ほぼ日カルチャん

目【mé】非常にはっきりとわからない

ミュージアム

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「なんだこれは?!」が空の雲のようにあった。

イトイ

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千葉市美術館に行った。
「目 非常に はっきりと わからない」という展示だ。
きっかけは、渋谷パルコの「ほぼ日カルチャん」で、
おすすめの催し物として紹介していたことだった。
「カルチャん」は、東京の「文化の案内所」で、
「いまどこに行ったらたのしい?」という問いへの
答えと会話を用意している場所であります。
東京の、というけれど、千葉だよ、千葉市美術館は。
千葉の東京ディズニーランドという例もあるけれど、
浦安と千葉じゃずいぶんちがうよ、遠いよ、千葉市は。
とか、文句言いつつも、「にもかかわらず」紹介したい、
というチームの意気に感じて、行きましたよ。

で、おもしろかった!(笑)。
考えたことを、こんなふうに実行して、こう見せると、
そこに集まった人が興味を持ったり迷ったりする。
内容については言えないんだけれど、少なくともぼくは、
ある瞬間に「あっ」と声を出しそうになった。
そして、ずっとにやにやして会場を巡回して眺めた。
かつて、岡本太郎さんが、
芸術とは「なんだこれは?!」であると定義したが、
ここには「なんだこれは?!」が空の雲のようにあった。
ユーモアと、皮肉と、問いかけがたっぷりあった。
この展示をぜひ紹介しようと考えた山下さんが、
あえて「イトイさんには、ぜひ観てほしい」
と言った理由も、すぐにわかった。
そうかそう言えば、ぼくは、かつて、これに
よく似たコンセプトで人を驚かせたことがあるのだ。
それを、山下さんが記憶していたということか。
はるばる電車を乗り継いで、行ってよかった。
この展示は、遠くから苦労して行った人のほうが、
よりたのしめるんじゃないだろうか。

往復の電車のなかでは、オーディオブックを聴いていた。
『いっきに学び直す日本史』という本の朗読。
はじめは当然、原始、古代という時代なのだけれど、
ずっと「ルールがつくられること」が歴史なのだった。
社会が生まれて歴史がつくられていく過程とは、
まずは「ルール」の変遷なのだなぁと思った。
暮れのある日、おもしろい旅ができてよかった。

今日も、「ほぼ日」に来てくれてありがとうございます。
夜には水道橋でラーメン。神田を歩く。2019年12月26日。

※2019年12月27日今日ダーリン」より。

基本情報

目【mé】非常にはっきりとわからない

会場:千葉市美術館
会期:2019年11月2日(土)〜12月28日(土)
お休み:月曜日
10:00〜18:00 (金・土曜日は20:00まで)

公式サイトはこちら