SAITO
もってけドロボー!
斉藤由多加の「頭のなか」。

マック回帰への日々 その7
古典ゲームとマックと20周年ステッカー


「いよいよ今月の24日でマックは20周年だから、
 盛り上げで、オリジナルのロゴシールを作って、
 知人とか同業者に配ろうと思ってるんです」
 
と知人に話していたら、とつぜん大きな声で

「本当ですか!?」

というので、

「なにが!?」

と聞き直すと

「この24日がマックの20周年だという話が、です」

という。

「本当ですよ」

と答えると、

「マック版のソフトをつくったらそのロゴシール、
 バッケージに貼っていいですか?!」

とのこと。

「・・そりゃ、大歓迎、ありがたいですよ」

そう答えると

「マック版、つくります!
 なにせ2004年は『ぷよぷよ』の年だから」
 
といいだした。
ぷよぷよ、というのは、いわゆる落ちゲーと呼ばれる、
テトリスのような分野の古典的な存在である。
(むろんテトリスのほうが先駆であるが)

 
ぷよぷよMac版、
製作正式スタート!?

このゲームの権利はいまセガがもっているのだそうだ。
かくいうこの人はセガの執行役員で、
ベストセラータイトル「ソニック」という
ゲームをつくった人である。

名を中裕司さんという。
「もともと家庭用ゲーム機で考えていたのだけど、
 それだけじゃつまんないと思っていたところなので、
 ちょうどよかった」
 
という。2と4で「ぷよ」というわけである。
彼が反応したポイントはマックではなく
この語呂合わせにあった。
さらにしばらく考えて
「おもしろい! マックに出すなら、
 ポケットPCとかPalmまで全部制覇してしまおうかな」
 
などと言い出したので

「・・・なんかそういう言い方って
 あんまり嬉しくないなぁ」
 
といったら、

「そんなことないですよ。弊社の歴史で、
 マックのソフトを出したことはないから、
 この決断は実に意義深いのです」

などと息巻いている。

「やるんだったらなるだけ早い順番でね」

というと、

「いつになるかは保証できないけど、
 かならず24日に出します」
 
と言う。
その日から4日経った今日、携帯にメールが入った。

「今日、営業のOKとりました!
 マック版、正式にやります」
 
という。



前置きが長くなりましたが、
マック生誕20周年の
ハッピーバースデー・ロゴシールを作ることにしました。
マック系ショップの皆さん、
会社の入り口に貼りたいというデベロッパーさん、
車やノートなど貼りたいというユーザーさん、
広げていただきたく、
差し上げたいとおもっていますので、
軒先などに貼ってください。
くわしくは次回お知らせします。

齋藤さんへの激励や感想などは、
メールの表題に「齋藤由多加さんへ」と書いて、
postman@1101.comに送ろう。

2004-01-21-WED

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