ほめ道を往く。
「ほめられて伸びる派」のためのページ。

すごくよく知ってはいるのだけれど、
あえて深く考えなかったことを
わざわざすくい取ってきて、
とんでもない視点から掘り下げていくのが
このコーナーの特長のひとつ。
今回のテーマは「リカちゃん」。
もちろんみんな知ってますよね?
知ってると思ってましたよね?
でも、こういう見方もあるんですよ。
それではフランソワーズさん、
今日も自由奔放にどうぞ。



第二十回
リカちゃんをほめる。
〜永遠のアイドルとこれからの家族像〜

先日、本屋さんをぶらついていて見つけちゃった!
「リカちゃん想い出絵はがき集」。

う〜〜ん、かわいい〜〜〜!!
わたしは目が「ハート」になりましたよ!
だって、私、小さい時から大好きなんだもん!
もちろん、即買い!!

その「リカちゃん想い出絵はがき集」は
初代の「リカちゃん」と2代目「リカちゃん」の
昔、撮った写真が絵はがきになって
一冊にまとまっています。
そう、60年〜70年代のファッションが
目一杯、楽しめちゃうの!

きっと、みなさんも遊んだでしょ?
何を持ってました?
私は「2代目リカちゃん」
「ママ」「双子の妹、ミキとマキ」
「リカちゃんハウス」と「リカちゃんマンション」!!

お洋服やお布団を母に縫ってもらい、
毎日遊んでいました。

そんな、リカちゃんが実はとても苦労していたのを
みなさんはご存知でしょうか?

リカちゃんは5年生なのですが、
実はお父様が「行方不明」だったんですよ!

リカちゃんのお父様はフランス人のハーフ。
「香山ピエール」さんです。
音楽家、36歳らしいのですが
一番最初のリカちゃんのプロフィールに
「悩みはフランスに渡った父の行方がわからない」
と、記してあります。

幸いお母様が「服飾デザイナー」として
ご活躍でしたから、裕福な生活をされていたようですが。

でも、その後、いつのまにかお父様は見つかったようで
今は双子の妹(4歳)の下に、
三つ子の赤ちゃん(1歳)がいらっしゃいます!
すごいでしょ!!
よかったね!リカちゃん!
6人姉妹弟!!
ちなみにフランス人のおばあ様も同居中だそうです。

ここが素晴らしいのよ!
わかる? あのファッションリーダーの「リカちゃん」。
裕福で可愛くてスタイル抜群でお嬢様で、
好きな花は「バラ」で、将来の夢は「デザイナー」。
しかも、憧れのフランス人の血を引いている
リカちゃんの家が「大家族」なのよ!!

よくTVでやってる
「大家族!!愛と笑いと涙の60日に密着
 〜その時母が泣いた!〜」とかってある
あれなの! まさに!!

昔の日本はリカちゃんの家みたいに
4〜8人兄弟姉妹がいたでしょ?
その頃って両親も食べていくのに必死で
今ほど「子育て」にかかりきりじゃなかったはず。
でも兄弟姉妹の社会の中で子供の心は育っていました。

動物はみなそうだと思うけど
親は子の「命を守る」のが一番の責任でしょ。
だから「食べ物を取ってきて」「安全な環境を作る」。
社会との関わりとか生きる知恵とかっていうのは
子供自身が勝手に体得していくものじゃない?

そうやって「子供時代の自由な可能性」みたいなのを
昔のようにそっとしておきたいと思いませんか?

もちろん、今は情報が多過ぎて、
子供を放っておけないのも事実。
悩んじゃうよね〜〜。

でも、まずは「大家族」への一歩を踏み出しましょう!!
あれこれ考えても、もうラチが明かないんだから!

という話に関連して、
わたし実は、気付いてはいけないことに
気付いてしまったの。昔のひとの「子沢山」。
あれって、全部「夫の子」だったのかな〜?
「少子化」が進むには訳があるのよ!
それは「科学の進歩」。
「DNA鑑定」ってやつよ!
これが、ネックなのね。
昔はそうゆうのが、なかったから
「疑い」はあっても
「確認」のすべがないわけでしょ〜〜。
いいよね〜〜〜。
「DNA鑑定」さえなければ、
もっと子供、増えるんだけどね!

それは、置いといて。

子供がたくさん持てないのなら、ペットでいいの!
たくさんの生き物がいる環境で
たくさんの関わりを持って生きて行きましょう!!
目指せ! 「リカちゃんファミリー」よね!!

そんなことを思ってるうちに、近頃、やたらと
「ムツゴロウさん」の気持ちがわかる私です!!
この場を借りて「ムツゴロウ王国万歳!!」



んん? なんか、最後のほうで
とんでもないこと言ってませんか?
「DNA鑑定」がなければ
子供がもっと増えていいのに?

コホン、まあ、それはそれとして。

とりあえず「リカちゃん」から始まって
「ムツゴロウ王国万歳!」という
結論に達した今回の「ほめ道」を終わります。
また来週。

イラスト:さとうみどり

2004-02-24-TUE


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