ほぼ日カルチャん

我々の見たこともない幻想の幻とはこの素晴らしさである

ミュージアム

0095

草間彌生さんのエネルギー

いわもと

0095

はじめて「草間彌生美術館」に
行ってきました。

1F Museum Exterior 1F 外観 Photo by Shintaro Ono (Nippon Design Center, Inc.)

「草間彌生」と聞くと
鮮やかな色使いの作品が思い浮かびますが、
美術館の外観は、丸いかたちの真っ白なビル!
中には、どんな作品が待っているのでしょうか。

どきどきしながらエレベーターに乗ると、
あの水玉モチーフがあらわれました!
わくわくする気持ちを加速させながら
上の階へあがります。

時期ごとにテーマを変えて
展示が行われる「草間彌生美術館」。
今回の展示のテーマは
「草間彌生が見る多様なヴィジョン」です。
過去10年間に制作された、
近作・新作が22点ほど展示されていて、
立体、絵画、映像、インスタレーション‥‥
さまざまな作品をみることができます。
わたしがいちばん驚いたのが
3階にある作品です。

目の前に、鏡で出来た大きな箱が現れます。
なにがあるんだろうと想像しながら扉を開くと‥‥

!!
どこまでも広がる
キラキラとした世界が、
視界いっぱいに現れました。

まるで宇宙にいるような、
でも、どこか懐かしいような、
不思議な感覚を味わうことができます。
(こちらは、世界初公開作品のようです。)
1階から5階まで、
階によって展示されている作品がさまざまなので、
「次の階ではどんな作品が見られるんだろう!」
という気持ちになりながら、
展示作品をみていくのがたのしいです。

最後は吹き抜けの屋上へ。
おおきな花の作品がありました。

美術館のまわりには高い建物がないので、
作品とともに、
窓から街を奥の方まで
見渡すことができました。

Exterior view of the YAYOI KUSAMA MUSEUM 草間彌生美術館外観 Photo by Kawasumi-Kobayashi Kenji Photograph Office

夜もこんなにきれいなんですね。

美術の教科書で何度もみた
日本を代表する作家さんなので、
作品に記してある「yayoi Kusama2018」というサインを見て
「本当に同じ時代を生きている方なんだな」と
不思議な感覚になりました。

見どころが書かれたパンフレットには、
「草間彌生の創作意欲は現在も全く衰えを知らず、
今日もほとんどの時間を創作に費やしています。」とあります。

きっと、今日も作品をつくっているんだろうなぁ。

会期は来年2021年の3月まで。
ぜひ草間彌生さんのエネルギーを
会場で感じてください。

基本情報

我々の見たこともない幻想の幻とはこの素晴らしさである

会場:草間彌生美術館
会期:2020年7月30日(木)〜2021年3月29日(月)
開館日:木・金・土・日・月曜日および国民の祝日
開館時間:11:00〜17:30
日時指定の予約・定員制(各回90分)
毎月1日10:00(日本時間)に美術館Webサイトにて
翌々月分のチケット販売開始

※チケットは美術館Webでのみ販売しています
※最新の開館スケジュールは美術館Webにてご確認ください

公式サイトはこちら