GUERRILLA
ダイエット・ゲリラが行く!

第10回「第1段階フィニッシュ!」
-第1段階・トレーニング通算4回目-

クランチで出会ったRさん(女性)からのお誘いで、
HIP HOPクラスに出ようとしたオレら。
ストロングスの齊藤トレーナーを通じて、
大川総監督に相談した結果は?

齊藤トレーナー
「総監督の大川との打ち合わせの結果、
HIP HOPクラスへの参加は4回目のトレーニングでの、
体脂肪測定の結果次第、ということになりました。
以下は大川のコメントです」

「総監督の立場から言えば、有酸素運動でもある
HIP HOPのクラスに参加するというのは良い事です。
しかし、前々から糸井事務所のサイトウさんから
情報がはいっており、アブラミ・ブラザーズは
なにかこの企画に不純な動機(今回のように
異性との出会いとか……)があるのではないか?
というわけで、結論としては4回目のトレーニングで
1回目との比較で進歩が見られた場合
(体脂肪が少し減った、挙げる重量が増えた、
バイクのレベルが上がったなど)のみOKとします。
進歩が見られない場合は残念ながらNGです。
そんなに簡単にOKがでるほど甘くはありませんよ……」
by STRONG-S TATSUYA OKAWA

セイヒロー
「ガーン、不純な動機だなんて! 濡れ衣ですよぉ」
アッキィ
「サイトウさんのおしゃべりっっっ!!!!!」
セイヒロー
「それじゃ認めちゃってますよ。
まあ、あきらかに進歩があればオッケーだっていうし」

しかし、身内に密偵がいたとはうかつだった。
まったくぅ、油断できないぜ。
というわけで、僕らは第1段階最後になる4回目の
トレーニングに向かったのです。

さっそく体重と体脂肪を測定。
トレーニングの成果をみせてやる。
(上段は2/12現在。1回目は1/27日に測定)

アッキィ  75.75kg・26%
          ↑
 (1回目 75.95kg・25.9%)

セイヒロー 87.7 kg・25.8%
          ↑
 (1回目 86.3 kg・25.5%)

アッキィ、体重は200グラムマイナス。
でも体脂肪率はほとんど同じというか、増えてる。
「すんごく自分ではがんばってるつもりで、
ビールやめて(※1)焼酎の水割りにしてるし、
缶コーヒーやめて(※2)ウーロン茶にしてるし、
ランチも魚系にシフトしてるのに体重も体脂肪率も
変わらないしっ。なぜ?の嵐」
 ※1 醸造酒(ビール、ワイン、日本酒)より
    蒸留酒(焼酎、ジン)のほうが、
    太らないって噂を聞いたので。
 ※2 ウーロン茶は脂肪を分解するって
    『あるある大事典』でマチャアキが言ってたので。

セイヒローは最悪だ。
コイツは体重も体脂肪も増やしやがった。
「いやっ、これには、ワケがあるんスよ。
今日の昼間、フランス料理の撮影があって、
で、撮影終わってから、せっかくだからってその料理
モリモリ食べちゃったんです。うまかったなぁ。
ってそうじゃなくて、だから数字は
一時的なものだと思うわけで……」

もちろん、HIP HOPクラスへの参加はナシ!
せっかく誘ってくれたRさん、もうしわけない。
ふがいないオレらを許してほしい。

「まあ、数字はさておき、おふたりとも最初にくらべると、
汗の量がふえてますよ! 脂肪が燃えやすい身体に
すこしずつなっていってるんじゃないですか!」
と、齊藤トレーナー。タイムリーな励まし。
オレらをやる気にさせてくれる。

アッキィさんの玉の汗

見よ、この汗、この反射(ちょっとピンぼけ)。
35分間のバイク漕ぎでたっぷり汗をかいたら、
お水休憩と、ストレッチをはさんで、筋力トレーニングだ。


『チェストプレス』
胸の筋肉(大胸筋など)を鍛える運動です。
押すときに、ウエイトがかかります。
背筋をのばして、胸をはって、
「胸を鍛えてるんだぞ」と意識してやることが大切らしい。
呼吸は、押しながら吐いて、戻しながら吸う。
やってる途中で呼吸が逆になっちゃうと、つらいです。

チェストプレス1 チェストプレス2

勢いつけちゃダメです。
押し切ったところでちょっとキープして、
ゆっくり戻す。戻しきらないで、次をやるのが
“効果あり”、つまり、すんごくキツイ。
押したときに、胸の筋肉が両側から
中心に向う感じがすればオッケーです。
ちょっと前に流行った“よせてあげる”の
“よせて”になるんですかね。

アッキィさんの大胸筋 大胸筋

齊藤トレーナーが示している部分が“大胸筋”です。
イラストつきだ。
おもえば最初は23.5kgでやってました。
今じゃこんなもんよ。
33.5kg×12回 38.5kg×12回 38.5kg×12回
どうよ。


『ラットプルダウン』
背中の筋肉(広背筋など)を鍛えるトレーニング。
これも、背筋をのばして、胸をはってやります。
引き下げるときにウエイトがかかります。
呼吸は、引き下げながら吐いて、戻しながら吸う。

ラットプルダウン1 ラットプルダウン2

これも引ききったところでいちどキープして、
ゆっくり戻すことが大事です。
ただ単にマシンに座ってやるだけじゃダメで、
理にかなったリズムとフォームで効果を発揮。

アッキィさんの広背筋 広背筋

齊藤トレーナーが触ってるところが広背筋です。
アッキィさんの感じるトコロらしい。
最初は23kgのウエイトでやったこの運動も、
4回目には28.5kgでこなすまでになった。
28.5kg×12回を3セット。

オレらがこんなに筋トレしてるのは、
ムキムキになるのが直接の目的じゃないんです。
“筋肉が脂肪を燃焼させる”ので
筋肉を増やして、脂肪の燃焼効率を高めるのが目的です。
脂肪がガソリンだとしたら、筋肉がエンジンなのだ。
エンジンでっかくして、ぼんぼん燃やしたいぜ。

セイヒロー
「筋肉が脂肪を燃やすってことはわかったんですけど、
部分的にいうと、胸とか背中の筋肉を鍛えると、
日常生活で役に立つことってあるんですか?」

齊藤トレーナー
「胸の筋肉を鍛えると、押す力が強くなります。
あと胸板が厚くなりますよ」

アッキィ
「じゃあ、女の人を
ラブホテルに押し込むのにいいですね」

齊藤トレーナー
「・・・背中の筋肉は、引く力を強くします。
あと、大きな背中になれます」

セイヒロー
「いわゆるギャクサン(逆三角形)ですね」

アッキィ
「じゃあ、女の人を
ラブホテルに引きずり込むのにいいですね」

「・・・・・・」
やっぱりオレらにHIP HOPは早すぎた。
まだまだこれからだ。
こうして第1段階はフィニッシュした。
この企画がなかったとしたら、アブラミ・ブラザーズは
どうなっていただろう。きっかけはホントに大事。

次のトレーニングは、17日(水)の午後8時。
いよいよ“第2段階”に突入します。
大川総監督からどんなメニューが指示されるのだろうか。
(つづく)

1999-02-16-TUE

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