ガンジーさん。
いつ途切れるかわかりませんが
今後ともよろしく。

425.結婚。

どうも、なぁ。
結婚についてガンジーさんが書いてくるときには、
どうにも、前口上が書きにくいんだよなぁ。

結婚式の挨拶で、前科をばらしてウケをねらうより
素直にほめてやれよ、なんてのはご意見一致です。

あとは、神に誓うより友だちや親戚に誓ったほうが
離婚しにくい、なんて意見については、
ぼくには賛成できなかったりするんだよなぁ。
いや、反対っていうんじゃないんだ。
余計なお世話だと思うんだ、正直言って。
神に誓うって、形式だけでやっている人は別として、
否定できることじゃないと、ぼくは思う。

どうも、ねぇ、全体に、
ぼくとしては書きにくい。
ごめん。
七転八倒。
こうやって、連載は続くのであった。

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「結婚」

なんだい?おしゃれしちゃってさ。
あれっ、お前こそ何処へ行くんだい?
今日はおれとキョウコの結婚式じゃねぇか、
案内状いったろ?
セント早う教会で午後1時からだぜ。
えぇっ!キョウカイ?
毎度つまらぬごあいさつで恐縮でございます。

今回だけ黄門ガンジーの格さん役をつとめてくれる、
うーちゃんこと尾関クンは、富山からの帰り
名古屋で友達の結婚式に出席するんだそうです。
ごあいさつするのかな。
友達の結婚式で友達のあいさつってのは
だいたい前科をばらしちゃうようだね。
無難なやつをだけど。
このたぐいは面白いこともあるけど
おおかたはつまらない。
うけようと狙ってるからだろう。
そんなの古いって。マジメにほめてやれよ。
だからこんなのはどう?
「彼はわたしがお祝いに10万円つつむといったのに、
いいゃ1万でいいよ」という正直者です。
初夜から夫婦ゲンカってのも面白いぜ。

結婚式は本人どうしはもちろんだが親もよろこぶ。
しっかりした親戚付き合いがあれば
伯父、叔母までもがわがことのように喜んでくれる。
それぞれの両親、そして親戚の人たちは
そのムカシの幼い頃の事を思い出し
とてもうれしいもんなんだ。
お金のかからない地味婚式でいい、
形式にとらわれずになるべくおおぜいの人にきて頂いて
にぎやかに挙式したいもんだね。
あたらしいスタートをきる時には
聖書に誓うより多くの立会人の前で
宣言したほうがいいとおもう。

聖書に誓ってる欧米人は日本人より離婚率がたかいからね。
それよりは親戚や友達の前で、
I will!とたからかにとなえたほうが
あとあとたすかるよ。
夫婦ゲンカってヤツは
80%の家庭にあることだとガンジーは思うなぁ。
ケンカの仲裁に教会へでかけても
連れだっていくわけないから
一方的な懺悔でおわっちゃうんじゃないだろうか。
そんな時、いい友達いい親戚がものをいうんだ。

お前たち、あんなにのろけてたくせに何だそのざまはっ!
って伯父さんにどやされる。
そんなに飽きっぽいのか、
そんなによその女が良く見えるのか!
うちへ帰ってビデオを見なおして反省せぃっ。
なぁーんて言ってくれる親戚は
もうどこにもいないのかなぁ。
ご馳走ばかりたべててお茶漬けの味をほしがっても
またもとへ戻るのにね。

親がこどもを愛するのは当然だが
子が親をおもい、きょうだいを大切にし
親族のことまでふかく考えるのは
民族や国を愛するココロにつながる・・と思う。
えらそうだけどさ。
隣りの垣根どころか親戚までもが
遠い存在になってしまったようで悲しい。
排他的になってはいけないが
まず夫婦あっての人間の生活だと思う。
排他は歯痛をよぶぜ。
履いたパンツは後ろ前、窓がないのでおおあわて...
あ、それっ!

かしこみかしこみうーちゃんに告ぐ、早よぅ結婚せぇ!
ガンジーの生きてるうちにな。
そして三列めに坐らせろ、参列、なんちゃって。

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うーちゃんが早く結婚しろなんて、言われてらぁ。
まずは、相手、だよなぁ。

ふ〜。
今日みたいな内容は、ほんとにキツイわ。


(つづく)



※『出前ガンジー』あるいは『ガンジー水戸黄門』の
企画について。
ガンジーさんの行脚先を募集しています。
詳しくは9月24日付けの『ガンジーさん』
ごらんくださいませ。

2001-10-28-SUN

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