SAITO
もってけドロボー!
斉藤由多加の「頭のなか」。

ダニのいる部屋 PART2

読者の方々から予想外の反響をいただいた
「ダニの正体」について、続報をお届けします。

寄せられた意見の中には
「タタミ」
の誤植ではないか、
といった意見もありました。
12月17日、私はこの看板のある新宿に出向き、
不動産屋の番号をメモして、実際に電話をしてみました。



「あの、新宿から徒歩8分の、
 『ダニ』と大きく書かれた賃貸物件について
 おうかがいしたいんですけど・・」
「はい、なんでしょう?」
「あの、このダニ、と大きく書かれているのは、
 『部屋にダニがいる』という意味なんでしょうか?」
「はいそうですよ。」
「なんでダニって、大きくかかれているんですか?」
「ダニがうようよいるからですよ。」
「・・駆除していない、ってことでしょうかね?」
「駆除したって、またすぐわいてくるんです。
 あの、この物件おわってますよ」
「おわってる、というと?
 入る価値がない、ということですか?」
「いぇ、もうおわってるんです」
「どういう意味の『おわってる』ですか?
 もう入居した、ということですか?」
「はい、そうです。」
「・・・・」



どことなく釈然としない会話でした。
ダニ、大きく書かれた文字の正体は、
まさしくダニそのもの、ということは判明したのですが、
それをそのまま広告コピーとして出す
この不動産屋さんとの会話に、
そしてそこに平然と入居者が入っているという事実に、
大きな謎がのこったのであります。


シーマンに関する情報は こちら(www.seaman.tv)まで。

2001-12-23-SUN

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