GUERRILLA
ダイエット・ゲリラが行く!

第3回

「なにをやるかは、これから考えるからね。
 ほんの少しだけど、思い当たることもあるんですよ〜。
 犀は投げられた! 豚も投げられた!
 やるときゃやる人間ですよ、おれら!」
そんなセリフで前回はおわってましたね。
で、口だけじゃないぜ! ってとこを見せたい
アブラミ・ブラザーズとして、次の動きは
“ほんの少し思い当たること”に接触を試みました。

思えば去年、1998年の11月10日、
darlingさんの50歳の誕生日のことでした。
ほぼ日編集部のあるネズアナビルで
誕生日会をやったところ、たくさんのお客さんが
お祝いにかけつけてくれたんですね。

そのなかに、格闘技団体リングスの成瀬昌由選手と
成瀬選手のトレーナーをつとめる
(株)ストロングスの大川達也さんがいたんですね。
聞くところによると大川さんは、成瀬選手のほかにも
野茂英雄投手やマック鈴木投手、F1ドライバーの
中野信治選手、プロテニスプレイヤー杉山愛選手等の
パーソナル・トレーナーを歴任した専門家なんです。
お、そりゃスゲーじゃない、という方。
下をクリックした日にゃ、
さらに詳しい大川さんデータ”が読めますぜ。
・・・・・ね、すごいでしょ。

さて、話をつづけますと、
すでに自他共に認めるデブだった僕(金澤セイヒロー)は、
大川さんに聞いてみたんです。
「みんなにデブって言われるんですけど、
痩せるにはどうしたらいいんですかね?」と。
我ながらマヌケな質問でしたが、大川さん曰く
「食うのを減らして、トレーニングするしかないです」
と、ズバリなご教示。たしかにそうじゃ。
「痩せるっていう考え方じゃなくて、トレーニングで
体質を変えるんですよ。筋肉つける、体脂肪へらす」
と大川さんはおっしゃいました。

なるほど、体脂肪へらして、筋肉ふやせば、
体重は今のままでもいいわけだよ、極端にいえば。
ただ単に痩せたいからって、飯へらして
青い顔したヒョロヒョロ君になっても意味がない。
痩せることが目的じゃダメなんだ、と教えられました。
トレーニングしてナイスで素敵なカラダを手に入れる。
結果的に、筋肉ふえて、体脂肪へって、体重へってたら、
それ以上すばらしいことはないっスね。

という話を、去年の11月10日にしたんですよ。
ところが、晩秋で日ごとに気温が下がっていくように、
そのときの“熱”をすっかり忘れてしまったのでしょう、
アブラミ・ブラザーズは、冬越しを前にして秋の荒食いの
時期をすごし、クリスマス、年末年始の飲み食い三昧。
正月明けの肥大ぶりは、
さすがのオレらも危機を感じました。
で、「素敵なカラダをとりもどす」ことを
今年の目標にして、連載1〜2回の対談をしたわけです。

さあ、大川さんに、あらためてご相談だ。
1月半ば、僕はストロングスに大川さんを訪ねました。
「あのー、去年ちょっと相談させていただいた、
素敵なカラダをとりもどしたい件でご相談が・・・」
話はシンプルだった。要するにトレーニングをするか、
しないかをアブラミ・ブラザーズが決心すればよかった。

 

大川さんに相談するため、
ストロングスを訪れた。
左から玉井摂人さん 、
大川達也さん、金澤聡さん

デブ化した原因は、すごくはっきりしてます。
運動しないで、必要以上の飯を食いまくった。
それがすべてなんですね。
大川さん曰く、その逆をやるだけだと。
「余計な飯を食わないで、運動するだけだよ」
まったくそのとおり。
アッキィさんとオイラの気持ちは決まっていました。
“がんばります!”です。
トレーニングします。指導してください。お願いします。

 

大川さんから
誓いのTシャツをいただく。
もう、あともどりは
できないのだ!

そういうわけで、アブラミ・ブラザーズは、
スポーツジムでトレーニングをはじめることになった。
「ちょっとがんばれば、そうとう絞れるよ。ウチは
“CRUNCH(クランチ)フィットネスクラブ表参道”の
パーソナルトレーニング部門の受託運営をしてるから、
そこに通ってトレーニングすればスグでしょ」
します。します。
“クランチ”は表参道交差点を原宿に向かって、
マクドナルド横の路地を入ったところにあります。
アッキィさんもオイラも仕事の合間に通いやすい場所です。
続けるためには、こういうことも大事なんですよね。

あと、心強いのは、
大川さんをはじめ、ストロングスのスタッフが
“クランチ”でインストラクターをしていること。
リングスの成瀬選手もクランチを利用してるとか。
そうはいっても、とにかく勝手がわからないし、
偏差値40からの大学受験じゃないけど、
ゼロからのスタートだから、ドキドキですぜ。

大川総監督の指揮のもと、本格的にトレーニングを
することになった。怖い感じもあるけど、
オレたちゃ今やるしかないのよ。やるぜ!

次回は、クランチに行って、身体測定の巻だ。
「まずは、己を知ることから始めないとね」
(つづく)

1999-01-28-THU

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