ほぼ日カルチャん

「ぐりとぐら しあわせの本」展

ミュージアム

0169-2

子どもだった自分に再会できる場所

さゆか

0169-2

だれもが知るロングセラーの絵本、『ぐりとぐら』。
この展覧会が、立川・PLAY!MUSEUMで開催されています。

展覧会と言っても、ここでは
原画などの作品の展示はありません。
それでは、どのような場所なのか
早速ご紹介したいと思います。

展示室の入り口は大きな絵本の形をしたゲートになっていて
子どもがしゃがんでくぐれるくらいのサイズの
小さな穴があいています。

なるほど、自分自身が野ねずみになったような感覚で
絵本の扉をくぐっていきます。

そうすると‥‥
あ! 絵本のなかで描かれていた森や海が
目の前に広がっています。

▲『ぐりとぐらのえんそく』で、いばらに毛糸を引っかけてチョッキがほどけちゃったくまさんです。

▲『ぐりとぐらのかいすいよく』に出てくる「うみぼうず」さん。子どもの頃、このうみぼうずがちょっぴり怖かった記憶があります。

これは、
子どもの頃だったら全力で楽しかっただろうな~と
思った反面、実際今でもじゅうぶん大興奮でした。

周りにいた現役の子どもたちのように
走り回ったり、すべり台で遊んだりはできませんでしたが、
子どもの時に触れてきたものに
大人になってから再び出会うということは、
それはそれで、心の琴線に触れるような楽しみ方でした。

「子どもの時に触れてきたもの」は私にとっては絵本であり、
絵本というのはいつでも「子どもだった自分に再会できる場所」なんだなあと
あらためて思いました。

描かれているものを見て、わあ! と
指をさして楽しめたこと、
そういう感覚を忘れていなかったことに気づけて
それが本当に嬉しかったです。

 

会場にあるものは全てとっても大きいです。
それは、絵本を読み進めるようにして会場を歩いているうちに、
自身がぐりとぐらになったつもりになれる仕掛けなのかなと思いました。

そしてそして、絵本の森を進んでいくと、
あの、憧れのシーンが目の前にあらわれました!

『ぐりとぐら』のなかで
ふたりが作った大きなカステラを
森の動物たちと一緒に食べるホクホクな場面です。

会場には、実際に丸太が転がっていて、
そこに腰掛けることができました。
動物たちと肩を並べてカステラを一緒に食べたいと
何度思ったことか‥‥
その夢がやっと叶いました。

 

会場を出たところには
併設されたカフェスペースがあります。
お時間に余裕がありましたら、
こちらもぜひ、立ち寄っていただきたい場所です。

なぜなら‥‥

ここでさらに夢が叶ってしまうからです。

会場での興奮をおちつけるために
ちょっと一息、にとってもおすすめなカフェです。

あつあつのスキレットに
バターがしみたカステラは格別でした。

 

この展覧会は年間展示ですので、
来年の3月までの開催が予定されています。

『ぐりとぐら』の絵本シリーズには
四季にまつわるいろいろなお話があるので、
きっと、どんな季節にいっても
一年を通してそれぞれの楽しめ方があると思います。
私もきっと、また行きます。

『ぐりとぐら』に親しんで大人になったという方は特に、
私が感じた「再会」をどうぞ、楽しんでみてください。

基本情報

「ぐりとぐら しあわせの本」展

会場:PLAY!MUSEUM
会期:2021年4月10日(土)〜2022年3月末予定
開館時間:10:00〜18:00(入場は17:30まで)
※平日は1時間短縮営業
休館日:会期中無休
住所:東京都立川市緑町3-1 GREEN SPRINGS内 W3

入場料:一般 1500円 / 大学生 1000円 / 高校生 / 800円 / 小中学生 500円
※未就学児無料
公式サイトはこちら