たびたびほぼにちは。
ほぼ日ストアの西田です。

わざわざ新潟から
ハシレトノサマくんにやってきてもらって
開催された第二回目のミーティング。
やあーーっと糸が決まって
「これだ!!」ってことになったと思ったら、
流行の糸だからなかなか手に入らないかも
しれないって・・・!?
というところまでお伝えしました。
その糸っていうのは肌触りがよくて
軽くてよくのびる、茶色いやつ。
(茶色いやつっていうのは、このときの見本が
 たまたま茶色だったということです。
 でも、ここでは他の呼び方は思いつかないから、
 みんなが「茶色いやつ」って言っていました)
その糸でつくるんだ!って私たちの気持ちが
固まったのもつかのま。
その糸がなかなか手に入らないなんて!!!

「それは、困ったなぁ・・・。
 だってほぼ日ハラマキはあの糸じゃないと
 だめだよね〜〜。」とモギ木工用ボンドG。
 
「つくるならあの糸がいいですよね〜」
と冷静にメリー木村。

さっき決まったばっかなのに
もうみんなの頭の中ではすっかりあの糸で
ハラマキが編みあがっちゃってる様子。

終わろうとしていた会議も
そのドンデン返しでしばし続くことになり
トノサマくんもなかなか新潟に帰らせてもらえません。

「ねえねえ、だいだいどのくらい待てば
 糸が手に入るっていわれてるの?」
まずは西田がきりだします。

「いやーー、まだそれもわからないんですが
 9月とか、10月とかでしょうか・・・」
とトノサマくん。

そうなんです、じつは、
わたしたちがハラマキミーティングを
開催してたのはまだ夏まっさかりのころ。

ちょっと目をはなすと
すぐに薄着になる私たちにdarlingが
「ハダシはいいけどハダカは禁止!!」って
冗談まじりに言ってたくらいあっつい頃だったんです。

「そうかー、やっぱり2ヶ月くらいは
 かかるわけだなー。
 でも大丈夫だよ、探してみればどっかに
 山ほど隠れてたりするもんだって。
 秘密の倉庫とかあるんじゃないの、きっと」
ここぞとばかりにdarlingも
むちゃくちゃなことを言ったりします。

「はあ・・・・」
トノサマくんのちいさなため息。

「そうだねー。
 でもここはトノサマくんの
 ねばりとがんばりにかかってるわけだから
 どうにかしてもらうしかないよね!」
その日にかぎって妙に威厳のあるシェフ武井の一言に
「そうだ!それしかない」
と、力強くRock西本。
つられるようにしてみんなも
トノサマくんに声援を送りはじめます。

「よろしく頼む!」
「がんばってくれ〜〜!」
「トノサマくんしかいないっ!」

「わっ、わかりました、がんばってみます!」

ということでみんなの声援を背にうけながら、
まずは糸をゲットするっていう課題を持って
トノサマくんは新潟へと戻っていきました。
ここで、第二回目のミーティングが終了。

そしてその数日後。
トノサマくんから西田へ
ちょっと興奮ぎみに電話がかかってきました。

「あの、糸がですねー、
 手に入ることになりました!! 
 とりあえず300キロはおさえましたから。」

「わお!すばらしい〜〜!!」

「でもですねー、あちこちにあたってみたりして
 色々確認してみたんですが、
 やっぱりちよっと
 時間はかかるみたいなんです。
 なるべく早く入るように話はしてるんですけど
 全部入ってくるのは10月初めになるかも
 しれないんですよね」

「そうかー。でも、
 とりあえず糸が確保できたってことで
 それまでの時間はいろんな準備もあるし
 制作期間にあてるってことで
 とにかく、準備にとりかかりましょー。」

というやりとりがあって
電話を切りました。
そこで、西田はさっそくみんなに報告です。

「どうやら糸が手に入ったみたいですよ〜〜!
 300キロ手配済みだそうです。」

「おお、いいねー、
 じゃあ、あの糸でつくれるんだ〜!」
とdarling。

「わーい、わーい。」
「のびのびのハラマキがつくれる〜」
とみんなもおおよろこび。

ところで300キロの糸って
どのくらいのハラマキができあがるの?
ってことなんですが
トノサマくんに聞いてみたところ、
「ハラマキにしてだいたい2000着くらいですね」
とのこと。

やった〜〜〜!!
ほぼ日ハラマキ2000着がつくれるぞー!!
というわけでほぼ日ハラマキ2000着が
あの、のびのび、ふわふわの糸で
できあがることが決定となりました!!
パチパチパチ。
ついでに、「茶色い糸」って言い方は誤解を招くから、
(「ほぼ日」では勝手に、あの糸のことを
 『ノビフワール』と呼ぶことにしました。
 のびがよくてふわふわしているからです)

さあ、そうとなったら準備ですっ。
糸が手に入る10月はじめまでにどんなハラマキを
つくるかってこととか、、デザインとか、
なんでも決めとかないといけません。
そう、どんなものができあがるかは
こっからのわたしたちにかかっているのでした。

2001-10-24-WED

BACK
戻る