KAGUCHI
カナだから、の手紙

臨時第2回

竹中直人の会「水の戯れ」観劇にいった。
芝居のことは別にあらためて、ということで、
楽屋でみんなに会ったので写真を撮った。
カメラがなかったので、誰かのレンズ付きフィルムを、
ゆずってもらって、単なる記念写真を撮った。
岩松/樋口/竹中
いかにも普通の人のような顔をして、
ちっとも普通でないに決まってる作家・演出家の
岩松了さん。風邪薬で満腹していた樋口可南子さん。
こんな時にも、顔がひと仕事している竹中直人さん。
あ、長谷部さんも入って!

岩松/樋口/竹中/長谷部
右の大きい顔の人が、なんと長谷部浩さん。
(遠近法を無視しています)

では、やっと過剰緊張状態からヌケだしはじめた
カグチヒナコさんにインタビューしてみました。
場所はちょいと コジャレたイタリアンレストラン(笑)。

ああいう、底の底の意味を探りあうようなセリフって、
嫌いだったんじゃないの?

「そう思ってたんだけど、イヤじゃないのよ。
なんでかわからないんだけど、おもしろいんだなぁ。
このネギのスープはあったまるわ〜」

稽古の続いている時より、はじまってからのほうが、
ラクになったようですね?

「はじまっちゃえばね。稽古はきつかったー。
トマト味がたべたかったんだなぁ・・・これこれっ!
でもヤじゃないのは、演出が上手なんだと思う。
すっごく細かく切って、細かく細かくやるんだけど、
芝居が(演出の)岩松さんがいちばんうまいのよ。
おーいしいトマト。おいしいものが食べたかったんだ。
竹中さんと、岩松さんとは、おなじ人ってくらい
もう、ぴったりだしね。
他のメンバーもみんないいのよ。いい人だし。いいのっ!
だけど、公演がはじまってからも稽古やってるからね」

あら、そうだったの?

「チェックするところを、すこしずつ、
稽古してから幕開ける感じで。やってるのよ、毎日。
トマト・・・」

からだがあったまってスタートできるから
いいじゃないですか。そのほうが。

「そう。でも、竹中さんはえらいよ、ほんとに。
あの稽古やって、その他に公演の
宣伝でテレビとか、雑誌とか、もう、
すっごいいっぱいやってるもの。
で・き・ないわー、あれは。えらいよ。
今日、繰上(和美さん。カメラマンの)が、
重よしのおにぎり持ってきてくれた。」

カグチさんは、できない、と。
それにしても、毎日満員だろ?
そんなに宣伝したりサービスしたりしなくても、
大丈夫なんだろうけれど・・・。

「でも、やるのよ。気を使う人だしねー。
真理ちゃんのケーキ、おいしかった?」

あ、ラズベリーのね、おいしかった。
そういえば、「ほぼ日」でも撮影したしねぇ。

「そう。やっぱり、ちがうよ、他の人とは」

『シャル ウイ ダンス』で踊ってたの、
思い出すなぁ。
また観たくなるよね。

「(思い出し笑い)ラテン!観たくなる!」

というわけで、非常に読みづらかったと思いますが、
本日の臨時インタビューを終わります。
また、ぼくが眠くなくて、しかも、
カグチさんの機嫌のいいときに、お会いしましょう。

(臨時第2回・完)

1998-12-09-WED

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