ほぼ日カルチャん

モンドリアン展 純粋な絵画をもとめて

ミュージアム

0161

どうしてこんなにもなつかしいのだろう。

めい

0161

※SOMPO美術館は、
4月25日(日)から当面のあいだ
臨時休館しています。

SOMPO美術館で開催中の展覧会、
「モンドリアン展 純粋な絵画をもとめて」に行ってきました。

ポスターにもなっているコンポジション作品が
印象的なモンドリアンですが、展示のはじまりは風景画です。
深く渋く落ちついた色で描かれた
自然ゆたかな田舎の風景がならびます。
順々に絵を眺めていくうちに、
日本の東京にいながらして外国の静かで自然ゆたかな地へ
旅行にきているような気持ちになっていました。

モンドリアンが描く風景には、
みる者にどことなくなつかしさを感じさせるふしぎな魅力があります。
日本の東京で生まれ育ち、
数回しかヨーロッパを訪れたことがない私なのに
どうしてこんなにもなつかしいのだろう。
自分のなかにわきおこってくる気持ちが
ふしぎでたまらず、考えながら進みました。

洗濯物が干してある絵の前に来たとき、
自分が感じているなつかしさの理由が
すこしわかった気がしました。
人や生き物がその画面には描かれていなくても、
その景色の先に、誰かが、なにかが、生きている様子を感じる。
それが、モンドリアンの風景画の特徴であり魅力かもしれません。

今回の展示は、モンドリアンが描いた順に展示されています。
オランダ、フランス、イギリス、アメリカと生活の地を移し、
出会う人たちから影響を受けつつ、自分の絵を
描き続けたモンドリアンの足跡をたどるように、
画風の変遷を味わうことができました。
深くて渋く、けれどあたたかさのある風景画にはじまり、
グッズにもなっている、やさしくて華やかな
パステルカラーが印象的な『砂丘』の連作を描いた時期、
そして、ぱきっとした発色のコンポジション作品へと、
まさにモンドリアンの人生をまるごと知ることができる展示会でした。

▲『砂丘Ⅲ』(マグネット)

独特の色づかいや筆づかいまで臨場感たっぷりに
感じられるのも、原画にふれる醍醐味です。
モンドリアンというひとりの人と、
はじめましての方も、お久しぶりという方も、
ぜひ会いに行かれてみてはいかがでしょうか。

基本情報

モンドリアン展 純粋な絵画をもとめて

会場:SOMPO美術館
会期:2021年3月23日〜2021年6月6日
開館時間:10:00~18:00(入館は閉館30分前まで)
休館日:月曜日(ただし5月3日は開館)
住所:〒160-8338 東京都新宿区西新宿1-26-1
入場料:一般 1,500円 / 大学生 1,100円
    小中高校生・障がい者手帳をお持ちの方 無料

オンラインチケットはこちら

公式サイトはこちら