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ほぼ日刊イトイ新聞

2019-12-06

おしらせ

糸井重里が毎日書くエッセイのようなもの今日のダーリン

・長くはないけれど、
 きっちり休むと決めて休んだものだから、
 行動的な何日かを過ごしている。
 行きそびれていた前橋と新潟にそれぞれ日帰りで行った。

 上野の「ゴッホ展」がおもしろかったものだから、
 展覧会もすっかりくせになっている感じで、
 両国の「大浮世絵展」の、たぶん空前絶後の展示には、
 感心するやら驚くやらで堪能させてもらった。
 西荻窪「ウレシカ」での「石黒亜矢子展」には再訪した。
 新作絵本『九つの星』の原画が展示されている。
 やっぱり予感があったんだよ、すばらしい傑作だった。
 いままでの作品にも感じていたことだが、
 今度の絵本は、作者名は石黒亜矢子さんだけれど、
 その背景にご家族一同、娘さんや猫たちの存在を感じる。
 もちろん、ダンナさんやトカゲもだよ。
 軽く言うのはちょっとあれだけど、
 家族ひとりひとりに対する愛の告白だ、これは。

 イラストレーションという絵の世界は、
 どこかに依頼主があることが多いものだけれど、
 「絵本」の場合には、もっと作家の個人的な動機が
 表現のなかに大きく組み込める。
 どちらかと言えば「絵画」の領域に近いところで、
 絵を描いたりおはなしを創ったりができる。
 『九つの星』も、絵本ならではの作家性が感じられて、
 その意思というか覚悟が心地よく伝わってきた。
 見事な装丁で、印刷された本もすばらしいのだけれど、
 見られる機会があるならば、原画を見てほしい。
 ペンで紙が削られてインクがそこに乗る。
 この小さな戦場の「力仕事」は、
 「いのち」のはたらいた跡なのだ。
 「絵本」という表現の領域は、すごい可能性があるなぁ。

 そこから、今度は「清澄白河」の駅まで向かって、
 『ミナ ペルホネン/皆川明 つづく』を浴びてきた。
 これは、あらためてまたお伝えすることにしよう。
 ミナ ペルホネンという海の上流を辿って見つけた。
 これは大きな「ダム」のようなものだった。
 だじゃれのようだが「ダムタイプ」の展覧会も開催中。

今日も、「ほぼ日」に来てくれてありがとうございます。
夜は古賀さんと永田さんの岩田さんについての対談見学


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