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SURVIVE - EIKO ISHIOKA 石岡瑛子 グラフィックデザインはサバイブできるか

ミュージアム

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石岡さんの圧倒的な熱量をぜひ会場で!

うえち

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ギンザ・グラフィック・ギャラリーで開催されている
石岡瑛子さんの展示に行ってきました。

この展示は、石岡瑛子さんのデビューから、
1980年代のニューヨークへ渡るまでの
日本の仕事に焦点が当てられています。

前期は広告キャンペーンを中心に、
後期である現在は、映画や演劇のポスターなど
グラフィックアート作品を中心に展示されていて、
後期に展示替えされたタイミングで訪れました。

会場に入ってすぐに出迎えてくれたのが、
石岡さんの口癖だったという『SURVIVE』です。

会場には、『SURVIVE』にはじまり、
石岡さんがテーマに掲げていたという
「Timeless, Original, Revolutionary」など
石岡さんの力強い「ことば」がならびます。

石岡さんの情熱に胸が熱くなり、
どの「ことば」も、ひとつずつを
噛みしめるように読み浸ってしまいました。

また、「ことば」のほかにも、
この展示に出品されている映像が
壁面のモニターに映し出されています。

会場のキーカラーとされた「赤」が
ほんとうにぴったりだなあ‥‥。と感じました。
この色は、石岡さんのためだけにあるんじゃないか、
と思ってしまうくらい、イメージと合うのです。

まさに、会場全体で石岡さんの世界観を
浴びるような贅沢な空間でした。

そして、地下1階に進んでいくと、
映画や演劇のポスターなど
グラフィックアート作品が展示されていました。

東京都現代美術館の石岡瑛子展と同じ作品もありますが、
現美で気になっていた作品のラフスケッチが見られたり、
違う距離感、空間でみると、また新しい発見がありました。

すべて、石岡さんが日本で手がけた作品で、
資生堂の入社試験のときに提出されたという作品などもあり、
石岡さんのグラフィックデザインの原点を知れる貴重な展示でした。

会期は3月19日まで。入場無料です!
石岡瑛子さんの圧倒的な熱量を会場で感じてください。

基本情報

SURVIVE - EIKO ISHIOKA 石岡瑛子 グラフィックデザインはサバイブできるか

会期:
前期 2020年12月4日~2021年1月23日(広告・キャンペーン)
後期 2月3日~3月19日(グラフィック・アート)
会場:ギンザ・グラフィック・ギャラリー(ggg)
開館時間:11:00~19:00
休館日:日、祝
料金:無料

公式サイトはこちら