ほめ道を往く。
「ほめられて伸びる派」のためのページ。

今回の「ほめ道」は、いわば、
「大いなるほめ道」と呼ぶことができるでしょう。
いや、べつにそう呼ばなくてもいいのですが、
大きくて、広くて、深い、
そんな回になっているのではないでしょうか。
ああ、野暮なことを連ねるのはやめて、
早く読んでもらったほうがいいですね。
テーマはこちらです。



第七十七回
出産をほめる。
〜産めば世界が変わる!〜


みなさん、ごぶさたですがほぼにちわ♪
寒くなってきましたがお元気ですか?
そして、今でも愛していると言ってくださいますか?

♪水色は〜涙色〜そんな便箋にぃぃぃ〜〜

わたしは元気です!

実はなんとニュースです!
我が家に赤ちゃんが産まれました♪

って言っても犬です!

うちには犬が二匹います。
一匹はキャバリアで一匹はシーズー。
で、産んだのはキャバリアのミルキー。

ミルキーは2歳ですがもうママになりました。
なかなか早熟です。
いや、立派です。

犬は妊娠期間がたったの2ヶ月なので
あれよあれよと言う間に産まれちゃったわけなんですが
わたしもうかつでした。

予定日より3日も早く産むんだもん。
のんびりしていたら
ある朝、
もう赤ちゃんを二匹抱いておっぱいやっていました。

「いつのまに‥‥」

まあ、そんな感じです。
いや、立派です。

「出産」

ミルキーのたくましさを見て
わたしは自分の経験を思い出しましたよ‥‥。
ああ、泣ける。

「出産」とはなんと自然なことでしょう?
「入ったものは出す」
これが「出産」の全てです!!

しかも頭で考えるのではなく
体がちゃんと知っているのですから。

「どうやって出すんだろう?」とか
「本当に赤ちゃんが入っているのかしら?」とか
「熊だったらどうしよう」とか
ホント、色々考えるのですが
月日が満ちれば必ず全てがわかるのが「出産」。
絶対に出てきます。
絶対に!!

「当たり前田のクラッカー当然グリコのおまけ付き」
だと思ってはいても
実際に体験すると人生の中で
これほどはっきりしたことはありませんよ。

生きていると色んなことがあいまいでしょ?
「絶対にこうだ!」
なんて言い切れることってあんまりないの。
でも、「出産」は「絶対に出てくる」から!
どんな形であれ、「絶対に出てくる」の!

もうね、「出産」なんて神様の仕業としか思えないですよ。
普通の生活と比較すると
あまりにも非日常であまりにも衝撃的で
あまりにも感動的で‥‥。

自分にこんな力が隠されていたなんて!!

まさにミラクルです♪

しかも、産むと体が自然にママになるのです。
ミルキーも産んですぐ、もうおっぱいをやっていました。

母性本能も一瞬にして生まれ
赤ちゃんを自分の命より大事そうに守っています。

人間だって本当はそうなんですよね。

「赤ちゃんは誰かが世話をしないと生きていけない」なんて
誰に言われなくてもわかってるはずなんです。
本能なんですよ。

なのに、最近は本能が薄れてきているようで
危機感を感じますねー。

もっとみんな自然児のように
のびのび生きたほうがいいですって。
のびのびしている人は
本能が野生のままでいられる気がするなー。

ミルキーの「出産」でわたしは感動しました♪
こどもたちも自然の素晴らしさを肌で感じてくれています。
いやー、生きた性教育!

わたしたちも自然の一部なんだもんね♪

使われていない、自分でも知らない能力が
いっぱい眠っている可能性がありますなー。

「出産」とはそんなこともこんなことも
「入ったものは出す」というすごくシンプルな形で
わたしたちに教えてくれるのです。
ガツンとね!!

んなわけで、
女は強くたくましくなってしまうのであります。
だって、知ってしまったのですから仕方ありません。

産めない男の人がちょっとかわいそうな気もしますが
すごい痛いですから、羨ましがらないでください。
女性に優しくしてくれたらそれでいいです。

でも、わたしは女に生まれて良かった♪

「出産」がこれからの方、世界が180度変わるから
楽しみにしていてね!!
本当に感動します!
ぶっちゃけ、宇宙の愛を感じます!
きっと宇宙飛行士の野口さんは男性の中で
「出産」に似た感動を知っている人の1人だと思います!
これはわたしの勘ですが!!!!

わたしはしばらく仔犬の子育てをします♪
楽しいのよぉ〜。
あーーーかわいいーーーー!!!
ク〜ンク〜ンク〜〜ン♪




とっても大きくて深くて豊かな、
今回の「ほめ道」でした。
フランソワーズさんの文体が
いつもよりちょっと誇らしげでいいですね。
さとうみどりさんのイラストもステキです。
それでは、また、次回の「ほめ道」で。

イラスト:さとうみどり

2005-11-29-TUE


戻る