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4月8日 「焦燥」


〜中村俊輔の世界戦略〜

「点差も開いたけど、
 点差以上の差を感じたことは、これまでなかった」

日本サッカーAマッチ史上
最も点差をつけられて敗れたフランス戦。
歴史的大敗の中で、天才レフティー中村俊輔は、
衝撃を受けていた。
そして、その衝撃の大きさ故に、
思わず口をついて出た言葉「海外でプレーしたい」。
それは、たちどころに新聞紙上をにぎわせた
"俊輔 海外移籍へ"。
一刻も早く海外移籍を目指すのか?
それとも日本に残るのか?
ユース、五輪、A代表と、
中村俊輔はこれまで飛躍の舞台を求め、
想像を絶する努力を重ねてきた。
そして2000年、ついにJリーグ
MVPを獲得。日本サッカー界の頂点に輝いた。
2年後に迫っていたワールドカップで
誰もが描いたレフティーの勇姿。

しかし、世界最強のフランスを前に
俊輔はただ呆然と立ち尽くした。
それは、自分の歩むべき道を
模索する強い衝動が芽生えていた。
そんな男が、カメラの前で初めて語った真実とは。

お楽しみにっ。

2001-04-08-SUN
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