ほぼ日カルチャん

DOUBLE FANTASY – John & Yoko

ミュージアム

0110-3

展覧会で、こんなに「ことば」を読んだこともなかったな。

イトイ

0110-3

『DOUBLE FANTASY John&Yoko』という展覧会。
もともとは、ジョン・レノンの故郷である
リバプールで開かれて
人気を博したものだったという。
それが、生きていたら80歳の誕生日になる10月9日から、
東京の六本木で開かれたというわけだ。

ぼくは、この会場にたっぷり1時間いた。
ジョンとヨーコというふたりの人物の足跡が、
主に「ことば」と写真と、モノで表現されている。
そこまでのことは、会場に行かなくてもわかる。
そういうものだろうという、それなりの期待はあった。
そして、実際に会場を回ってみたら、
「これは来てよかったなぁ」と思わされてしまうだけの
期待を上回るクリエイティブが感じられたのだった。

思えば、一部のビートルズファンからすれば、
ヨーコという人は、ビートルズを壊した元凶であった。
東洋からやって来た怪しい芸術家であったかもしれない。
その人とおらがジョンの「ダブルなファンタジー」を、
わざわざ「ジョンの故郷」で見せたというのだから、
よく考えれば、よっぽどの説得力が必要だったはずだ。
その地で、すでに「勝った」催しなのだということが、
この「展覧会という作品」をよく語っていると思う。

この会場を歩いているうちに、
ぼくも、ずいぶんとオノヨーコという人のことを
好きになっているのがよくわかったもの。
そして、ジョン・レノンという人が、その人に出会って、
その人を愛したことが、とても納得できたもの。

入ってすぐの通路、右側の壁にはジョンの幼少期が、
左側の壁にはヨーコの幼いころの写真とことば。
歩いて、しばらく読み進めていくと、
彼らが初めて出会ったという「インディカギャラリー」の
「天井の絵」という作品の展示があらわれる。

それを考えて展示した作家と、
天井の絵を覗いた客。
覗いた先には「yes」の文字があり、客はそれを読んだ。
後にジョンは「noだったら認めてなかった」と言った。
実は、そこは東京であり2020年なのだけれど、
ぼくの意識は、1966年のロンドンに立つことになる。
ここから少しずつ、ヨーコに興味を持っていくのだ…。

今日も、「ほぼ日」に来てくれてありがとうございます。
展覧会で、こんなに「ことば」を読んだこともなかったな。

ー10月10日の「今日のダーリン」より

基本情報

DOUBLE FANTASY – John & Yoko

会期:2020年10月9日(金) ~ 1月11日(月・祝)
会場:ソニーミュージック六本木ミュージアム

休館日:12月31日・1月1日

開場時間:
日~木曜日:10時~18時
金・土曜日:10時~20時
祝日:11月3日(火)、23日(月)10時~18時
1月11日(月)10時~20時
※最終入場は閉館30分前まで

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