先生でもない「女の子の先輩」たちからの
メッセージって絶対に大事!!
「お金で買えない教養とセンスと世界意識」
これが、なんとなく今の世の中に欠けている気がするな〜。
ポイントは難しい本じゃダメなの。
ラブリーじゃないと
だって女の子はラブリーとスィートでできてますから♪

「オリーブ少女」であることに誇りを持っていた10代、
そんな当時の女の子はあれから20年経ち、
今、40歳を真近に何を思うかと言えば

「『オリーブ』読んでいて良かった♪」ですよ、やっぱり♪

さてさて、そんなわけで「オリーブ」復活を希望します!
きっとわたしも読んじゃうな〜。

余談ですが、その「オリーブ」の中の
「家出のドリッピー」の広告に
しばし釘付けになっちゃいました。
ほら、あの英語教材のですよ!

これ、今でもあるのかな?

あの外人のおじいさんがすごい怖い顔して睨んでる写真が
しっかりと記憶に刻まれているんだけど
それはそれでいいの?

ちょっとわたしの人格形成に
なんらかの影響があったような気がしてなりません。

具体的にはわかりませんが‥‥。

ただ、あの怖い顔が今になってみると泣けるほど懐かしい!
ほんと、何が感情を揺さぶるかなんて
わかったもんじゃないっすよ!

さて、昔のオリーブ少女のみなさん♪
あの頃のまま、夢を見ていましょう。
おしゃれで知的でユーモアがあって世界意識のある
いつまでもそんなオリーブ少女でいましょうね♪




調べてみたところ、
雑誌、「Olive(オリーブ)」の創刊は1982年。
2000年に休刊となり、
その後いったん月刊誌として復活したものの
2003年に再び休刊となっているようです。
当時のバックナンバーを持っている人も
意外に多いのではないでしょうか?
いま読んでも大切なことがたくさん書いてある、
というのは、なんとなくわかる気がしますね。
それではまた、次回の「ほめ道」で。

イラスト:さとうみどり

2006-11-28-TUE


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