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2019-08-25

おしらせ

糸井重里が毎日書くエッセイのようなもの今日のダーリン

・「どんな時代でも、やるやつはやるし、
 やらないやつはやらないのよ」
 と語る矢沢永吉の顔は、まだずいぶん若かった。
 昨夜のNHK総合テレビ『ドキュメント矢沢永吉』で、
 過去の彼のことばを、また耳にすることになった。

 彼が「やるやつはやるし、やらないやつはやらない」
 と言ったときから、おそらく40年くらい経っている。
 あの若い矢沢は、どういう人たちのことを思って、
 「やるやつとやらないやつ」を語っていたのだろうか。
 そして、それからたくさんの人たちに会ってきて、
 そこでもまた、「やるやつとやらないやつ」を知る。
 これをくりかえしてきて、いまも、さらにまた、
 「やるやつとやらないやつがいるのよ」と思っている。

 実は、このセリフ、矢沢語録の有名なフレーズで、
 ぼくも、当時から「そうだよなぁ」と思っていた。
 そして、じぶんは「やるやつ」のほうに数えられるのか、
 ちょっと不安に感じながら、そのことばを聞いていた。
 そして、いまあらためて思うのが、
 「やっぱり、そうだったよなぁ」ということだ。
 ほんとうに「やるやつとやらないやつがいる」のだ。
 永ちゃんも、そういう人たちに会ってきたのだろうが、
 聞いていたぼくも、たくさん会ってきた。
 「やるやつ」は、おもしろいし、頼りになる。
 なにかをやって、また別のことをやっては成長している。
 「やらないやつ」は「やるやつ」のやっていることに
 文句ばかり言って、じぶんもやっているふりをしている。
 おそらく、ぼく自身のなかにも、
 どっちもの「やつ」が棲んでいるのだろうが、
 じぶんが選んでか、人に押し出されてか、
 「やるやつ」でいることが重なってきていた。
 どうしてかなぁ、そのほうが後悔しないから、
 あるいは、そのほうがおもしろいから、だったと思う。

 いま、ちょうど本が出ているところなので、
 いつも以上に岩田さんのことを思い出すのだけれど、
 彼も、いつも「やるやつ」だったし、
 周囲の人たちに「やるやつ」でいようよと言っていたな。
 岩田さんは「当事者」という言い方していたけどね。

今日も、「ほぼ日」に来てくれてありがとうございます。
当事者は、「ヤオモテ」であり「スティル現役」なんだね。


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